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この項目では、神戸新交通・神戸市交通局(地下鉄西神・山手線)の三宮駅、阪神電気鉄道・阪急電鉄の神戸三宮駅について説明しています。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅については「三ノ宮駅」をご覧ください。
- 神戸市交通局の地下鉄海岸線の駅については「三宮・花時計前駅」をご覧ください。
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概要
神戸市の都心・三宮に位置するターミナル駅である。西日本旅客鉄道︵JR西日本︶東海道本線︵JR神戸線︶の三ノ宮駅を含め各線と接続する交通の要衝となっており、各社線とも兵庫県内で最も利用客が多い。駅周辺は百貨店や商業施設、飲食店などが集積しており、県内及び市内最大の繁華街を形成している。
当初は東海道本線と山陽本線の境界である神戸駅が神戸側のターミナル駅として建設された経緯があったが、三宮駅に私鉄や地下鉄の路線が集積することで、戦前からの神戸市の中心部であった新開地︵神戸駅西側の地域︶から三宮へ神戸市の都心が移る要因のひとつともなった。﹁私鉄王国﹂と呼ばれていた地域に位置することもあり、神戸新交通を除く各路線が東西に並行するように走っている。各路線のホームや駅舎の規模を合わせると、県下最大規模の駅である姫路駅を上回る。
当地区は神戸市の都心・三宮の再整備プロジェクトの中心とされており、これまで市、鉄道各社、有権者を交えた再開発の検討が行われている。市が発表した﹁神戸三宮﹁えき≈まち空間﹂基本計画﹂では[4]、﹁三宮クロススクエア﹂として三宮駅周辺のフラワーロード、中央幹線への一般車両乗り入れを無くし歩行者専用空間に改造するとされており[5]、各駅ビル等の再開発が進められている。2013年・2014年の阪神・阪急三宮駅の駅名改称により、JR、新交通・地下鉄、阪神・阪急がそれぞれ違う駅名を称している当駅だが、同計画では各社6つの駅があたかも一つの大きな﹁えき﹂となるような空間を目指しており、各社ばらばらとなっている駅名を﹁神戸三宮駅﹂に統一したい意向を示している[6][注 1]。
利用可能な鉄道路線
山陽電気鉄道(山陽)の列車が神戸高速線を介して阪神・阪急両方の駅に発着する関係上、神戸高速線では、阪神・阪急の神戸三宮駅を区別する意味で社名を冠して「阪神神戸三宮駅」「阪急神戸三宮駅」と案内している[注 2]。
接続路線
当駅は下記の路線との乗り換えが可能となっている。
歴史
併用軌道による阪神電鉄の開業
現在、一般的に三宮と呼ばれる地に駅を設けた最初の路線は、1905年︵明治38年︶開業の阪神本線である。それに先駆けて、1874年︵明治7年︶には後の東海道本線となる官営の鉄道が阪神間に開業していたものの、同線における三ノ宮駅は現在地より西に600mほどの場所︵後に元町駅が設けられる地︶に置かれていた[7]。
阪神は当初、市街電車と同じ軌道法準拠で敷設された都市間電車︵インターアーバン︶であった。それゆえ、神戸市街においては岩屋駅以西で併用軌道を用いて路線が敷設されており、東海道本線に並行する形で雲井通八丁目︵現在の三宮ターミナルホテル付近︶に同線の終端として、この地に駅が設置された。このときは同線の神戸側終端であったため、神戸駅ないし神戸雲井通駅と呼ばれていた。後に現在のJRと同じ駅名である三ノ宮駅に変更された。
阪神は当初、集客のため神戸雲井通から先、神戸市街を循環する路線の敷設を計画していたが、神戸市街への路面電車敷設を目論む他出願者との競願となったことから協議が行われ、最終的に神戸市街の路線は神戸電気鉄道︵後に市営化︶が敷設することを決定、阪神は同社との提携で雲井通から200m南下した所︵当時は滝道と呼ばれ現在は国際会館が設けられている地︶に路線を延伸し、同地で接続を図ることとなった。その工事は1912年︵明治45年︶に完成し、同地に新たな神戸駅︵滝道駅︶が開設され、元の神戸駅︵神戸雲井通駅︶は三ノ宮駅と改称された。
阪神の地下化と阪急の乗入れ
大正時代になると、阪神に続いて阪神間の都市間輸送に参入する事業者が現れた。大阪市の梅田を起点に北方へ向かう路線、現在の阪急宝塚本線などを当時運営していた箕面有馬電気軌道︵箕有︶である。同社は阪神が滝道に延伸されたのと同じ年、神戸と西宮を結ぶ環状線敷設のための特許を収得していた灘循環電気軌道という業者に着目し、阪神との駆け引きの末これを買収、社名も箕面有馬電気軌道から阪神急行電鉄︵阪急︶と改め、阪神間新線の建設に取り掛かった。現在の阪急神戸本線である。
このとき、同社は当初から三宮の地に乗り入れることを計画していたといわれ、その方法を阪急は高架線にするものとしていたが、市では市街地の分断を憂慮して地下化を要請したことから対立し、工事に着手することが不可能となった。このため阪急では、とりあえず市電が延伸されてきていた上筒井の地に暫定ターミナルの神戸駅を設置し、当地への延長については引き続き市と協議を行うこととした。
一方、阪神では阪急という競合相手の出現を危惧し、神戸市街と御影付近に存在した併用軌道を解消して、スピードアップを行い対抗することを画策した。阪神は1929年︵昭和4年︶に御影付近の高架化を完成させ、神戸市街の併用軌道も同様の手法で解消しようと考えていたが、阪急の時と同様に神戸市が難色を示したことから、阪神側は併用軌道の解消を優先的に考えて譲歩し、地下線化に計画を変更した。こうして1933年︵昭和8年︶に岩屋駅 - 三宮駅 - 神戸駅︵滝道駅︶間の併用軌道線は廃止され、代わって岩屋から三宮までの地下線が開業した[8]。新たな地下ターミナルは頭端式ホームを採用し、阪神では神戸側の拠点駅となったことから、この新たな地下駅を神戸駅と命名した。
一方、阪神の地下線工事が進む中、1931年︵昭和6年︶には鉄道省東海道本線の高架化が完成し、三ノ宮駅が現在地に移転した[7]。この頃、市の都市計画の一環として同駅周辺に新たな街を形成する指針が示されており、今日に至る繁華街の下地が造られ始めていたのである。
そして阪神の地下線が完成する頃には、阪急も国鉄と同様に高架線で三宮に乗り入れることがようやく認められ、工事に着手しようとしていた。これに対して阪神は、1934年︵昭和9年︶に阪神間で省線電車の運転が開始されたこともあり、阪急や国鉄との競争にさらされる中で輸送シェアを保つためにはさらなる対抗措置が必要であると考え、三宮から元町・湊川方面へ延伸するための免許を収得、頭端式で開業した三宮の神戸駅を急遽中間駅構造に改造し、突貫でとりあえず元町まで延伸することにした。
阪急の三宮延伸と阪神の元町延伸は、どちらが先に開業するか神戸市民の注目を集めていたといわれており、結局は阪神が一足早く1936年︵昭和11年︶3月18日に元町延伸を果たし、阪急は2週間遅れで同年4月1日に当地への延長を果たした[9]。これに伴い、阪神では神戸側のターミナルが分散したことから神戸駅を三宮駅と改称し、一方で阪急は三宮が新たな神戸側における唯一の拠点駅となったため、阪神に代わって神戸駅を名乗ることになった。
戦後の動き
太平洋戦争により、神戸の市街地は三宮も含めて焦土と化すが、戦災復興都市計画の中で戦前の段階で既に繁華街となっていた三宮の地を、新開地に代わって行政の中心地にもする事が定められ、市役所が湊川から三宮に移転するなど、戦後の駅周辺は神戸の中心地として栄えるようになった。
1968年︵昭和43年︶、市電の代替となる高速鉄道路線の形成および神戸周辺を通る私鉄線︵阪神・阪急・山陽・神戸電鉄︶同士の連絡を図る目的で、神戸高速鉄道が開業した[10]。これに伴い、頭端式構造で三宮に設けられた阪急の神戸駅も阪神と同様に通過駅構造となり、阪神同様にターミナル機能が分散したことから、三宮駅へ改称された[9]。
1981年︵昭和56年︶には神戸新交通[11]、1985年︵昭和60年︶には神戸市営地下鉄も三宮に乗り入れ[12]、おおむね今日の様相となった。
平成期の動き
年表
神戸新交通
駅構造
島式ホーム1面2線を有する高架駅[11]。駅番号はP01。
2階部分がコンコース、3階部分がホームとなっている。駅東側に3基の分岐器が設置されている。軌道の車止めは三宮ターミナルビルに食い込むような形で設置されていたが、ビル解体に伴い車止めの位置が駅舎内に変更され、2018年5月19日から駅到着時に徐行運転が実施される[33]。
改札口は駅南側のペデストリアンデッキと直結しており、阪神神戸三宮駅東口や、ミント神戸・サンシティビル・中央区総合庁舎︵区役所︶などに接続されている。駅舎内のエスカレーターを経由することでJR三ノ宮駅の東口と直結しており、三ノ宮駅舎を経由して各社駅と乗り換えできる。2階改札外にはインフォメーションセンターと定期券売り場、駅長事務室が、駅舎下1階には神戸市総合インフォメーションセンターがある。改札外・改札内それぞれにエスカレーター・エレベーターが設置されているほか、改札内に多目的トイレ、AED、コインロッカーなどがある。
1981年の路線開通とともに開業。開業と同時に三宮ターミナルビルや駅前広場・地下駐車場などが整備されている。AGT路線であることから、開業当時からフルスクリーンタイプのホームドアが設置されており、軌道上への侵入は困難な構造となっている。ポートアイランド内に進出する企業の増加、相次ぐ大学キャンパスの開設、神戸空港の開港により朝・夕のラッシュ時は著しく混雑し[注 3]、神戸新交通全駅だけでなく日本のAGT路線全駅の中で乗客数が最も多い駅である。現在6両編成で運行されているが、8両編成化が検討されており駅の拡張が検討されている[34]。また、過去にはJR三ノ宮駅ビルの建て替え計画があることおよび、将来の新神戸駅への延伸のため[11]、ミント神戸付近に移設が検討されていた。震災前には現ミント神戸の位置の新たなビルに駅舎が取り込まれ建設される構想もあった。神戸市営地下鉄海岸線が当初AGT路線として検討されていた際には、当駅を2層構造とし4階部分に海岸線ホームが設置される構想が立てられていた[35]。
のりば
日中は主に1番線から北埠頭行きが、2番線から神戸空港行きが発車している[11]。
朝・夕の激しい混雑に備え、2009年10月から当駅の列車待ち整列を以前の2列から3列に変更している。また、2013年6月に改札口にLCD発車標の設置、同年12月にエレベーター・エレベーターの更新、2014年にはホーム東部にあった駅員室の撤去が行われた。
神戸市交通局
駅構造
単式ホーム1面1線×2層構造の地下駅である。駅番号はS03。駅イメージテーマは﹁国際性と未来志向﹂。
当駅 - 大倉山駅間は幅員の狭い生田新道の地下を通るため、地下1階に改札口、地下2階に1番線︵新神戸・谷上方面行き︶、地下3階に2番線︵西神中央方面行き︶ホームがある[12]。改札口は東改札口・西改札口と2つあり、それぞれ東出口1 - 8番、西出口1 - 3番がある[36]。東改札口は阪急への乗り換え口と直結しているほか、阪神・地下鉄海岸線︵さんちか経由︶方面への乗り換えは地下連絡通路を通り地上へ上がらず到達することが可能である[12]。また、ステラビル、北野坂壱番館ビル、Uライン三宮ビルなどと直結する[36]。東出口3、7、8と、東改札口内・西改札口内にエレベーターがある。2020年12月25日より、東改札口と西改札口を結ぶ地下連絡通路が供用開始された[37]。
駅名標には、2013年4月1日から広告として近隣の温浴施設である﹁神戸サウナ&スパ前﹂が付記されていた[38]が、2019年3月31日に契約期間が終了しており[39]、以後の更新については発表されていない。
地下鉄海岸線へは、一旦改札を出てさんちかを介して三宮・花時計前駅で乗り換えとなる。連続して乗車する場合、区間を通算して乗車券を購入して乗り継ぐことができ、その場合は当駅の改札内を出場してから90分以内に三宮・花時計前駅の改札内に入場する必要がある[40]。
1985年︵昭和60年︶6月18日、大倉山駅 - 新神戸駅間延伸時に開業。神戸市営地下鉄全駅の中で乗降客数が最も多い駅である。現在ホームは6両編成の列車のみが発着しているが、将来の8両編成化を見越したホーム長となっている。現在、阪急神戸本線との相互乗り入れが検討されており、三宮駅での接続が候補のひとつとして挙げられている︵後述︶。
2018年には、ホームからの転落を防止するための可動式ホーム柵が神戸市営地下鉄で初めて設置された[41][42]。
のりば
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東出口3
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西出口1
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東改札口
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西改札口
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1番線プラットホーム(ホームドア設置前)
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1番線プラットホーム(ホームドア設置後)
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2番線プラットホーム(ホームドア設置前)
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2番線プラットホーム(ホームドア設置後)
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設置されたホームドア(1番線)
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東西連絡通路(改札外)
阪神電気鉄道(神戸三宮駅)
駅構造
島式ホーム2面3線を有する地下駅。国道171号線(西国街道)地下1階部分にコンコースが、地下2階部分にホームがある。駅番号はHS 32。地上部分には駅ビルとして神戸阪急︵旧そごう神戸店︶と直結している。
1933年6月17日、神戸市内に残されていた併用軌道を地下線で解消する工事が完成した際に開業した[8]。現在の神戸三宮駅は2代目で、初代となる三ノ宮駅は現在のJR三ノ宮駅南側のポートライナー三宮駅、三宮ターミナルホテル︵現在は解体︶付近にあった。
開業時は4面3線の頭端式ホームを採用しており、神戸側のターミナル駅として機能した[注 4]。このとき阪神急行電鉄︵現在の阪急電鉄︶の三宮乗り入れが決まったこともあり、阪神急行への牽制の意味も込めて、山陽電気鉄道と提携する形で湊川への延長計画と直通運転計画が立てられた。とりあえず当時の神戸の中心街であった元町駅まで突貫工事で延長を行ったが、その際に南側の1線はそのままにし、北側の2線だけを西へ延伸した結果、上下複線の南側に折り返し線が一本という形態になった。この形態は2012年まで続いた。
湊川への延長は実現しなかったが、1968年に神戸高速鉄道東西線が開業して阪神の電車が乗り入れるようになると同時に、それを介する形で山陽電気鉄道との直通運転が開始された。
また後述する阪急と同様、1936年の元町駅への延長までの3年間は神戸側のターミナル駅であったことから神戸駅を名乗っており、三宮への改称後も駅の壁には1960年代前半まで﹁カウベ﹂と片仮名で表記された駅名標が残されていた。
南側の折り返し線︵2012年6月1日までの3番線︶は、1965年から1974年まで運転されていた西大阪線︵現阪神なんば線︶西九条行特急︵西大阪線特急︶が廃止されて以降はしばらく定期列車の発着がなかった[注 5]が、1983年12月のダイヤ改正で登場した快速急行が当駅始発となったため、以後は継続して使用されるようになった。1998年から2001年までは、日中に毎時6本運行されている普通のうち2本が当駅折返しであったため3番線を使用した。2001年からは平日朝夕と土曜・休日朝のみの使用となったものの、2009年3月20日の阪神なんば線延伸開業に伴うダイヤ改正により、同線経由で近鉄奈良線へ直通する快速急行が折り返し線から発車するようになった。なお、3番線の南側にあった降車ホームは有効長が5両分であったため、この降車ホームのみ梅田側の先頭車は近鉄車両も含めドアカットを行っていたが、かつての大塩駅の扱いの様な注意を促すステッカーは貼られていなかった[注 6]。
2007年から2013年にかけて大規模な改良工事が行われた︵後述︶。その一環として2012年6月2日に配線の変更が行われ、上下本線の間に梅田方面への折り返し線が挟まれた現在の形態となった[8]。
2014年4月1日には、阪急電鉄に続き、駅名が三宮駅から神戸三宮駅に改称された[14]。なお、神戸阪急︵元そごう神戸店︶本館の外壁、および2013年にかけて行われた駅改良工事にて新設された西改札口前の花の柱[44]では、改称前の﹁三宮駅﹂の表記のまま維持している。
2019年6月11日には、1番線と3番線のホームに2021年春頃までに可動式ホーム柵を設置することが発表され、2021年2月11日より稼働を開始した[30]。なお、2番線は停車する阪神と近鉄の車両の規格が異なることから可動式ホーム柵の設置が困難で、この時点では設置が見送られた[45]。後に両社の車両に対応できる昇降ロープ式ホーム柵を設置することが決まり[45]、2022年3月14日の供用開始を予定していた[46]が、機器の調整に時間が要するため延期され[47]、供用開始は3月28日からとなった[48]。
2024年6月よりQRコード乗車券のサービスが開始される予定である[49]。そのため、西改札機と東改札機共にQRコードが利用できる改札機に更新された[50]。
のりば
ホームは、北側から島式の1番線乗車ホーム、頭端式︵櫛型︶の2番線ホーム︵北側は乗車、南側は降車︶・3番線乗車ホームとなっており、西口側は1番線ホームから3番線ホームが繋がっている。ホームの有効長は、2番線が8両[注 9]で、1番線・3番線が6両[注 10]。近鉄車両は2番線にのみ入線する。
1番線は混雑緩和のため、普通が停車する位置においては特急と普通とで乗車位置を分けており、特急は﹃特急﹄の乗車位置に、普通は﹃普通﹄の乗車位置に、それぞれ停車する。そのため、ホームドアは二重引き戸の大開口型が採用されている︵3番線は特急と普通とで乗車位置は分けられていないが、同じく大開口型が採用されている︶。
頭端式である2番線は、2012年6月2日に配線が変更された後も全ての快速急行が使用しているほか、土曜・休日ダイヤの朝に設定されている当駅始発の特急1本[注 11]と普通4本が使用する。
改札口やホームの発車標は、長らく3色LEDのものが使用されてきたが、2013年3月に種別がフルカラー表示である大型のものに更新された。
2009年3月20日の阪神なんば線開業に伴うダイヤ改正より、当駅に出札窓口を設置し近鉄特急の特急券と乗車券の発売を開始した。駅長室に近鉄の特急券発券端末を設置し発券業務を行っており、特別企画乗車券﹁伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート まわりゃんせ﹂も購入が可能である。設置当初は、窓口の営業時間は9時30分から17時で、かつ無人のため購入の際にはインターホンで呼び出す必要があった[51]。近鉄特急券売り場は一時移設した駅長室に隣接していたが、現在は以前西口北側にあった元の位置に戻り、移設された定期券売り場に入っている。同じ窓口に阪神バスが運行する高速バスの乗車券売り場もある。営業時間は平日7時30分 - 20時、土休日は7時30分 - 18時となっている。
現在の配線図[注 12]
← 本線 : 大阪梅田方面 |
|
→ 本線 : 元町方面 |
凡例
出典:[52]。ただしホーム形状は阪神電鉄ニュースリリース[1]による。 |
バリアフリー
2012年3月20日に開設した東口には全てのホームにエスカレーターおよびエレベーターが設置された。旧来からの西口にも2012年夏から秋にかけてエスカレーターが上下1本ずつ、さらに2012年12月下旬にはエレベーターも1機設置された。
発光式列車案内表示器
ホーム床面に設置された発光式列車案内表示器
ホームからの転落防止と列車との接触防止を目的に、2012年秋頃から列車の接近や発車を知らせるLEDを用いた発光式列車案内表示器︵スレッドライン[53]︶を関西の私鉄では初めて採用し[54]、ホーム床面に長さ1.5mの表示器を点字ブロック︵線路側︶に沿って3m間隔で設置した。
表示パターンは次の通りである[要出典]。
●列車の接近︵ホーム入線前︶ : 進行方向にスクロール
●ホーム入線→停車 : 全表示器点滅
●停車中 : 全表示器点灯
●但し、到着後すぐに発車する列車は点滅のままの場合がある。
●出発予告→ホームを離れるまで : 全表示器点滅
●通常︵列車が存在していない状態︶ : 全消灯
近鉄特急乗り入れ
●伊勢志摩・名古屋方面発着の近鉄特急︵22600系︿22601F、22602F、22651F、22652F編成﹀︶の乗り入れ
●2010年3月、当駅を始終着または停車する特急列車を運行する構想があることが報道された[55]。同記事では阪神社長の坂井信也︵当時︶による﹁定時の直通運行はダイヤ上厳しいが、小学生の修学旅行など臨時や貸し切り電車なら考えられる﹂との談話も踏まえ、﹁早ければ2013年にも実現する可能性﹂と記していたが、予定よりも1年遅れた2014年3月22日に運行が開始された[56]。定期列車としては乗り入れは未だ実現していないが、ツアーによる団体専用列車としてであれば、不定期で土曜・日曜・祝日のいずれかにおいて運行されており[56]、当駅では朝8:30ごろ出発となるダイヤが組まれている。
大規模改良工事 (2007年 - 2013年)
従来の駅構造ではエレベーターの設置が難しくバリアフリー面で問題があったこと、また改札口が西側に1箇所しかなく防災面でも問題があったことがかねてから指摘されてきたが、全面改良するには工事費用が莫大となるとなることから長らく現状維持となっていた。
2009年より近畿日本鉄道︵近鉄︶難波線・奈良線と相互直通運転が開始されることとなり、奈良方面からの快速急行が当駅で頻繁に折り返すことにより当駅始発列車が下り本線を横切ることでダイヤ編成上の制約が生じることや、元町駅以西からの利用客が当駅で快速急行に乗り換えしにくい︵ホームの移動と階段の上り下りが必要︶という問題点が新たに発生したこともあり、上記のバリアフリー面・防災面の問題の解消も併せて、駅開業以来初めてとなる大規模改良工事が実施された。なお、約130億円にもなる工事費用については、鉄道駅総合改善事業として国などから補助金を受けやすくするため駅関連施設を神戸高速鉄道へ譲渡した上で、同社が事業主体となる上下分離方式にて事業化した。
阪神三宮駅配線図(改良前)2011年7月22日まで
← 本線 : 梅田方面 |
|
→ 本線 : 元町方面 |
凡例
出典:[57]。ただしホーム番号は三宮駅構内案内図[2]による。 |
改良工事の詳細
事業の詳細は以下のとおりである[20][58][59]。
●工事は2007年10月から2013年3月にかけての5年半を予定︵駅周辺部を含む︶。
●神戸市が建設中のミント神戸からさんちかに連絡する地下通路の開設に合わせて、東側︵大阪梅田方面︶にも改札口を新設。
●東西の各改札口につながるエレベーターの新設。
●現在の西改札口をセットバックさせて同付近のスペースを拡大。
●駅排煙設備の新設。
●降車ホームを廃止した上でホームを拡幅・延長︵近鉄車両6両編成に対応[注 13]︶し、現在の2番線を折り返し線、現在の3番線を山陽姫路方面行き線とする。
工事は順調に進み、2010年9月末頃から2011年6月頃にかけて旧トンネルを撤去し、その後は東西改札口やホームの工事に本格的に取り掛かった。2011年7月22日をもって3番線降車ホームが廃止された。翌23日には2・3番線ホームが東側へ延伸され、ホーム幅も拡張されて暫定的に3番線が東端に移動と同時に構内配線も変更した。東改札口は上記の通り2012年3月20日より使用を開始した[8][60]。
2012年6月2日にはそれまで折り返し線であった3番線を下り(明石・姫路方面)本線へ接続、下り本線だった2番線を折り返し線とし、同時に西口階段が移設された[61]。乗り場が根本的に変更されたのは1936年以来76年ぶりのことである。2013年3月20日、予定通り完了した。
改良工事年表
●2007年10月 改良工事に着手。
●2009年3月20日 阪神なんば線が延伸開業。
●2010年9月末 旧トンネルの撤去を開始。
●2011年6月 旧トンネルの撤去を完了。
●2011年7月22日3番線降車ホームを廃止。
●2011年7月23日2・3番線ホームが東側へ延伸され、ホーム幅も拡張されて暫定的に3番線が東端に移動するとともに、構内配線も変更。
●2012年3月20日 東改札口の使用を開始[21][8]。
●2012年6月2日 明石・姫路方面行きとしていた2番線を折り返し用︵難波・梅田方面︶に、折り返し用としていた3番線を明石・姫路方面行きに変更するとともに、西口改札の一部を暫定変更[8][61]。
●2012年6月10日 0番線を東へ25m移設。
●2012年6月10日 東側の換気塔部のスペースを流用し、1・2番線ホームを東へ約20m延伸する工事を開始。
●2012年8月25日 0番線ホームを撤去︵1番線は変化なし︶。
●2012年8月26日 0番線ホーム跡に線路が敷設され、1番線が一部拡張するとともに、東へ65メートル移動。
●2012年8月27日1番線が全面拡張され、西へ30メートル移動する。2番線の北側の使用を開始︵但し、北側は乗車のみ、南側は降車のみ︶。
●2012年11月25日 西口北改札口にあった駅長室が南改札口側に移設されるとともに、近鉄特急券売場を駅長室内に移設。
●2012年12月5日 西口の改札口を新駅長室付近へ集約するとともに、切符売場も新駅長室横に集約。
●2013年1月25日 西口の定期券・高速バス乗車券売場を、かつて西口北側の自動券売機があった位置に移動する。同時に近鉄特急券売場を定期券売場に移設。
●2013年3月20日 工事を完了[22]、同時に駅ナカ商業施設﹁スクラ三宮﹂が開業[23][62]。
阪急電鉄(神戸三宮駅)
駅構造
島式ホーム2面3線を有する高架駅である。中線は上下線ホームで挟まれている。駅番号はHK-16。
阪急電鉄では、神戸市における同社のターミナル駅であることを強調するため、神戸三宮駅と呼称してきたが︵肉声による放送は2004年頃までの一時期、自動放送は2006年頃までの一時期を除く︶、2013年︵平成25年︶12月21日にこれを正式な駅名とした[13]。ただし、神戸高速線からの場合は、阪神の神戸三宮駅との区別のため﹁阪急神戸三宮﹂と呼称している。
当初は神戸駅を名乗っていたが、神戸高速鉄道の開通と同時に三宮駅に改称し、2013年︵平成25年︶12月21日に神戸三宮駅に改称している[13]。詳しくは#歴史を参照。かつては当駅および高架下の商業施設を含めて神戸阪急ビル東館を構成し、阪急百貨店が入居する駅ビルだった。1936年に完成した旧ビルは、ビル側面のアーチを電車が出入りする特徴的な構造から﹁神戸の顔﹂として親しまれたが、1995年の阪神・淡路大震災で半壊[65]。早期復旧のため仮設駅として改築され、仮設の駅ビルは2016年まで営業した。新ビルは地上29階地下3階建て、延べ床面積約2万8850平方メートルで高層階にホテル、中層階にオフィスフロア、駅直通の地下2階 - 地上3階と高架下に商業施設﹁EKIZO神戸三宮﹂を備えて2021年4月26日に開業した[65]。 ※経緯については神戸阪急ビルを参照。
1980年11月までは、他の鉄道事業者の三宮駅︵三ノ宮駅︶が神戸市葺合区に位置していた中[注 14]、阪急のみが生田区に位置していたが、同年12月の合併で所在地は他の鉄道事業者と同じく中央区となった。
ホームの一部は、ドーム状の屋根で覆われており、形状は1960年代までの梅田駅に設置されていたものと類似している。ドーム状の屋根には神戸大空襲時に受けた焼夷弾痕を修理した部分がいくつか残っており、屋根を支える鉄柱の一部は焼夷弾から発せられた熱で湾曲している[66]。
トイレは東口・西口両改札内に設置されている。多機能トイレも双方に設置されているが、オストメイトに対応した設備は東口にのみ設置されている。
のりば
配線上では、高速神戸・新開地方面が1号線、上りホームと下りホームに挟まれた線路が2号線、大阪梅田方面が3号線となる。しかし、線路の数とホームの数が一致しないため、旅客案内上では1号線を﹁1番ホーム﹂、2号線の下り側ホームを﹁2番ホーム﹂、上り側ホームを﹁3番ホーム﹂、3号線を﹁4番ホーム﹂としている。なお、のりば番号が設定されている阪急の駅で﹁○号線﹂と呼ばないのは当駅以外に高速神戸駅・新開地駅・天神橋筋六丁目駅があるが、これらは別の理由による。
開業から神戸高速鉄道との直通開始までは頭端式ホーム4面3線の構造で、3号線の北側の4番ホームと1号線と2号線の間の2番ホームが降車ホーム、3号線と2号線との間の3番ホームと1号線南側の1番ホームが乗車ホームであった。神戸高速鉄道との直通を機に頭端式の構造ではなくなったが、4面3線の構造はそのままであった。梅田方から2号線に入線する場合、上り線を通らずに入線可能な構造であった。
特急の10両編成化において、ホーム延長スペースを確保する必要が出てきたため、その準備として1981年︵昭和56年︶までに現在の配置に改造された。この改造により、梅田方から2号線に入線する場合、一旦上り線を通って入線する構造となり、ダイヤ構成上のネックとなっている。
一部例外を除き、2番ホームは基本的に大阪梅田方面への折り返し列車からの降車用、もしくは同列車から新開地方面への乗換用として使用されている。
当駅で折り返す山陽からの直通列車は当駅で乗客を降車させ、一旦梅田方へ引き上げてから運用に入るのが基本だが、一部1番ホームに直接入線して折り返す列車もある。
登場する作品
●黒い海峡 - 1964年、日活製作。監督江崎実生、主演石原裕次郎[67]。
槙明夫︵石原裕次郎︶が、当駅︵西口︶から阪急電車に乗って逃げる大貫哲次︵中谷一郎︶を、同じ電車に乗り追跡するシーンで登場。なお、映画で登場するホームは現在の2面3線ではなく、改良前の4面3線時代のものである。また、槙らが乗ったのは当時としては最新型の2000系で、一瞬ながら﹁貸切﹂の行先標を掲げた先頭車も映っている。
今後の構想
阪急電鉄社長の角和夫は、2015年度をめどに現在の神戸三宮駅を地下化・改装した上で、神戸市営地下鉄西神・山手線へ乗り入れる計画を発表していた。阪急側は、﹁神戸市郊外︵西神ニュータウン︶と大阪都心部が繋がれば、利便性が高まる﹂としている。それに対し神戸市側は、約1,000億円もの事業費の一部負担を求められる[注 15]上に、新神戸駅︵山陽新幹線との接続︶・谷上駅︵神戸電鉄有馬線との接続、神戸市北区方面︶への本数を削減せざるを得ないなど、神戸市営地下鉄の経営および運営上のメリットはほとんど無いとされることから、同市は了承していない。なお、この構想が実現した場合、現在特急が乗り入れる神戸高速線新開地方面行きを廃止し、特急は梅田駅 - 西神中央駅間の運転とする見込みであった[68]。また、神戸三宮駅が地下化された場合の跡地について社長の角は、﹁駅ビル︵再建︶は神戸線と神戸市営地下鉄との相互乗り入れ構想の進展が前提。ビル単独での再建はあり得ない﹂とコメントしており、周辺地域を含めた再開発に充てる等の構想も伝わってはいるが、詳細については具体化されていなかった[69]。
2013年6月14日、この日開かれた阪急阪神ホールディングスの株主総会で角は、神戸市営地下鉄との相互乗り入れ計画と切り離した形で、神戸阪急ビル東館の再建計画を明らかにした[70]。計画では新ビルは100メートル超かつ25階建て以上の高さになり、地下1階から地上3階までは商業施設、地上4階から15階まではオフィス、それより上には阪急阪神ホテルズ系の都市型ビジネスホテルが入居[70][71]。商業施設は﹁駅に近接した利便性を生かした店舗﹂が入居の予定で、ホテルも大型のレストランや宴会場を排し宿泊に特化した形のものとなる[71]。低層階の北東角や外観にはかつての神戸阪急ビルを模した尖塔やアーチ形の装飾も施される予定となる一方、高層階は箱形の外観となる[70]。また、再建されるビルは震災前のような、ビルの中を電車が突き抜ける構造にはならない[70]。再建時期については、朝日新聞の取材では﹁神戸市と協議の上、2014年度に着工し、3年程度で完成﹂と報じている一方[70]、神戸新聞の取材では着工時期︵とビル外観デザイン︶は未定としている[71]。神戸市営地下鉄との相互乗り入れ計画に関して角は神戸新聞の取材に対し、﹁ここ数年以内に事業化するのは厳しい。ただ、新しいビルが乗り入れを邪魔しないようにしたい﹂とコメントしている[71]。この時点では、朝日、神戸両紙の報道ではビル再建後の駅の形態については報じられていなかった[70][71]。
その後、2014年5月21日に開かれた会見で角は、新ビルは神戸市との協議のうえで阪神・淡路大震災20年の2015年をめどに着工する意向であることを明らかにし、そして2016年4月25日、阪急阪神ホールディングスから神戸阪急ビル東館の建て替え計画が発表になった。それによると新ビルは地上29階・地下3階でホテル、オフィス、商業施設、駅施設等で構成され、最上階には展望フロアも整備される。ホテルは、系列の阪急阪神ホテルズが運営する﹁remm︵レム︶﹂の上位ブランドである﹁レムプラス(remm+)神戸三宮﹂が17階~28階に入居を予定している[72]。また地下1階と2階には、同じ阪急グループのエイチ・ツー・オー リテイリング傘下のエイチ・ツー・オー食品グループ が運営する食品スーパーである阪急オアシスが入居を予定している[73]。今後、2021年の竣工を目指して工事が行われる。なお、この工事の影響により、当駅東改札から神戸市営地下鉄 西神・山手線の三宮駅との連絡通路の経路変更が行われ、新たにフラワーロード前に出入口が設置された。また新設された連絡通路は今までに比べてラグジュアリーな空間となっている。2021年1月27日に、開業が2021年4月16日と正式に発表された[32]。
なお、これまで神戸三宮駅と春日野道駅との間で検討が進められていた地下化構想については、区間を神戸三宮駅と王子公園駅との間に拡大した上で地下化することによって生まれる空間を活用した事業を展開することも明らかにし[74]、神戸市営地下鉄との相互乗り入れ計画については久元喜造神戸市長が5月27日の定例会見において、阪急側からの提案を受ければ実現性に関して議論を進める意向であることを示していた[75]。しかし、事業費や減少傾向の沿線人口を勘案した結果﹁投資に見合った効果は得られない﹂と判断され、構想自体は撤回しないものの具体化に向けた検討作業は2019年度でいったん終了することとなった[76]。
利用状況
●阪神電気鉄道 - 2022年度の1日平均乗車人員は48,718人である[77]。
同社の駅では大阪梅田駅︵阪神︶に次ぐ第2位。2009年3月に阪神なんば線が開業したことにより、2010年度は前年度より4,700人程度増加し、乗車人員が5万人を上回った。
●阪急電鉄︵神戸線︶ - 2022年の通年1日平均乗降人員は89,189人である[78]。
神戸高速線との直通人員を含まない値である。同社の駅では大阪梅田駅︵阪急︶に次ぐ第2位である。
●神戸高速鉄道 - 2022年度の1日平均乗車人員は5,981人である[77]。
阪急神戸線との直通人員を含まない値である。同線の駅では高速神戸駅、新開地駅、高速長田駅に次ぐ第4位。
●神戸市交通局 - 2022年度の1日平均乗車人員は56,078人である[77][79]。
同局の駅では第1位。2001年7月に海岸線が開業したことにより、2002年度は前年度より4,700人程度減少し、6万人を下回った。しかし、2004年度からは再度上昇傾向となり、2009年度に6万人を上回った。
●神戸新交通 - 2022年度の1日平均乗車人員は31,255人である[77]。
同社の駅では第1位であり、日本の新交通システムの駅としても第1位である︵第2位はゆりかもめの新橋駅︶。
年度別一日平均乗車人員
各年度の一日平均乗車人員は下表のとおりである。
年度別一日平均乗車人員[77]
年度
|
阪神電気鉄道
|
阪急電鉄・神戸高速鉄道
|
神戸市交通局
|
神戸新交通
|
本線
|
神戸本線
|
阪急神戸高速線
|
西神・山手線
|
ポートアイランド線
|
1日平均 乗車人員 |
増加率
|
1日平均 乗車人員 |
増加率
|
1日平均 乗車人員 |
増加率
|
1日平均 乗車人員 |
増加率
|
1日平均 乗車人員 |
増加率
|
1995年(平成07年)
|
40,344 |
|
54,049 |
|
7,650 |
|
70,830 |
|
17,464 |
|
1996年(平成08年)
|
46,526 |
15.3% |
63,712 |
17.9% |
11,367 |
48.6% |
71,525 |
1.0% |
23,885 |
36.8%
|
1997年(平成09年)
|
43,340 |
-6.8% |
60,603 |
-4.9% |
10,759 |
-5.3% |
69,917 |
-2.2% |
20,885 |
-12.6%
|
1998年(平成10年)
|
42,074 |
-2.9% |
58,151 |
-4.0% |
10,515 |
-2.3% |
69,005 |
-1.3% |
19,447 |
-6.9%
|
1999年(平成11年)
|
40,866 |
-2.9% |
57,038 |
-1.9% |
10,230 |
-2.7% |
66,484 |
-3.7% |
19,183 |
-1.4%
|
2000年(平成12年)
|
42,181 |
3.2% |
56,386 |
1.2% |
10,134 |
-0.9% |
62,823 |
-5.5% |
18,233 |
-5.0%
|
2001年(平成13年)
|
42,858 |
1.6% |
58,121 |
3.1% |
9,885 |
-2.5% |
62,585 |
-0.4% |
18,932 |
3.8%
|
2002年(平成14年)
|
42,266 |
-1.4% |
56,847 |
-2.2% |
9,633 |
-2.5% |
57,899 |
-7.5% |
18,370 |
-3.0%
|
2003年(平成15年)
|
42,716 |
1.1% |
56,276 |
-1.0% |
9,410 |
-2.3% |
57,099 |
0.4% |
18,314 |
-0.3%
|
2004年(平成16年)
|
41,526 |
-2.8% |
55,221 |
-1.9% |
9,186 |
-2.4% |
56,599 |
-0.9% |
18,326 |
0.1%
|
2005年(平成17年)
|
41,909 |
0.9% |
58,150 |
5.3% |
9,087 |
-1.1% |
56,684 |
0.1% |
19,484 |
6.3%
|
2006年(平成18年)
|
42,446 |
1.3% |
57,336 |
-1.4% |
7,832 |
-13.8% |
57,734 |
1.9% |
23,222 |
19.2%
|
2007年(平成19年)
|
44,065 |
3.8% |
59,822 |
4.3% |
7,934 |
1.3% |
58,598 |
1.5% |
25,607 |
10.3%
|
2008年(平成20年)
|
44,969 |
2.1% |
62,013 |
3.7% |
7,769 |
-2.1% |
59,250 |
1.1% |
27,512 |
7.4%
|
2009年(平成21年)
|
45,898 |
2.1% |
59,120 |
-4.7% |
7,682 |
-1.1% |
60,242 |
1.7% |
27,819 |
1.1%
|
2010年(平成22年)
|
50,608 |
10.3% |
60,282 |
2.0% |
7,769 |
1.1% |
60,835 |
1.0% |
28,685 |
3.1%
|
2011年(平成23年)
|
51,022 |
0.8% |
61,052 |
1.3% |
7,866 |
1.2% |
60,824 |
0.0% |
29,516 |
2.9%
|
2012年(平成24年)
|
49,962 |
-2.1% |
62,438 |
2.3% |
8,293 |
5.4% |
61,730 |
1.5% |
30,186 |
2.3%
|
2013年(平成25年)
|
50,529 |
1.1% |
63,438 |
1.6% |
8,233 |
-0.7% |
60,732 |
-1.6% |
30,822 |
2.1%
|
2014年(平成26年)
|
50,194 |
-0.7% |
60,564 |
-4.5% |
7,895 |
-4.3% |
59,986 |
-1.2% |
31,504 |
2.2%
|
2015年(平成27年)
|
52,549 |
4.6% |
63,123 |
4.2% |
8,025 |
1.6% |
60,860 |
1.4% |
33,620 |
6.7%
|
2016年(平成28年)
|
53,058 |
1.0% |
63,674 |
0.9% |
8,016 |
-0.1% |
60,578 |
-0.5% |
35,584 |
5.8%
|
2017年(平成29年)
|
56,044 |
5.6% |
63,860 |
0.3% |
7,521 |
-6.6% |
61,204 |
1.0% |
36,526 |
2.6%
|
2018年(平成30年)
|
56,973 |
1.7% |
62,499 |
-2.2% |
7,556 |
0.5% |
61,642 |
0.7% |
37,597 |
2.9%
|
2019年(令和元年)
|
56,577 |
-0.7% |
62,934 |
0.7% |
7,415 |
-1.9% |
60,789 |
-1.4% |
36,680 |
-2.5%
|
2020年(令和2年)
|
41,639
|
-26.4%
|
45,978
|
-26.9%
|
5,082
|
-31.5%
|
44,495
|
-26.8%
|
22,880
|
-37.6%
|
2021年(令和3年)
|
42,726
|
2.6%
|
47,211
|
2.7%
|
5,258
|
3.5%
|
48,724
|
9.5%
|
26,332
|
15.1%
|
2022年(令和4年)
|
48,718
|
14.0%
|
54,978
|
16.5%
|
5,981
|
13.8%
|
56,078
|
15.1%
|
31,255
|
18.7%
|
阪急電鉄の年次別一日乗降・乗車人員
阪急電鉄の一日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。
●2007年度から2015年度までのデータは、平日の1日平均乗降・乗車人員である。
●2016年度以降のデータは、1日平均乗降・乗車人員である。
●神戸高速との直通人員は含まない。
1日平均乗降・乗車人員推移
年次
|
平日限定 乗降人員 |
平日限定 乗車人員
|
通年平均 乗降人員 |
通年平均 乗車人員
|
2007年(平成19年)
|
107,928 |
53,631 |
- |
-
|
2008年(平成20年)
|
110,419 |
54,867
|
2009年(平成21年)
|
108,259 |
54,639
|
2010年(平成22年)
|
111,477 |
55,839
|
2011年(平成23年)
|
111,454 |
55,898
|
2012年(平成24年)
|
113,367 |
56,624
|
2013年(平成25年)
|
112,377 |
55,730
|
2014年(平成26年)
|
112,709 |
56,070
|
2015年(平成27年)
|
113,651 |
56,545
|
2016年(平成28年)
|
- |
-
|
108,868 |
54,308
|
2017年(平成29年)
|
106,816 |
-
|
2018年(平成30年)
|
105,176 |
-
|
2019年(令和元年)
|
105,849 |
-
|
2020年(令和2年)
|
|
|
73,451
|
|
2021年(令和3年)
|
|
|
77,001
|
|
駅周辺
バス路線
特記事項
運賃関連
●神戸高速線との境界は、阪急が当駅、阪神が元町駅だが、高速神戸駅以西︵山陽電気鉄道・神戸電鉄方面︶の駅までの運賃は阪急・阪神の駅とも同一とされている。また、阪急・阪神神戸三宮駅 - 高速神戸駅間を含む通勤定期券ではいずれの区間を経由するものでも、当駅︵阪急・阪神とも︶、花隈駅・西元町駅︵以上神戸高速︶および元町駅︵阪神︶で乗降が可能である。
●阪神または阪急の、梅田駅と神戸三宮駅間を含む通勤定期券では、両社いずれの路線を経由するものでも他方の梅田駅・神戸三宮駅で乗降が可能である︵IC定期券を含む︶。但し、定期券の券面に含まれていない同区間の途中駅で下車した場合は、別途運賃が必要となる。
●阪神の1区運賃は大人150円であるが、阪神神戸三宮駅 - 元町駅間に限っては特例として神戸高速線の1区運賃である大人130円が適用されている。また、阪神神戸三宮駅から乗車の場合、阪神神戸三宮駅 - 元町駅間も神戸高速線の運賃体系が通しで適用される。
その他
●阪急・神戸市営地下鉄・ポートライナーの駅には、自動体外式除細動器 (AED) が1台ずつ設置されている。
●阪神と阪急の駅がやや離れているため、阪急の駅が改称される前は、市販されている経路検索ソフトでは阪神三宮と阪急三宮が区別されている場合があった。一例を挙げると﹁駅すぱあと﹂ではポートライナーは阪神三宮、地下鉄西神・山手線は阪急三宮と同駅の扱いである。
●1980年に葺合区と生田区が統合されて中央区となるまでは、阪急三宮駅︵加納町四丁目︶が生田区、阪神三宮駅︵小野柄通八丁目︶が葺合区に所在していた。国鉄三ノ宮駅は葺合区と生田区にまたがっていた︵ホームの一部がフラワーロードの上にあり、現在の中央口・東口が葺合区、西口が生田区にあった︶が、駅長室が葺合区側にあったため、所在地は﹁布引町四丁目﹂、すなわち葺合区側であった。
●神戸新交通・神戸市交通局・阪神電気鉄道・阪急電鉄の各三宮駅︵神戸三宮駅︶や、西日本旅客鉄道︵JR西日本︶の三ノ宮駅、市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅はどの駅も町名の﹁三宮町﹂に位置していない。これは、本来の三宮が三宮神社の周辺にあるのに対して、街の東側︵旧居留地の東側︶が三宮として発展したことが原因である。なお、﹁三宮町﹂には地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅がある。
隣の駅
※括弧内の英数字は駅番号を示す。
- 阪神電気鉄道
- 本線
- ■直通特急・■特急
- 御影駅 (HS 25) - 神戸三宮駅 (HS 32) - 元町駅 (HS 33)
- ■快速急行
- 魚崎駅 (HS 23) - 神戸三宮駅 (HS 32)
- ■S特急
- 神戸三宮駅 (HS 32) - 元町駅 (HS 33)
- ■普通
- 春日野道駅 (HS 31) - 神戸三宮駅 (HS 32) - 元町駅 (HS 33)
- 地上駅時代は春日野道駅と当駅の間に、新川駅が存在した。
- 阪急電鉄
- 神戸本線・神戸高速線
- ■特急・■通勤特急(ともに神戸高速線内は各駅に停車)
- 岡本駅 (HK-11) - 神戸三宮駅 (HK-16) - 花隈駅 (HK-17)
- ■準特急(神戸高速線内は各駅に停車)
- 六甲駅 (HK-13) - 神戸三宮駅 (HK-16) - 花隈駅 (HK-17)
- ■通勤急行(当駅 - 塚口駅間の各駅に停車)
- 春日野道駅 (HK-15) - 神戸三宮駅 (HK-16) ← 花隈駅 (HK-17)
- ■急行(当駅 - 西宮北口駅間の各駅に停車)・■普通
- 春日野道駅 (HK-15) - 神戸三宮駅 (HK-16) - 花隈駅 (HK-17)
- ■S特急
- 神戸三宮駅 (HK-16) - 花隈駅 (HK-17)
- 神戸新交通
- ポートアイランド線(ポートライナー)
- 三宮駅 (P01) - 貿易センター駅 (P02)
- 神戸市営地下鉄
- 西神・山手線
- 新神戸駅 (S02) - 三宮駅 (S03) - 県庁前駅 (S04)
かつて存在した路線
- 阪神電気鉄道
- 本線(旧線)
- 三宮駅 - 滝道駅
脚注
注釈
(一)^ 現在はJR西日本の三ノ宮駅を﹁神戸三宮駅﹂に改称するよう市が要望しているが、要望合意の見通しが立てば地下鉄などの改称も検討する考えとしている。
(二)^ また、山陽からの直通列車では﹁阪神三宮﹂﹁阪急三宮﹂の案内も見られる。
(三)^ 神戸交通振興・神姫バスの共同運行によるポーアイキャンパス線、大学のシャトルバスで利用者の分散を図っている。︵2014年3月から神戸市がバス利用促進の社会実験を行っている。︶
(四)^ 開業時は日本で最大級の地下駅だった[8]。
(五)^ その間はレールの錆取りを兼ねて、回送列車や臨時列車が使用していた。
(六)^ 山陽大塩駅では駅構造の関係で2022年2月末までドアカットを実施しており、それまでは阪神の急行系車両と山陽車両の姫路側先頭車には注意を促すステッカーがドアに貼付されていた。
(七)^ 2012年8月27日から乗車位置が6両編成の特急用︵青色の位置︶と4両編成の普通用︵緑色の位置︶に分けられている。
(八)^ 土休日7:33発︵当駅始発︶のみ。
(九)^ 駅改良工事時に将来的な8両編成での運用に備えて8両対応としたが、長らく使用する機会がなかったため、その間は大阪梅田寄りの2両分は照明を点けず立ち入り禁止としていた。2020年3月14日ダイヤ改正で土曜・休日の快速急行において8両編成の運用が開始され、現在は平日の快速急行でも8両編成の運用がある︵6両編成の運用も残されている︶。
(十)^ 実際はホーム形状から8両編成の停車も可能ではあるが、1番線・3番線には8両編成は発着しないため、列車が停車しない部分には転落防止用の柵が設置されている。
(11)^ 配線変更後暫くは1000系または9000系のみで運用されていたが、2016年3月19日ダイヤ改正以降は8000系で運用されることもある。
(12)^ 2012年6月2日から2012年8月25日までは0番線が存在していた。実際の配線は神戸方面から3番線に入るポイントは大阪梅田方面への折り返しホームの名残で3番線から直接大阪梅田方面へ入れる構造ともなっている。
(13)^ 実際は将来の快速急行8両編成化に備えて、近鉄車両8両編成に対応した長さとした。
(14)^ 当時は地下鉄・ポートライナーは未開業であり、葺合区に位置していたのは国鉄三ノ宮駅・阪神三宮駅のみであった。
(15)^ 阪急側が求める﹁都市鉄道利便増進事業﹂として事業が認められれば、総事業費のうち、国が1/3、兵庫県が1/6、神戸市が1/6を補助しなければならない。なお、残りは阪急が負担。
出典
参考文献
関連項目
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