イタリアの都市
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イタリアの行政区分において、都市︵イタリア語: Città︶の語は以下のような使われ方をしている。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/24/Citt%C3%A0_metropolitane_d%27Italia.svg/200px-Citt%C3%A0_metropolitane_d%27Italia.svg.png)
Città metropolitana が置かれている地域
Città metropolitana︵﹁大都市﹂や﹁大都市圏﹂と訳される︶は、県と同格の広域自治体である。
イタリア共和国憲法114条において、イタリア共和国はコムーネ、県、Città metropolitana、州からなるという規定があるが、長らく Città metropolitana という自治体は置かれていなかった[1]。2014年、﹁大都市、県、コムーネの連合および合併に関する規定﹂によって、県級の広域自治体として Città metropolitana の規定が行われた。2015年1月1日、以下の10県が Città metropolitana となった。
●ローマ県
●ミラノ県
●ナポリ県
●トリノ県
●バーリ県
●フィレンツェ県
●ボローニャ県
●ジェノヴァ県
●ヴェネツィア県
●レッジョ・カラブリア県
その後、2015年9月4日にシチリア自治州の3県が Città metropolitana に移行した。
●パレルモ県
●カターニア県
●メッシーナ県
2016年2月に、サルデーニャ自治州で広域自治体の再編が行われ、カリャリ周辺地域︵旧カリャリ県の一部︶が Città metropolitana となった。
コムーネの称号としての Città[編集]
イタリアの基礎自治体はコムーネと規定されている。規模の大小による名称の区別︵日本の市・町・村のような︶はない。 ただし、人口・歴史・文化などの重要性を有するコムーネに対し国家元首によって Città の称号が付与される。ローマやヴェネツィアなどのように古代・中世から経緯で Città と称している都市もあるが、おおむね19世紀から王による都市号の付与が制度化された。イタリア共和国においては大統領令で付与される。広域自治体としての Città metropolitana[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/24/Citt%C3%A0_metropolitane_d%27Italia.svg/200px-Citt%C3%A0_metropolitane_d%27Italia.svg.png)
脚注[編集]
- ^ 工藤裕子・森下昌浩・小黒一正「イタリアにおける国と地方の役割分担」p.86
関連項目[編集]
- コムーネ
- イタリアの都市の一覧 - コムーネ人口順のリスト