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ペレアスとメリザンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Pelléas et Mélisande 18921893[1]

物語

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サラ・ベルナール演じるペレアス(ポストカード)

登場人物

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  • 主役
    • メリザンド(ゴローの后) Mélisande
    • ペレアス(ゴローの異父弟) Pelléas
    • 王太子ゴロー Golaud
  • 脇役
    • 老王アルケル(ゴローとペレアスの祖父) Arkël
    • ジュヌヴィエーヴ(ゴローとペレアスの母) Geneviève
    • ゴローの息子イニョルド(先妻との子) Yniold
  • 端役
    • 医師
    • 牧童
    • 侍女
    • 3人の物乞い
    • 舞台袖の水兵たち

舞台設定

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  • 時代:中世ヨーロッパ
  • 場所:アルモンド王国(ドイツを意味する仏語「アルマーニュ」+世界を意味する仏語「モンド」の合成語)

第1幕

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第2幕

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2

第3幕

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夜に城の塔の上でメリザンドが「三人の盲いた王女」[2]を歌いながら髪を梳かしていると、ペレアスがやってくる。ペレアスとメリザンドは互いに手を伸ばし触れようとするが、メリザンドの手が届かない代わりに、彼女の背丈よりも長い髪が塔を伝って落ちてくる。ペレアスはそれを掻き抱き狂喜する。しかしその場をゴローに見つかり、たしなめられる。翌日、ゴローはペレアスを深い洞窟に連れて行き、底なしの沼を見せる。外に出た後でゴローはペレアスに、メリザンドの妊娠を告げ、刺激を与えぬようあまり彼女に近づかないようにと警告する。しかしまたその晩、ゴローが先妻の子イニョルドを連れてメリザンドの寝室の中を肩車で見せると、イニョルドはペレアスが彼女と一緒にいることをゴローに告げるのだった。

第4幕

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ペレアスは明日遠くへ旅立つつもりで、その前に今晩泉で夜会いたいとメリザンドに告げる。老王アルケルがメリザンドと話していると、ゴローがやってきてメリザンドをなじり、その髪を引きずり回して呪いの言葉をかける。アルケルが制止してゴローは部屋を出て行くが、メリザンドはもうゴローを愛していないことをアルケルに話す。夕方、イニョルドが遊んでいると、羊飼いが遠くへ去るのを見かける。夜になり、泉で待つペレアスの元にメリザンドが現れる。愛の告白をするペレアス、私も好きだと答えるメリザンド。木陰の闇で抱き合う2人、その束の間ゴローが現れ剣を抜く。ペレアスは剣を持っておらず抵抗できない。斬られる寸前までキスを求める2人を無言で襲うゴロー。ペレアスは死に、メリザンドも傷を負い逃げ惑う。

第5幕

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使[3]

音楽

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 - 1900

 - 18981900
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 - 1903
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 - 1902
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 - 1905
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日本語訳

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  10 1923

  24 1928 3

  12 1959

 19781988ISBN 4003258312

PUBFUN2022ISBN 9784802082372

関連書籍

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  • 村山則子『メーテルランクとドビュッシー 『ペレアスとメリザンド』テクスト分析から見たメリザンドの多義性』作品社 2011

脚注

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(一)^  Trois sœurs aveugles"1858 - 1921

(二)^ 

(三)^