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カートゥーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

cartoon

2

歴史的用法

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cartone karton[1]

使

印刷媒体

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現代の出版業界におけるカートゥーンは、一般にユーモラスな傾向を備えたイラストレーション戯画)のことを指す。

前史

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15世紀末の宗教改革時に描かれたパンフレットの挿絵や、イギリスホガースギルレイらのユーモラスな風刺画、といったものをカートゥーンの祖とする見方がある[2] が、あくまでも現代的な意味でのカートゥーンの源流を過去のメディアに求めての評価の結果であり、当時これらのものをカートゥーンと呼んだわけではない。

風刺イラストとしてのカートゥーン

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ジョン・リーチ英語版による、新ウェストミンスター宮殿のフレスコ画下絵展示会を風刺するカートゥーン(1843年

[2]

1843調 Mr Punch's pencillings 姿

 political cartoon editorial cartoon1940



3

ギャグ・カートゥーン

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20

[3]


コミックスとカートゥーン

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コミック・ストリップは、一般には「カートゥーン」ではなく、「コミックス(Comics)」あるいは「ファニーズ(Funnies)」と呼ばれる。それにも関わらず、コミック・ストリップの作者は、アメリカン・コミックグラフィック・ノベルの作者も含め、上記の風刺漫画家と同様に、「カートゥニスト(Cartoonist、カートゥーン作家)」と総称される。

アニメーション

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ToonTOON KILLS MAN

使西18

1997 1/2

カートゥーン・アニメの歴史

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19301960510

1950退

カートゥーンアニメの主要なジャンル

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ファニー・アニマルズ

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初期のカートゥーンアニメの多くは人間のような姿をして言葉を喋る動物たちの活躍を描くファニー・アニマルズ(動物アニメ)を題材としていた。このジャンルは1900年代初期から1940年代までのカートゥーンの主流であり、ディズニー・アニメや初期のフライシャー・スタジオの屋台骨を支えていた。

ザニー・ユーモア

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ワーナー・ブラザースバッグス・バニーダフィー・ダック作品、メトロ・ゴールドウィン・メイヤーテックス・エイヴリーの諸作品により、この有名なカートゥーンアニメの形式が導入された。通常これらのジャンルでは、登場キャラクターが大岩でぺちゃんこに潰されたり、崖っぷちから足を踏み外したまま、数秒間空中に浮かんでいるアクションなどが登場する。『ルーニー・テューンズ』や『トムとジェリー』などはこれらのアクションの好例である。ディズニーやフライシャーは真の意味でのこのジャンルを手掛けることはなかった。

洗練されたカートゥーン

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カートゥーンメディアの成熟により、そのユーモラスな性質を保ったまま、より洗練された作品が導入された。クラシック音楽はしばしば戯画化の素材とされた。特筆すべき例が、チャック・ジョーンズによる『オペラ座の狩人(原題:What's Opera, Doc?)』である。

リミテッド・アニメーション

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1950UPAUPAI

主要なカートゥーン・アニメ制作者と制作会社

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脚注

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  1. ^ カルトン』 - コトバンク
  2. ^ a b 茨木正治『メディアのなかのマンガ 新聞一コママンガの世界』(臨川書店、2007年)pp.15-93「II章 新聞カートゥーンの歴史」
  3. ^ 星新一(編)『進化した猿たち 3』(新潮文庫、1982年)p.132

関連項目

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