ボールねじ
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7f/GearBoxRotLinScrew.gif/250px-GearBoxRotLinScrew.gif)
ボールねじ (Ball Screw) [1][2][3]とは、ねじ軸、ナット、ボールなどから構成される機械要素部品のひとつであり、直線運動を回転運動または回転運動を直線運動に変換する。物を締結する目的のねじとは、ねじ部の利用方法が異なるものである。
概要[編集]
ねじ軸とナットの間にボールを入れて軽く転動させることができるトライボロジー︵摩擦制御技術︶を用いた部品。ボールは無限循環する必要があるため、ねじ軸、ナット、ボールのほかに循環部品が不可欠である。 循環方式には以下のものがある。 ●リターンチューブ式 ●エンドデフレクタ式 ●エンドキャップ式 ●こま式 ●リターンプレート式 ●ミドルデフレクタ式 大きさ精度により使用用途が分かれており小径サイズのものは、主に精密分野に使用され大きいものは主に工作機械、搬送機械などに使用される。 自動車のステアリングに使用するために開発され、半導体製造装置、液晶製造装置、検査装置、工作機械などに使用されており、最近では医療機器、ロボット、食品機械、射出成型機、航空宇宙機器、自動車などにもその応用分野を広げている。日本国内主要ボールねじメーカー[編集]
●日本精工 ●THK ●黒田精工 ●ツバキ・ナカシマ ●ケーエスエス ●日本トムソン ●第一測範 ●石坂工業 ●オージック︵旧 美原精工︶海外主要ボールねじメーカー[編集]
●PMI︵台湾︶ ●SKF︵ドイツ︶ ●HIWIN︵台湾︶ ●TBI Motion ●Bosch Rexroth参考文献[編集]
(一)^ 吉本成香 ﹁はじめての機械要素﹂森北出版 (2011/4/16) ISBN 978-4627668218
(機械系の書物は、成書であっても、皆が思い思いのスラングで物の呼称で呼ぶ傾向があるが、規格を直接引用し、規格に忠実に記載している点で本書を引用文献とした。︶
(二)^ CYEUS W. CEENSHAWUS155862[1]
(三)^ JIS B 1192:1997︵日本産業標準調査会、経済産業省︶