Captain of the Ship

『Captain of the Ship』
長渕剛 の スタジオ・アルバム
リリース	1993年11月1日
録音	1993年 A&M STUDIO D・B・C/HOLLYWOOD・CA CONWAY STUDIO,RECORD PLANTS TOKYUFUN STUDIO A/TOKYO（4曲目のみ）
ジャンル	ポピュラー フォークソング
時間	71分39秒
レーベル	東芝EMI／エキスプレス
プロデュース	瀬尾一三 長渕剛
チャート最高順位
1位（オリコンチャート）
長渕剛 アルバム 年表
JAPAN （1991年） Captain of the Ship （1993年） いつかの少年 （1994年）
『Captain of the Ship』収録のシングル
「RUN」 リリース: 1993年9月22日

Captain of the Ship︵キャプテン・オブ・ザ・シップ︶は、日本のミュージシャンである長渕剛の14枚目のオリジナルアルバム、およびアルバムの9曲目に収録されている楽曲である。

1993年11月1日に東芝EMI／エキスプレスよりリリースされた。

解説

長渕剛通算14枚目となるオリジナルアルバム。前作同様、瀬尾一三との共同プロデュース。全10曲の内、4曲目を除いてはロスアンジェルスでのレコーディングで瀬尾一三との共編曲、4曲目のみ日本で録音したデモ音源を収録しており、笛吹利明と長渕の共編曲となっている。

4曲目を除き、前作に続いて全海外レコーディング作品である。前作に比べると、幾分繊細で内省的な曲が多くなっている。自ら出演したテレビドラマ﹃RUN﹄︵1993年、TBS系列︶の主題歌である﹁RUN﹂が収録されている。

リリース履歴

No.	日付	レーベル	規格	規格品番	最高順位	備考
1	1993年11月1日	東芝EMI／エキスプレス	CD・CT	TOCT-8230 (CD)・TOTT-8230 (CT)	1位
2	2006年2月8日	東芝EMI／エキスプレス	CD	TOCT-25957	-	24ビット・デジタルリマスター

収録曲

A面

全作詞・作曲: 長渕剛、全編曲: 瀬尾一三、長渕剛（注記を除く）。
#	タイトル	作詞	作曲・編曲	時間
1.	「人間になりてえ」	長渕剛	長渕剛	6:38
2.	「泣くな、泣くな、そんな事で」	長渕剛	長渕剛	6:10
3.	「ガンジス」	長渕剛	長渕剛	9:56
4.	「純情地獄の青春は」(編曲：笛吹利明、長渕剛)	長渕剛	長渕剛	5:45
5.	「明日の風に身をまかせ」	長渕剛	長渕剛	4:42

B面

#	タイトル	作詞	作曲・編曲	時間
6.	「RUN」			5:39
7.	「12色のクレパス」			5:58
8.	「結晶」			7:17
9.	「Captain of the Ship」			13:09
10.	「心配しないで」			6:23
合計時間:		71:39

曲解説

A面

(一)人間になりてえ

(二)泣くな、泣くな、そんな事で

(三)ガンジス
このアルバムが出た前年に長渕自身がインドに行った際に見た光景を歌った曲。この時期母親の衰弱などもあり、生と死について関心があった長渕が、ガンジス川のほとりでの人が死んで灰になりガンジス川に流される様を見て感じた想いをつぶやくように歌っている。その時の実際のガンジスの映像はビデオ﹁白の情景﹂に一部収められている。

(四)純情地獄の青春は
アルバム収録曲で、これのみ東京でのレコーディング。JAPAN93ツアー中に録音したデモテープをアルバム用にマスタリングした。LAでも録音したが、しっくり来なかった。

(五)明日の風に身をまかせ

B面

(二)RUN
26枚目のシングル曲。テレビドラマ﹃RUN﹄の主題歌として使用された。この曲の一節が故・相田みつをの作品からの盗作であると話題になったが、長渕側が謝罪し事態は沈静化した。

(三)12色のクレパス
両親に向けての愛情を歌った曲。2012年1月に執り行われた、俳優の二谷英明の葬儀では、長渕が弔辞を述べた後、二谷の遺影に向かってギター弾き語りを披露した。

(四)結晶

(五)Captain of the Ship
13分09秒にも及ぶ大作。スタジオでセッションのような形で録音され、実際には20分近くも演奏は続いたという。また、桜島ライブでは最後の曲として演奏され、実に30分近くに渡り演奏された。ライブバージョンになると件の桜島ライブのように30分近く演奏されるため、普段のツアーにおいて演奏されることはほぼない。

(六)心配しないで

参加ミュージシャン

●Kenny Aronoff - ドラムス︵1,2,6,7,9曲目︶

●鎌田清 - ドラムス︵4曲目︶

●John Pierce - エレクトリックベース︵1,2,6,7,9曲目︶

●Leland Sklar - エレクトリックベース︵3,5曲目︶

●岡沢茂 - エレクトリックベース︵4曲目︶

●Tim Pierce - エレクトリックギター︵1,2,6,8,9曲目︶、アコースティック・ギター︵6,7曲目︶、マンドリン︵1,6,7曲目︶

●笛吹利明 - アコースティック・ギター︵4曲目︶、スライドギター︵4曲目︶

●高村周作 - アコースティック・ギター︵4曲目︶

●長渕剛 - アコースティック・ギター︵1,2,3,4,6,7,9曲目︶、ハーモニカ︵1,3,8,10曲目︶

●Joe Diblasi - マンドリン︵5曲目︶

●Roy Bittan - アコースティックピアノ︵1,9曲目︶、キーボード︵2,6,8曲目︶

●難波正司 - アコースティックピアノ︵5曲目︶、キーボード︵2,3,8,9曲目︶、B-3︵1曲目︶、サイドスティック︵5曲目︶
クレジット中にある、ローマ字表記が﹁SHOJI NAMBA﹂とあるが、これは﹁TADASHI NAMBA﹂の誤りである。

●Benmont Tench - アコースティックピアノ︵7曲目︶、C-3︵7曲目︶

●John Van Tongren - キーボード︵6曲目︶

●瀬尾一三 - キーボード︵2,3,4,8曲目︶、プログラミング・パーカッション︵3曲目︶、プログラミング・ドラムス︵8曲目︶、ストリングス・アレンジメント

●竹田元 - キーボード︵4曲目︶

●Frank Marocco - アコーディオン︵5曲目︶

●Syd Page - フィドル︵1曲目︶

●スージー片山 - 指揮者

●Maxi Anderson - コーラス

●Merry Clayton - コーラス

●Clyoene Jackson - コーラス

●Audra Nauls - コーラス

●Julia Waters - コーラス

●Maxine Waters - コーラス

●Monalisa Young - コーラス

●Morgan Ames - コーラス

●Donny Gerrand - コーラス

●Ricky Nelson - コーラス

●Josef Powell - コーラス

●Oren Waters - コーラス

●John West - コーラス

●Terry Young - コーラス

外部リンク

●公式サイトディスコグラフィー﹁Captain of the Ship﹂