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レガート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

: legato2legato

調1

擦弦楽器におけるレガート

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ヴァイオリン属の弦楽器では、通常スラーをひと弓で(弓を返さずに)演奏する。ひと弓で演奏できない長さのレガートの場合には、途中で弓を返すが、その場合にもなるべく音が途切れないように演奏する。

撥弦楽器におけるレガート

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使

管楽器におけるレガート

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トロンボーンを除く管楽器においては、通常スラーの間、タンギングを行わずに演奏する。トロンボーンにあっては、柔らかいタンギングを行う。

鍵盤楽器におけるレガート

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鍵盤楽器では、後続の鍵を押さえるのとほぼ同時に先行の鍵を離す。このとき、後続の鍵を押さえてから先行の鍵を離すことがある。

技術上後続の鍵を押さえるまで先行の鍵を押さえていることができない場合、ピアノのように長音ペダルを備えている鍵盤楽器では、ペダルで先行する音を後続する音が出るまで延長する方法が採られる。

打楽器におけるレガート

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打楽器はそもそも、音を連続させることができないため、レガートとは無縁である。 ただし、ジャズなどのポピュラー音楽において、シンバルビートを刻んでいることを、シンバルレガートと称することがある。