プリンス・マイラー
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マイラー︵MILER︶は、プリンス自動車工業が製造・販売していたボンネットトラックである。
1966年のプリンス自動車工業と日産自動車の合併後も引続き製造・販売されたが、後に日産自動車の同クラストラック﹁ジュニア﹂と統合された。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1b/Prince_Light_Miler_001.JPG/220px-Prince_Light_Miler_001.JPG)
ライトマイラー ARTHS-2改2︵1962年︶
●1957年9月 - 富士精密工業︵後のプリンス自動車工業︶より、﹁プリンストラック︵AFTF型 1952年3月発売︶﹂の後継車種としてAOTH-1型マイラー発売。
●1958年4月 - 法規改正により荷台を延長し、ニューマイラー︵ARTH-1型︶として発売。搭載するエンジンはGA30型。積載量は1.75トン。
●1959年4月- 軽量1.25トン積のライトマイラーARTHS-1型を発売。
●1959年10月- マイナーチェンジ、ARTH-2型、ARTHS-2型。70馬力
●1960年5月- マイナーチェンジ、ARTH-2改1型、ARTHS-2改1型。ハイポイドギアに変更︵7.167:1︶
●1960年8月- マイナーチェンジ、ARTH-2改2型、ARTHS-2改2型。フロントグリル変更
●1961年6月- 1,862ccの GB型エンジン搭載するスーパーマイラー︵BRTH-2型︶を発売。
●1962年5月- スーパーマイラーの積載量が2.0トンへ拡大。
●1962年8月 - マイナーチェンジでT43型系となる。型式はスーパーマイラーがT431型、ライトマイラーがT430型となる。外観は、つり上がった配置が特徴的な4灯式ヘッドライトとなる。
●1963年10月- マイナーチェンジ、AT431、AT430。キャビンが130mm延長し荷台長が縮小、スーパーマイラーの積載量が1.75トンへ変更
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3a/1968_Prince_Miler.jpg/220px-1968_Prince_Miler.jpg)
1968年式
﹁日産・プリンスマイラー﹂
●1965年7月 - T440型系発表。フロントサスペンションがダブルウィッシュボーンの独立懸架となり、かつ、2.0トン以下のトラックでは、日本初となる5速マニュアルトランスミッションが設定されるなど、シャシ、動力性能では、同クラスで群を抜く存在となる。搭載されるエンジンは、直列4気筒OHV 1,862ccの G2 型と1,484ccの G1 型。積載量はスーパーマイラー T441型が2.0t、ライトマイラー T440型が1.25t。
●1967年 - マイラー T447 型 / ライトマイラー T446L 型発売。日産との合併により、車名が﹁ニッサン プリンス マイラー / ライトマイラー﹂となる。パワートレインがすべて日産製に変更され、ジュニアとの共通化が図られる。エンジンはそれぞれ直4 OHV H20型、直4 OHV 1,595ccのR型となり、トランスミッションもフルシンクロになりはしたが、他社と変わらぬ4速MTへグレードダウンされ、プリンスらしさは失われた。[1]
●1970年 - ジュニアに統合される形で販売終了。
歴史[編集]
初代 OTH型/RTH型/T43型[編集]
2代目[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/3a/1968_Prince_Miler.jpg/220px-1968_Prince_Miler.jpg)
車名の由来[編集]
競馬において1マイル︵=約1,600m︶のレースを得意とする競走馬の俗称﹁マイラー﹂から。出典[編集]
- ^ 1960年代 | 会社情報 | 日産自動車企業情報サイト 2023/02/24参照
参考文献[編集]
プリンス自動車販売編 『プリンス自動車モデル総覧』 1964年1月発行