シュレーゲル
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(シュレーゲル兄弟から転送)
シュレーゲル︵ドイツ語: Schlegel, Schlägel, バイエルン・オーストリア語: Schlegl︶は、ドイツ語圏に見られる姓である。棒︵Schlägel︶、打ち叩く道具︵ドイツ語: schlagen︶、鎚矛、殻竿、重いハンマーを意味し、武器・道具職人、そのような道具を使用する職業を指した。多く1800年前後に活躍したシュレーゲル兄弟(1.4.)を指すことが多い。
(一)アウグスト・ヴィルヘルム・シュレーゲル (August Wilhelm von Schlegel, 1767-1845) は、ドイツの文学者・哲学者・文献学者。インド思想を研究し、ヨーロッパの東洋思想の移入に功績。4.フリードリヒの兄。
(二)ドロテーア・シュレーゲル (Dorothea Friederike Schlegel, 1763-1839) は、4.フリードリヒの妻で、女流作家。
(三)フレデリック・シュレーゲル (Johan Frederik Schlegel, 1817–1896) は、デンマーク領西インド諸島の総督。哲学者キルケゴールが恋を寄せていたレギーネ・オルセンの結婚相手として知られる人物。
(四)フリードリヒ・シュレーゲル(Friedrich von Schlegel, 1772-1829)は、ドイツの文学者・評論家・哲学者。ドイツロマン主義の台頭に影響を与えた。1.アウグストの弟。
(五)カロリーネ・シュレーゲル (Karoline Schelling, 1763-1809) は、1.アウグストの妻。ドイツロマン主義文学を象徴する夫人。後に哲学者シェリングと再婚 → カロリーネ・シェリング
(六)ヘルマン・シュレーゲル (Hermann Schlegel, 1804-1884) は、ドイツ出身の動物学者。シーボルトが日本で収集した動物を研究した。日本国内に広く分布するカエルの1種シュレーゲルアオガエルは彼に因む。
(七)ヨハン・エリアス・シュレーゲル (Johann Elias Schlegel, 1719–1749) は、ドイツの劇作家。1.アウグストと4.フリードリヒの伯父にあたる。