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﹃ミュージアム・マガジン・ドーム﹄︵Museum Magazine DOME ︶は、日本文教出版がかつて発行していた、美術館・博物館の教育普及活動︵ミュージアム・エデュケーション︶を主題とした雑誌。誌名の﹁ドーム﹂︵DOME︶は、 Document Of Museum Education の略。日本国内各地の美術館・博物館に取材し、ワークショップ、鑑賞体験のサポート、来館者サービスなど、特色ある教育普及活動を紹介した。また、さまざまなシンポジウムも取材、美術館・博物館の在り方を問う記事も掲載した。隔月刊で1992年4月から2006年2月まで全84号が刊行された。編集長は山本育夫。
各号の特集名[編集]
●今、起こりつつある波︵1号︶
●≪調査中≫︵2号︶
●等身大のワークショップ 動物の目の高さで、子どもの目の高さで、街の目の高さでの冒険。︵3号︶
●二つのシンポジウムを巡って︵1︶日本ドイツ美術館教育シンポジウムと行動1992﹁街から美術館ヘ・美術館から街ヘ﹂︵4号︶
●二つのシンポジウムを巡って︵2︶美術館教育普及国際シンポジウム ﹁市民と美術館﹂︵5号︶
●二つのシンポジウムを巡って︵3︶美術館教育普及国際シンポジウム ﹁市民と美術館﹂︵6号︶
●DOME創刊一周年記念インタビュー︵7号︶
●心身障害者とミュージアム︵8号︶
●子ども論︵9号︶
●文学館に行く︵10号︶
●ワークショップと造形遊び︵11号︶
●日本美術の読み方︵12号︶
●保存・修復のレッスン:美術品のお医者さん︵13号︶
●海外のミュージアムにタッチする︵14号︶
●ここでしか味わえないな、この感じ︵15号︶
●問われはじめた﹁私たちの美術や美術館﹂像︵16号︶
●いい顔は心がけしだい。いい顔してる?ミュージアム!︵17号︶
●ミュージアムにおける、言葉の役割について考える︵18号︶
●ワークショップという作法︵19号︶
●とんでもなく素敵な、美術教師たち︵20号︶
●マルチメディア時代の、ミュージアム像︵21号︶
●見世物小屋から美術館へ︵22号︶
●あの街でこの街で、広がる試み、美術館教育︵23号︶
●展覧会のバースディ︵24号︶
●博物館の底力︵25号︶
●国家が美術館を支配した日︵25号︶
●子どもとミュージアム考︵26号︶
●シンポジウムを追いかけて︵26号︶
●インターネットで深夜に授業、インターネットで展覧会︵27号︶
●アート・ドキュメンテーションの現在形︵27号︶
●日本美術、再見︵28号︶
●学校の﹁図工・美術﹂が消滅する?︵28号︶
●東北、文学紀行︵29号︶
●パソコンを使って﹁私のむらの美術館づくり﹂︵29号︶
●緊急討議、これでいいのか?﹁学芸員問題﹂︵30号︶
●﹁博物館法﹂施行規則改定の問題点を探る︵30号︶
●展覧会のオムニバス︵31号︶
●シンポジウムの楽しみ方︵32号︶
●これがヴァーチャル・ミュージアム︵33号︶
●地域博物館について考える︵34号︶
●子どもミュージアムドキュメント︵35号︶
●ここまでできる!最新ミュージアム・エデュケーション︵36号︶
●最新ミュージアム・エデュケーション、第2弾 上野の森で何が起こった?︵37号︶
●緊急アンケート報告 ﹁国立博物館・美術館、文化財研究所などの、民営化?決定!?﹂ ︵37号︶
●美術館の写真、写真の美術館︵38号︶
●博物館や美術館とは、何だったのか?そして、誰のためにあったのか?︵39号︶
●展覧会カタログを﹁見物﹂する。︵40号︶
●教育的な展覧会の可能性︵41号︶
●美術史学会東支部シンポジウム﹁国立博物館、美術館、文化財研究所などの独立行政法人化問題について﹂ドキュメント︵41号︶
●﹁なぜこれがアートなの?﹂展が仕掛けたもの︵42号︶
●﹁アートで人を育てよう!﹂公開シンポジウム・ドキュメント︵42号︶
●この国は、まだ﹁天心の夢の中﹂にいる︵43号︶ 茨城県天心記念五浦美術館開館記念シンポジウム﹁天心と近代日本美術のあゆみ﹂完全再録︵43号︶
●市民が参加してつくった展覧会︵44号︶
●ビオトープは、生きているミュージアム︵44号︶
●アートが変わる、社会が変わる︵45号︶
●海外の国立博物館・美術館の﹁民営化度﹂最新データ・チェック︵46号︶
●ひろしま美術館の﹁ゴッホのドービニーの庭﹂、静岡県立美術館の﹁東アジア/油画近代﹂展、岡山県立美術館の﹁常設展観察日記﹂をめぐる、3つのエピソード︵47号︶
●21世紀の美術館像を求めて︵48号︶
●だからがんばる、サンショウは小粒でもピリリッと館!︵49号︶
●学芸員の腕前拝見、ここまでやるぞ、ミュージアム・コレクション展︵50号︶
●ミュージアムカタログから、展覧会や時代の気配を読みとるのだ︵51号︶
●独立行政法人時代のミュージアム像を求めて:﹁情報公開﹂・﹁市民参加﹂・﹁エンタティンメント﹂・﹁センター﹂がキーワード?︵52号︶
●博物館は何ができるか︵53号︶
●一味ちがうぞ、エデュケーショナル・エキジビジョン︵54号︶
●緊急シンポジウム:独立行政法人化で何が変わるか︵55号︶
●子どもたちが、自分で博物館に出かける日︵56号︶
●﹁博物館評価﹂という怪物がやってくる!?︵57号︶
●ワタリウム美術館﹁子どもたちの100の言葉﹂の幸福︵58号︶
●﹁地物﹂はおいしい、こくもある︵59号︶
●お待たせしました、これが福岡のミュージアム・エデュケーション最前線!︵60号︶
●アートプロジェクトに、学芸員実習に、地域とふれあう大学生パワー︵61号︶
●ニューヨーク―ロンドン ミュージアム・エデュケーション進行形︵62号︶
●民博変わった?民博変わった!︵63号︶
●チルドレン!チルドレン!︵64号︶
●キュレイションが光る、ちょっと味のある展示︵65号︶
●デジタルしてる?ミュージアム︵66号︶
●昭和30年代再現展示、懐かしさのチカラ︵67号︶
●空もでっかい、ほっかいどう。︵68号︶
●﹁もう一つのミュージアム﹂と﹁もう一つのスクール﹂︵69号︶
●まちやミュージアムをツアーする楽しみ︵70号︶
●アーティストとミュージアムの、新しい関係?︵71号︶
●芦屋市立美術博物館の、存在感︵72号︶
●ミュージアムとNPOの、幸福な昼下がり︵73号︶
●初夏のミュージアム、のんびり散歩︵74号︶
●話題のシンポジウム﹁美術館・博物館はなぜ必要か?﹂ほぼ完全収録!︵75号︶
●フツーのことを、いつでもきちんと︵76号︶
●歴博変わった?歴博かわった!︵76号︶
●ドキュメント・川崎市市民ミュージアム改革の行方︵77号︶
●住民や利用者とともに育つ、やわらかな公共施設︵78号︶
●こうあるべきだのミュージアム像から、少し離れて︵79号︶
●まちはミュージアム!初夏の東京観光文学散歩︵80号︶
●ようやく産みの苦しみをともなうミュージアムが出てくる時代に︵81号︶
●東博変わった?東博変わった!目に見える変化のラッシュ。合い言葉は﹁観客のために!﹂︵82号︶
●全国のおもしろ﹁カタログ+セルフガイド+ドキュメント+広報﹂大集合︵83号︶
●山梨県立博物館かいじあむのバースデイ︵84号︶
美術館・博物館における﹁教育・普及﹂[編集]
美術館・博物館における﹁教育・普及﹂という用語を説明したものに下記がある。