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トリパノソーマ症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トリパノソーマ症
概要
診療科 感染症内科学, 獣医学
分類および外部参照情報
ICD-10 B56-B57
ICD-9-CM 086.5-086
MeSH D014352

[ウィキデータで編集]

ヒトの頸部に生じた潰瘍

trypanosomiasis

[1]

特徴

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クルーズトリパノソーマTrypanosoma cruzi)感染を原因とするシャーガス病ブルーストリパノソーマの1亜種であるTrypanosoma brucei gambiense感染を原因とするガンビアトリパノソーマ症(慢性睡眠病)、Trypanosoma brucei rhodesiense感染を原因とするローデシアトリパノソーマ症(急性睡眠病)が代表的な疾患である。いずれも吸血昆虫により媒介される。家畜に認められるトリパノソーマ症のうち,媾疫トリパノソーマTrypanosoma equiperdum)による媾疫媒介者なしで感染する唯一のトリパノソーマ症である。

ウマのトリパノソーマ症
原因 感染経路 症状
媾疫 Trypanosoma equiperdum 交尾感染 生殖器の炎症、貧血
スルラ病 Trypanosoma evansi 吸血昆虫媒介 熱性浮腫、貧血
ナガナ病 Trypanosoma brucei ツェツェバエ媒介 腹部・陰囊の浮腫、貧血

脚注

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  1. ^ 家畜の伝染病疾病の名称変更について”. 農林水産省消費安全局. 2021年12月26日閲覧。

参考文献

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   2007 ISBN 978-4-254-46027-8

;  32004ISBN 4-8300-3198-0 

 1991ISBN 4-88500-610-4 

関連項目

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