アカデミー賞
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アカデミー賞 | |
---|---|
![]() | |
![]() オスカー像のレプリカ | |
受賞対象 | 優れたアメリカの映画産業 |
会場 | ドルビー・シアター |
国 | ![]() |
主催 | 映画芸術科学アカデミー |
報酬 | オスカー像 |
初回 | 1929年5月16日 |
最多受賞者 |
|
最多ノミネート | (14ノミネート) |
公式サイト | oscars |
テレビ/ラジオ放送 | |
放送局 | ![]() ![]() |
概要
[編集]沿革
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/8/8e/1stOscars_1929.jpg/240px-1stOscars_1929.jpg)
名称
[編集]「Academy Awards」は日本[3]・アメリカ合衆国[4]他[要出典]において商標登録されている。
- 日本
日本において「アカデミー賞」は商標登録が行われているが、登録したのは映画芸術科学アカデミーではない。日本アカデミー賞は映画芸術科学アカデミーから正式な承諾を得ており、「日本アカデミー賞」という表記は商標登録もされている。音楽之友社は「レコード・アカデミー大賞」という名前でレコードの賞を認定している。
選考
[編集]選考はアメリカの映画産業従事者の団体、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員の無記名投票が行われ、所定の賞を授与される。
基準
[編集]選出
[編集]投票権を持つ映画芸術科学アカデミー会員は、大部分がハリウッドの業界関係者による編成であり、新聞記者や映画評論家など公平な立場で判断できる分野の会員が少ないのが特徴。各賞の投票についても、例えば「アカデミー監督賞」であればハリウッドで働く映画監督の会員がノミネート作品選定に投票するなど、賞に応じた業務に携わる会員が担当する(もっとも、作品賞のノミネートおよび各賞ノミネート発表後の本選の投票は全会員が行うことができるので、最終的には各部門に携わる者以外の意向が結果に反映される)[17]。
情報管理
[編集]特色と現状
[編集]アカデミー賞はハリウッドの映画関係者が選考を行うことから、各賞の選出については、アメリカの国情や世相などが色濃く反映され、必ずしも芸術性や作品の完成度の高さでは選ばれない。例えばカンヌ国際映画祭などの著名な国際映画祭で大賞を受賞した作品が、アカデミー賞ではノミネートされないことがある。ゆえに、どうしても選出作品の足並みが揃ってしまう他の国際映画祭では見られない、独特の傾向と盛り上がりを見せる映画賞である[要出典]。
授賞式
[編集]式典
[編集]受賞スピーチ
[編集]賞品
[編集]エピソード
[編集]種類
[編集]賞はいくつかの部門に分かれている。「大賞」はない。
部門
[編集]- 作品賞 (Academy Award for best motion picture of the year, 1928 - )
- 初期はドラマ部門、喜劇部門など、現在のゴールデングローブ賞のように、内容によって分かれていた。当初はノミネートが10作品選出されたが、第17回(1944年)から5本選考となり、第82回(2009年)からは再び10作品選考となる。その後、第84回(2011年)には会員の投票の5パーセント以上の得票率を得た作品の中から5本から10本の間で選ばれるようルールが変更された。
- 監督賞 (Academy Award for Achievement in cinematic direction, 1928 - )
- 主演男優賞 (Academy Award for Performance by an actor in a leading role, 1928 - )
- 主演女優賞 (Academy Award for Performance by an actress in a leading role, 1928 - )
- 美術賞 (Academy Award for Best Production Design, 1928 - )
- 撮影賞 (Academy Award for Best Cinematography, 1928 - )
- 脚色賞 (Academy Award for Writing Adapted Screenplay, 1928 - )
- 音響賞 (Academy Award for Best Sound 1930 - )
- 短編アニメ賞 (Academy Award for Animated Short Film, 1931 - )
- 歌曲賞 (Academy Award for Best Original Song, 1934 - )
- 作曲賞 (Academy Award for Original Music Score, 1934 - )
- 編集賞 (Academy Award for Film Editing, 1935 - )
- 助演男優賞 (Academy Award for Best Supporting Actor, 1936 - )
- 助演女優賞 (Academy Award for Best Supporting Actress, 1936 - )
- 視覚効果賞 (Academy Award for Visual Effects, 1939 - )
- 脚本賞 (Academy Award for Writing Original Screenplay, 1940 - )
- 国際長編映画賞 (Academy Award for Best International Feature Film, 1947 - )
- 衣裳デザイン賞 (Academy Award for Costume Design, 1948 - )
- 短編映画賞 (Academy Award for Best Live Action Short Film, 1974 - )
- 長編ドキュメンタリー賞 (Academy Award for Best Documentary Feature, 1980 - )
- 短編ドキュメンタリー賞 (Academy Award for Best Documentary Short Subject, 1980 - )
- メイクアップ&ヘアスタイリング賞 (Academy Award for Best Makeup and Hairstyling, 1981 - )
- 長編アニメ賞 (Academy Award for Best Animated Feature, 2001 - )
特別賞
[編集]提案された部門
[編集]英語以外の映画の扱い
[編集]日本との関係
[編集]- この項目では、アカデミー賞において受賞を含めてノミネートされた日本映画や映画に関わった日本人などを主に記している。
- 以下の表では、アカデミー賞を受賞した作品には記号「(受賞)」を付しており、ノミネートに留まった作品は記号「(ノミ)」を付している。
年(回数) | ノミネートされた各賞 | ノミネートされた作品・人物 | 特記事項 |
---|---|---|---|
1936年 (第9回) |
美術賞(ノミ) | 『巨星ジーグフェルド』 - エディ今津(今津やすへい) | エディ今津はMGMの美術監督。 |
1951年 (第24回) |
名誉賞(受賞)[55] | 『羅生門』(黒澤明監督作) | 在ロサンゼルス日本政府在外事務所の吉田健一郎が代理で授賞式に出席した[注 13]。 |
1952年 (第25回) |
美術賞(ノミ) | 『羅生門』 - 松山崇、松本春造 | 当時映画雑誌の編集長を務めていた淀川長治が日本人として初めて授賞式に正式に招待される[56]。 |
1954年 (第27回) |
名誉賞(受賞)[55] | 『地獄門』(衣笠貞之助監督作) | |
衣装デザイン賞(受賞) | 『地獄門』 - 和田三造 | ||
1955年 (第28回) |
名誉賞(受賞)[55] | 『宮本武蔵』(稲垣浩監督作) | |
衣装デザイン賞(ノミ) | 『雨月物語』 - 甲斐荘楠音 | ||
1956年 (第29回) |
衣装賞(ノミ) | 『七人の侍』 - 江崎孝坪 | 『ビルマの竪琴』でプロデューサーの高木雅行がノミネート。外国語映画部門が創設された第29回は[45]、プロデューサーがノミネート対象だった[47]。『十戒』のアルバート野崎はパラマウント映画の美術監督[57]。 |
美術賞(ノミ) | 『七人の侍』- 松山崇 | ||
外国語映画賞(ノミ) | 『ビルマの竪琴』(市川崑監督作) - 高木雅行 | ||
美術賞(ノミ) | 『十戒』 - アルバート野崎 | ||
1957年 (第30回) |
助演女優賞(受賞) | 『サヨナラ』 - ナンシー梅木 | |
助演男優賞(ノミ) | 『戦場にかける橋』 - 早川雪洲 | ||
1961年 (第34回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『永遠の人』(木下惠介監督作)[58] | 三船敏郎主演のメキシコ映画、『価値ある男』がアカデミー外国語映画賞にノミネート[58]。 |
衣装デザイン賞(ノミ) | 『用心棒』 - 村木与四郎[58] | ||
1963年 (第36回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『古都』(中村登監督作) | |
1964年 (第37回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『砂の女』(勅使河原宏監督作) | |
1965年 (第38回) |
監督賞(ノミ) | 『砂の女』 - 勅使河原宏 | |
外国語映画賞(ノミ) | 『怪談』(小林正樹監督作) | ||
1966年 (第39回) |
助演男優賞(ノミ) | 『砲艦サンパブロ』 - マコ岩松 | |
作曲賞(ノミ) | 『天地創造』 - 黛敏郎 | ||
1967年 (第40回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『智恵子抄』(中村登監督作) | |
1970年 (第43回) |
撮影賞(ノミ) | 『トラ・トラ・トラ!』 - 佐藤昌道、姫田真左久、古谷伸 | |
編集賞(ノミ) | 『トラ・トラ・トラ!』 - 井上親弥 | ||
美術賞(ノミ) | 『トラ・トラ・トラ!』 - 村木与四郎、川島泰造 | ||
1971年 (第44回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『どですかでん』(黒澤明監督作) | |
1972年 (第45回) |
科学技術賞(受賞) | キヤノンの向井二郎、広瀬隆昌 | 向井、広瀬の両氏は、映画用マクロズームレンズの開発による。 |
1975年 (第48回) |
外国語映画賞(受賞) | 『デルス・ウザーラ』(黒澤明監督作) | 『デルス・ウザーラ』は、ソ連代表として受賞[59]。登山家の三浦雄一郎を描いた『エベレストを滑った男』が、カナダ映画として長編ドキュメンタリー賞を受賞[60]。 |
外国語映画賞(ノミ) | 『サンダカン八番娼館・望郷』(熊井啓監督作) | ||
1976年 (第49回) |
科学技術賞(受賞) | キヤノンの鈴川博 | 「映画撮影用の超高速レンズ」 |
1978年 (第51回) |
科学技術賞(受賞) | シネファイ(CINE-FI)の関口喜一 | ドライブインシアターで自動車のラジオ・アンテナにクリップでコードを繋いで音声を聴く[61]、CINE-FIオート・ラジオ・サウンド・システムを開発[62]。 |
1980年 (第53回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『影武者』(黒澤明監督作) | |
美術賞(ノミ) | 『影武者』 - 村木与四郎 | ||
1981年 (第54回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『泥の河』(小栗康平監督作) | 富士写真フイルム(現在の富士フイルムホールディングス)は、映画用高感度カラーネガフィルムの開発による。 |
科学技術賞(受賞) | 富士写真フイルム | ||
1985年 (第58回) |
衣装デザイン賞(受賞) | 『乱』 - ワダ・エミ | 『乱』は、衣装デザイン賞の受賞を含めて全4部門で候補になる。 |
監督賞(ノミ) | 『乱』 - 黒澤明 | ||
撮影賞(ノミ) | 『乱』 - 斎藤孝雄、上田正治、中井朝一 | ||
美術賞(ノミ) | 『乱』 - 村木与四郎、村木忍 | ||
1987年 (第60回) |
作曲賞(受賞) | 『ラストエンペラー』 - 坂本龍一 | 坂本は、デヴィッド・バーン、コン・スーとの共同で受賞。 |
1989年 (第62回) |
名誉賞(受賞) | 黒澤明 | |
1990年 (第63回) |
科学技術賞(受賞) | 富士写真フイルム | 富士写真フイルムは「カラーネガフィルムFシリーズ」。パナビジョンの宮城島卓夫は「映画撮影用の球面プライムレンズ、Primoシリーズ」。 |
科学技術賞(受賞) | パナビジョンの宮城島卓夫 | ||
1992年 (第65回) |
衣装デザイン賞(受賞) | 『ドラキュラ』 - 石岡瑛子 | |
1995年 (第68回) |
科学技術賞(受賞) | ソニー | 「デジタルサウンドシステム、SDDSの設計と開発」に。 |
1998年 (第71回) |
短編ドキュメンタリー賞(受賞) | 『パーソナルズ~黄昏のロマンス~』 - 伊比恵子 | 宮城島卓夫は「35mm映画用、Primoシリーズのレンズ」及び「アイピース レベラーの設計と開発」 |
科学技術賞(受賞) | 宮城島卓夫(同時受賞) | ||
科学技術賞(受賞) | |||
1999年 (第72回) |
ジョン・A・ボナー メダル賞(受賞) | 宮城島卓夫 | ジョン・A・ボナー メダル賞は科学技術賞で授与される名誉賞の1つ。 |
2001年 (第74回) |
科学技術賞(受賞) | IMAGICAの塚田眞人、金子昌司、そして技術スタッフ。Nikonの藤江大二郎 | 「65/35 マルチフォーマット・オプチカルプリンター」 |
2002年 (第75回) |
長編アニメ賞(受賞) | 『千と千尋の神隠し』 - 宮崎駿 | |
短編アニメ賞(ノミ) | 『頭山』 - 山村浩二 | ||
2003年 (第76回) |
助演男優賞(ノミ) | 『ラスト サムライ』 - 渡辺謙 | |
外国語映画賞(ノミ) | 『たそがれ清兵衛』(山田洋次監督作) | ||
2004年 (第77回) |
ゴードン・E・ソーヤー賞(受賞) | 宮城島卓夫 | Takuo "Tak" Miyagishima はパナビジョン社のエンジニア。科学技術賞で生涯5度目の表彰。 |
2005年 (第78回) |
長編アニメ賞(ノミ) | 『ハウルの動く城』 - 宮崎駿 | 日本人キャストが多く出演している、日本が舞台のアメリカ映画『SAYURI』が撮影賞・美術賞・衣裳デザイン賞の三冠を獲得。 |
2006年 (第79回) |
助演女優賞(ノミ) | 『バベル』 - 菊地凛子 | アメリカ映画ではあるが、日本側の視点で硫黄島の戦いを描いた『硫黄島からの手紙』が音響編集賞の受賞を含め、作品賞・監督賞・脚本賞の4部門にノミネート。また、日本語による作品が外国語映画賞ではなく、作品賞候補になったのは史上初。 |
メイクアップ賞(ノミ) | 『もしも昨日が選べたら』 - 辻一弘 | ||
2007年 (第80回) |
科学技術賞(受賞) | デジタル・ドメインの坂口亮 | 坂口は、流体シミュレーション・システムの開発により共同で受賞。辻は、メイクアップ賞を2年連続でノミネート。 |
メイクアップ賞(ノミ) | 『マッド・ファット・ワイフ』 - 辻一弘 | ||
2008年 (第81回) |
外国語映画賞(受賞) | 『おくりびと』(滝田洋二郎監督作) | 『おくりびと』の受賞は、外国語映画賞が独立した賞となってからの日本映画の受賞として初。また、左記の日本の作品のダブル受賞は54年ぶり(第27回以来)。 |
短編アニメ賞(受賞) | 『つみきのいえ』 - 加藤久仁生 | ||
2009年 (第82回) |
科学技術賞(受賞) | 富士フイルムと同社の三木正章、西村亮治、細谷陽一 | 映画専用の高性能フィルム「ETERNA-RDI」の開発。高精細なデジタルマスターの映像を、より忠実にフィルムへ出力が可能に。 |
2011年 (第84回) |
科学技術賞(受賞) | 富士フイルムと同社の大関勝久、平野浩司、白井英行 | 映画を500年間に渡り長期保存を実現する デジタルセパレーション用黒白レコーディングフィルム「ETERNA-RDS」の開発[63]。 |
2012年 (第85回) |
衣装デザイン賞(ノミ) | 『白雪姫と鏡の女王』 - 石岡瑛子 | 石岡は、21年ぶり(第64回の受賞以来)2度目の衣装デザイン賞にノミネート。ノミネート時点で石岡は既に亡くなっていた。 |
2013年 (第86回) |
長編アニメ賞(ノミ) | 『風立ちぬ』 - 宮崎駿、鈴木敏夫 | 日本人芸術家の篠原有司男夫妻を描いたアメリカのドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』が長編ドキュメンタリー賞にノミネート。 |
短編アニメ賞(ノミ) | 『九十九』 - 森田修平 | ||
2014年 (第87回) |
名誉賞(受賞) | 宮崎駿 | 科学技術賞のソニーは、業務用HD有機ELマスターモニター(放送・上映前の映像を最終チェックするモニター)の開発。 |
長編アニメ賞(ノミ) | 『かぐや姫の物語』 - 高畑勲、西村義明 | ||
短編アニメ賞(ノミ) | 『ダム・キーパー』 - 堤大介、ロバート・コンドウ(共同監督作) | ||
科学技術賞(受賞) | ソニーの筒井一郎、武昌宏、田村光康、浅野慎 | ||
2015年 (第88回) |
長編アニメ賞(ノミ) | 『思い出のマーニー』 - 米林宏昌、西村義明 | 科学技術賞の「MARI(The Foundry Mari )」は、The Foundry社が提供する3Dペイントソフトウェア。中垣、Jack Greasley、Duncan Hopkins、Carl Randの4名に授与。 |
科学技術賞(受賞) | 中垣清介「MARI」の開発 | ||
2016年 (第89回) |
長編アニメ賞(ノミ) | 『レッドタートル ある島の物語』 - マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット、鈴木敏夫 | 「レッドタートル」は日仏共同制作作品。科学技術賞は、高画質のイメージセンサーを搭載し高精細な4Kをスクリーンで実現した、ソニーの自社開発 CineAlta(シネアルタ)「F65」。並びにパナビジョンと受賞したジェネシスの共同開発。 |
科学技術賞(受賞) | ソニー。2つのデジタル映画カメラで同時受賞[64]。 | ||
科学技術賞(受賞) | |||
2017年 (第90回) |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞(受賞) | 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 - 辻一弘 | 辻は、デヴィッド・マリノフスキ、ルーシー・シビックとの共同で受賞。 |
短編アニメ賞(ノミ) | 『Negative Space』 - 桑畑かほる、マックス・ポーター(共同監督作) | ||
2018年 (第91回) |
外国語映画賞(ノミ) | 『万引き家族』 (是枝裕和監督作) | |
長編アニメ賞(ノミ) | 『未来のミライ』 - 細田守、齋藤優一郎 | ||
2019年 (第92回) |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞(受賞) | 『スキャンダル』 - カズ・ヒロ | カズ・ヒロ(辻一弘が米国籍に帰化)は2年ぶり2度目の受賞。アン・モーガン、ヴィヴィアン・ベイカーとの共同で受賞。 |
2020年 (第93回) |
科学技術賞(受賞) | 三研マイクロホンの小型ラベリアマイク COS-11シリーズ | EIZOの4名は、カラーマネージメントモニター「ColorEdge CGシリーズ」の自動キャリブレーション技術。ほかに搭載されたデジタルユニフォミティ補正回路、SDKの提供など[65][66]。 |
科学技術賞(受賞) | EIZOの上野幸一、米光潤郎、作田淳治、中島賢人 | ||
2021年 (第94回) |
国際長編映画賞(受賞) | 『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督作) | 『ドライブ・マイ・カー』の作品賞と脚色賞ノミネートは邦画初[67]。複数のノミネート(4部門)は黒澤明監督の『乱』以来[68]。 |
作品賞(ノミ) | 『ドライブ・マイ・カー』- 山本晃久 | ||
監督賞(ノミ) | 『ドライブ・マイ・カー』 - 濱口竜介 | ||
脚色賞(ノミ) | 『ドライブ・マイ・カー』 - 濱口竜介、大江崇允 | ||
2022年 (第95回) |
脚色賞(ノミ) | 『生きる LIVING』 - カズオ・イシグロ | 日本映画『生きる』(黒澤明監督、黒澤明・橋本忍・小國英雄脚本)のリメイク作品[69]。 |
2023年 (第96回) |
長編アニメ賞(受賞) | 『君たちはどう生きるか』 - 宮﨑駿、鈴木敏夫[70] | ジョン・レノンとオノ・ヨーコの曲「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」を原案とした『ウォー・イズ・オーバー!』が短編アニメ賞を受賞[71]。 科学技術賞を受賞した日亜化学工業の5名は、映画館用レーザー投影システムの光源、青色・緑色レーザーダイオードの開発と普及に[72][73]。 |
国際長編映画賞(ノミ) | 『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督作)[70] | ||
メイクアップ&ヘアスタイリング賞(ノミ) | 『マエストロ: その音楽と愛と』 - カズ・ヒロ[70] | ||
視覚効果賞(受賞) | 『ゴジラ-1.0』 - 山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司[70] | ||
科学技術賞(受賞) | 日亜化学工業の中津嘉隆、長尾陽二、平尾剛、森住知典、髙鶴一真 |
日本関連の授賞式映像
[編集]日本関連の受賞は太字
- 授賞式
- オスカー・ノミニーズ・ランチョン(Oscar Nominees Luncheon)
- ノミネートされた候補者が一堂に会する昼食会。
授賞式 | 招待者 |
---|---|
2017年 第90回 |
メイクアップ&ヘアスタイリング『ウィンストン・チャーチル』辻一弘(17:05–) |
短編アニメ『ネガティブ・スペース』桑畑かほる(26:08–)(34:36–) | |
2018年 第91回 |
外国語映画『万引き家族』是枝裕和(7:33–) |
長編アニメ『未来のミライ』細田守(24:01–) | |
2019年 第92回 |
メイクアップ&ヘアスタイリング『スキャンダル』カズ・ヒロ(辻一弘)(14:52–)(15:25–) |
2023年 第96回 |
メイクアップ&ヘアスタイリング『マエストロ』カズ・ヒロ(6:42–) |
視覚効果『ゴジラ-1.0』野島達司、渋谷紀世子、高橋正紀、山崎貴(22:06–)[85] | |
国際長編映画『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(日本代表作品)(24:53–) |
- オスカー・ウィーク(Oscar Week)
- ノミネートされた候補者を迎えてディスカッションが行われるイベント。
授賞式 | ディスカッション映像 |
---|---|
2013年 第86回 |
長編アニメ『風立ちぬ』鈴木敏夫(1:21:28–)【画像】 |
短編アニメ『九十九』森田修平(7:00–)(23:19–)【画像1】【画像2】 | |
長編ドキュメンタリー『キューティー&ボクサー』ザカリー・ヘインザーリング、Lydia Dean Pilcher(4:40 - 、作品紹介 / 篠原有司男、篠原乃り子 夫妻のドキュメンタリー) | |
2014年 第87回 |
長編アニメ『かぐや姫の物語』高畑勲、西村義明(1:22:05–)【画像】 |
短編アニメ『ダム・キーパー』堤大介、ロバート・コンドウ(17:18–)【画像】 | |
2015年 第88回 |
長編アニメ『思い出のマーニー』米林宏昌、西村義明(1:08:05–)【画像】 |
2016年 第89回 |
長編アニメ『レッドタートル』鈴木敏夫(1:26:38–)【画像】 |
2017年 第90回 |
短編アニメ『ネガティブ・スペース』桑畑かほる、マックス・ポーター(4:19–)【画像1】【画像2】 |
メイクアップ&ヘアスタイリング『ウィンストン・チャーチル』辻一弘(14:25–)【画像】 | |
2018年 第91回 |
外国語映画『万引き家族』是枝裕和(29:34–)(50:41–) |
長編アニメ『未来のミライ』細田守、齋藤優一郎(52:18–)(1:51:59–) | |
2019年 第92回 |
メイクアップ&ヘアスタイリング『スキャンダル』カズ・ヒロ(辻一弘)(16:57–) |
2021年 第94回 |
国際長編映画『ドライブ・マイ・カー』濱口竜介(41:07–)(42:25–)(51:09–)(1:00:48–)(1:15:30–)(1:22:50–) |
- ノミニー・プログラム(Nominee Programs)
- アカデミー博物館で開催される、ノミネートされた候補者のパネルディスカッション。
授賞式 | ディスカッション映像 |
---|---|
2023年 第96回 |
視覚効果『ゴジラ-1.0』山崎貴、渋谷紀世子、野島達司、高橋正紀(43:33–) |
長編アニメ『君たちはどう生きるか』宮﨑駿、鈴木敏夫(ビデオメッセージ)(25:50–) | |
国際長編映画『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース(日本代表作品)(31:27–)(35:00–)(47:57–)(55:37–)(1:14:15–) | |
メイクアップ&ヘアスタイリング『マエストロ』カズ・ヒロ(48:26–) |
- ノミニーズ・ショーケース(Nominees Showcase)
授賞式 | 映像 |
---|---|
2023年 第96回 |
視覚効果『ゴジラ-1.0』山崎貴、高橋正紀、野島達司、渋谷紀世子(1:03–) |
メイクアップ&ヘアスタイリング『マエストロ』カズ・ヒロ(1:30–) |
- マーク・デイヴィス セレブレーション・オブ・アニメーション(Marc Davis Celebration of Animation)
- アカデミーが開催するアニメーションの祝典。
開催年 | 招待者 / 映像 |
---|---|
2009年 (7月28日) |
[86]宮崎駿、ジョン・ラセター - Hayao Miyazaki: Developing a Character / Creating a Villain / Depicting the Environment / Developing an Idea / Creating Original Work / Childhood Interests / The Future of Animation |
関連項目
[編集]- 映画芸術科学アカデミー
- オスカー像
- ウルフギャング・パック
- ビリー・クリスタル
- ハリウッド
- 映画の賞
- 日本アカデミー賞
- 英国アカデミー賞
- 台湾の金馬奨(金馬賞)
- ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)
- セザール賞(フランス版アカデミー賞)
- アカデミー
- ドルビー・シアター
- ザテレビジョンドラマアカデミー賞(日本のテレビドラマに関する賞)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]外部リンク
[編集]- Academy of Motion Picture Arts and Sciences - 映画芸術科学アカデミー公式サイト
- The Oscars - アカデミー賞授賞式公式サイト
- Oscar Legacy - アカデミー賞各年の概要(公式サイト)
- The Official Academy Awards Database - アカデミー賞公式データベース
- Academy Awards - インターネット・ムービー・データベース