セントラル警備保障
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![]() 本社のある新宿NSビル(東京都新宿区) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | CSP、セン警 |
本社所在地 |
![]() 〒163-0831 東京都新宿区西新宿二丁目4番1号 新宿NSビル |
設立 |
1972年(昭和47年)4月19日 (セントラルシステム警備株式会社)(創業:1966年(昭和41年)3月10日) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9011101011216 |
事業内容 | 警備サービス |
代表者 | 市川東太郎(代表取締役執行役員社長) |
資本金 | 29億2,400万円 |
発行済株式総数 | 1,481万6,692株 |
売上高 |
連結:623億97百万円 単独:511億93百万 (2019年2月期) |
営業利益 |
連結:34億09百万円 単独:26億18百万円 (2019年2月期) |
純利益 |
連結:22億22百万円 単独:18億68百万円 (2019年2月期) |
純資産 |
連結:224億58百万円 単独:198億00百万円 (2019年2月末日現在) |
総資産 |
連結:510億18百万円 単独:409億42万円 (2019年2月末日現在) |
従業員数 |
連結:6,514人 単独:3,886人 (2021年2月末日現在) |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 |
東日本旅客鉄道(株) 25.4% 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 3.9% セントラル警備保障社員持株会 3.8% (2019年2月末日現在) |
主要子会社 |
関西シーエスピー(株) 100% 新安全警備保障(株) 71.5% 特別警備保障(株) 100% |
関係する人物 |
森田健三 白川保友 鎌田伸一郎 澤本尚志 |
外部リンク | https://www.we-are-csp.co.jp/ |
セントラル警備保障株式会社︵セントラルけいびほしょう、英: CENTRAL SECURITY PATROLS CO., LTD.︶は、日本の警備、セキュリティーサービス会社。施設警備からホームセキュリティまで幅広くてがけている。本社は東京都新宿区西新宿二丁目4番1号︵新宿NSビル︶。業界3位の大手である。略称は﹁CSP﹂。
概要[編集]
1966年︵昭和41年︶に設立、直後ビートルズ来日公演の際に警備を引き受けた。警備サービス業では業界第3位。﹁週刊ダイヤモンド﹂では天下りの多い企業ランキングで第4位にランクインしている。三井業際研究所にかつて所属していたなど過去の経緯から三井グループと親密な企業とされている。三井物産、住友商事、日本貨物鉄道︵JRF︵JRフレート︶・パトロールズという警備部門の研修を請け負う︶、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶、日立ビルシステム、ケンウッドなどと提携関係にある。各社本社屋の施設警備も担当している。1972年︵昭和47年︶の警備業法施行までは警察官の旧型制服に酷似した制服を使用︵色が警察の紺に対して茶色︶。その後は緑色を基調とした制服だったが2021年にリニューアルしシンプルかつスマートなデザインとなっている。 主な警備先としては東京駅 、バスタ新宿などの東日本旅客鉄道関連施設をはじめ日本テレビタワー、TBS放送センターの放送局や日本経済新聞社、経団連会館ビルなどのオフィスビルがある。事業に関する概要[編集]
施設警備[編集]
施設警備においては親密な関係の三井グループの三井物産や住友商事や提携関係の日立ビルシステム、ケンウッドの本社や日本コカ・コーラ株式会社の本社などオフィス系の警備に強い。また、放送局のTBS放送センター、日テレタワーの警備も行っている。鉄道警備[編集]
JR東日本とは提携関係でありJR東日本の持分法適用関連会社である。本社ビル、東京駅、上野駅、新宿駅などの駅を加え関連施設の新宿ミライナタワーの警備も行っている。また、JR東海の全日警と同じく新幹線内での警乗警備も行っている。駅での業務は、常駐警備の他に介助が必要な利用者への案内や対応、一部駅のお忘れ物承り所の業務等もJR東日本から受託している場合がある。一部の駅や駅のテナント、駅ビル︵アトレ他︶等の警備、前述の新幹線警乗警備は子会社のSCSPや他の警備会社へ業務委託を行っている場合がある。機械警備[編集]
ホームセキュリティにおいてはファミリーガードアイを販売している。JR東日本と東京メトロとの共同事業の駅の改札での通過時の行動確認することでの子供見守りサービスまもレールも販売している。ロボット開発[編集]
自律走行型警備ロボットの開発をし2022年の販売を予定している。AIによる解析でエレベーターに乗ることもでき長時間の走行も可能である。異常が発生した場合は警備員が持つスマート端末に通知が行くようになっている。2021年6月に日本コカ・コーラ株式会社本社において運用を開始している。その他[編集]
1966年に来日したビートルズの警備を担当した過去がある。これが最初の大仕事であった。制服[編集]
今までは緑色の冬制服に夏服は黄緑色であったが2021年の創業55周年を記念してリニューアルした。沿革[編集]
●1966年︵昭和41年︶3月10日 - 創業者森田健三が東京都中央区銀座西六丁目6番地に、常駐警備を主たる事業目的とするセントラル警備保障株式会社を設立する。 ●1972年︵昭和47年︶4月19日 - 三井物産と住友商事の共同出資により設立された﹁日本セントラルシステム﹂との合弁により、機械警備を主たる事業目的とするセントラル機械警備株式会社︵略称、CSK︶を設立する。 ●1979年︵昭和54年︶3月 - セントラル警備保障株式会社はセントラル機械警備株式会社を吸収合併し、存続会社であるセントラル機械警備株式会社はセントラル警備保障株式会社に商号を変更する。 ●1986年︵昭和61年︶8月 - 社団法人日本証券業協会︵東京地区協会︶に株式を店頭登録する。 ●1988年︵昭和63年︶12月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場する。 ●1992年︵平成4年︶11月 - セントラル警備保障株式会社を中心に全国の提携警備会社で構成するセントラルセキュリティリーグ︵CSL︶を発足する。 ●1997年︵平成9年︶12月18日 - 東日本旅客鉄道︵JR東日本︶と﹁業務提携基本契約﹂を締結する。 ●2004年︵平成16年︶2月 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場する。 ●2008年︵平成20年︶ - ホームセキュリティーファミリーガードアイを販売開始 ●2021年︵令和3年︶3月 - 創業55周年を迎える。制服のデザインをリニューアルする。 ●2024年︵令和6年︶7月1日 - 阪急阪神ハイセキュリティサービスから常駐警備事業を取得。不祥事[編集]
●2019年︵平成31年︶4月11日 - 男性警備員が沖縄県与那原町内で酒気を帯びた状態で軽自動車を運転した現行犯で逮捕された[1]。 ●2020年︵令和2年︶2月21日 - 顧客情報を含むデータを保管したUSBメモリの紛失が判明した。記録情報は顧客76件の企業名称、施設名称、住所、電話番号で、うち個人情報保護法にかかる個人情報は1件である[2]。 ●2021年︵令和3年︶ ●5月13日 - 新型コロナウイルス対策で個人事業者らに支給される国の持続化給付金をだまし取ったとして、警備員4人が詐欺容疑で沖縄県那覇警察署に刑事告発された[3]。 ●5月11日 - 常駐警備先である京三製作所の建物内からパソコンを盗んだとして男性警備員が逮捕された[4]。 ●7月14日 - 常駐警備先である京三製作所の本社工場および倉庫の2棟に放火し、約1050平方メートルを焼いたとして男性警備員が逮捕された[4]。 ●12月 - 海上警備をしている辺野古の新基地建設エリアの漁港を県に無許可で使用し、プレハブの事務所2棟の建造や船の陸揚げをしていた[5]。主な関連会社[編集]
●エスシーエスピー ●CSPビルアンドサービス ●関西シーエスピー ●新安全警備保障 ●特別警備保障 ●東亜警備保障 ●セントラルエージェンシー ●ジェイアールエフ・パトロールズ ●ワールド警備保障 ●トーノーセキュリティ ●CSPほっとサービス ●CSPパーキングサポート ●シーティディネットワークス主な警備先[編集]
●JR東日本の各駅、新宿ミライナタワー ●日本経済新聞社本社 ●八重洲サピアタワー ●晴海トリトンスクエア ●梅田スカイビル ●日本コカ・コーラ株式会社本社 ●経団連会館 ●TBS放送センター ●日テレタワー などセントラルセキュリティリーグ[編集]
セントラルセキュリティリーグ︵Central Security League、CSL︶は、セントラル警備保障と全国各地の警備会社が提携し形成するネットワーク[要曖昧さ回避]。支店・営業所がない地域での業務をカバーしている。
●セントラル警備 - 北海道函館市
●津軽警備保障 - 青森県弘前市
●北上ビルメン - 岩手県北上市
●ユーアイ警備保障 - 秋田県秋田市
●セロン東北 - 山形県山形市
●新安全警備保障 - 茨城県水戸市
●東亜警備保障 - 栃木県宇都宮市
●群馬警備保障 - 群馬県前橋市
●富士総業 - 新潟県新潟市
●日本連合警備︵山梨︶ - 山梨県甲府市
●日本連合警備︵長野︶ - 長野県松本市
●ホクタテ - 富山県富山市
●東洋警備保障︵石川︶ - 石川県金沢市
●アイビックス - 福井県福井市
●トーノーセキュリティ - 岐阜県多治見市
●イセット - 三重県津市
●和歌山警備保障 - 和歌山県和歌山市
●山陽セフティ - 岡山県岡山市
●北陽警備保障 - 島根県松江市
●CGSコーポレーション - 山口県岩国市
●東洋警備保障︵徳島︶ - 徳島県徳島市
●四国警備保障 - 香川県高松市
●セキュリティエヒメ - 愛媛県松山市
●エフティオー - 高知県高知市
●第一警備保障 - 福岡県北九州市
●ふよう長崎 - 長崎県長崎市
●日本連合警備︵大分︶ - 大分県大分市
●企業警備保障 - 宮崎県宮崎市
●全国警備保障 - 鹿児島県鹿児島市
●全島警備保障 - 沖縄県宜野湾市
CM出演者[編集]
●岡田准一 - 2019年︵令和元年︶6月からイメージキャラクターとして起用[6]。 過去 ●星野仙一 - 2006年︵平成18年︶からキャラクターとして起用。2018年1月の没後も所属事務所や遺族の了承の下、CMに追悼テロップを加えた上で継続放映された[7]。番組スポンサー[編集]
現在 ●ぶらり途中下車の旅︵日本テレビ︶ ●THE TIME,︵TBS︶︵火・木曜、5時台スポンサー︶ ●Nスタ︵TBS︶︵火曜日、17時台前半スポンサー︶ ●BSフジLIVE プライムニュース︵BSフジ︶ 過去 ●所さんの目がテン!︵日本テレビ︶︵2011年4月 - 9月︶ ●NNNストレイトニュース︵日本テレビ︶︵日曜日、2007年10月 - 2011年3月︶ ●時事放談︵TBS︶ ●熱闘!ゴルフ向上委員会︵テレビ東京︶脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ “新基地の警備員逮捕/酒気帯び容疑 不祥事相次ぐ”. 沖縄タイムス. (2019年5月13日)
(二)^ ﹃お客さまの情報が入ったUSBメモリの紛失について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶セントラル警備保障株式会社、2021年5月15日。
(三)^ “コロナ給付金﹁辺野古の海上警備員が不正受給﹂ 基地反対の市民団体代表が刑事告発”. 琉球新報. (2019年5月13日)
(四)^ ab﹃弊社元従業員による不祥事について︵お詫び︶﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶セントラル警備保障株式会社、2021年7月21日。2023年11月29日閲覧。
(五)^ “辺野古警備の会社、漁港を無許可で使用 県﹁違法状態﹂4年間 敷地にプレハブも”. 沖縄タイムス. (2021年12月10日)
(六)^ 新イメージキャラクター決定のお知らせ 2019年6月7日 (PDF)
(七)^ 当社イメージキャラクター星野仙一さんのご訃報に関して (PDF)
外部リンク[編集]
- CSP セントラル警備保障株式会社(ただの「CSP」でないのは、他社に先に取られたため)
- CSL セントラルセキュリティリーグ