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人間国宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
陶芸(色絵磁器)」の保持者
富本憲吉
能楽(ワキ方)」の保持者
松本謙三

人間国宝(にんげんこくほう)は、日本文化財保護法第71条第2項に基づき同国の文部科学大臣が指定した重要無形文化財の保持者として各個認定された人物を指す通称である[注 1][1]文化財保護法には「人間国宝」という文言はないが、重要無形文化財の各個認定の保持者を指して人間国宝と呼ぶ通称が広く用いられている[2][3]

概説

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2127112

19501954801955215[4]

200200223200116116[5]

2020121371374[5]202121111112[6]

認定の方式

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32955







22





1975

2019

認定の過程

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重要無形文化財の指定と保持者の認定は文化審議会文化財分科会によって審議・議決し、文部科学大臣に答申される。その後官報告示を経て、正式に指定・認定される[7]

支援制度

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日本国政府は、重要無形文化財の保護を目的として、人間国宝(各個認定保持者)に対して年額200万円の特別助成金を交付している。保持団体に対しては伝承者養成事業や文化財公開事業に対してその経費の一部を助成している。国立劇場では能楽文楽歌舞伎などの後継者養成のための研修事業が行われている。

人間国宝の一覧(芸能)

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8[ 2]

202210203*

雅楽

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過去に各個認定の事例はない。

能楽

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文楽

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歌舞伎

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組踊

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音楽

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舞踊

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演芸

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演劇

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芸能分野における「総合認定」

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2

14

[8]

 - 1292022

 - 9622017

 - 1602017

 - 4462018

 - 1172019

 - 692022

 - 592016

 - 192021

 - 132010

 - 142015

 - 142006

 - 982022

 - 232017

 - 682017


人間国宝の一覧(工芸技術)

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2021310180177





32

1975

*

陶芸

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染織

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染織(伊勢型紙)

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漆芸

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金工

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金工(刀剣)

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人形

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木竹工

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諸工芸

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和紙

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工芸技術分野における「保持団体認定」

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工芸技術分野において、工芸技術の性格上個人的特色が薄く、かつ、当該工芸技術を保持する者が多数いる場合において、これらの者が主たる構成員となっている団体として認定されているもの、すなわち、保持団体認定は、以下の14件・14団体である。

陶芸

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染織

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漆芸

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手漉和紙

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重要無形文化財の指定件数

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[ 4]

202210[13]
  • 芸能分野
    • 各個認定 - 指定件数38件、保持者数54名
    • 総合認定 - 指定件数14件、保持者の団体数14団体
  • 工芸技術分野
    • 各個認定 - 指定件数37件、保持者数56名
    • 保持団体認定 - 指定件数16件、保持団体数16団体

脚注

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注釈

[編集]


(一)^ 

(二)^ 21965

(三)^ 19751971121975121976

(四)^ 1198520102012210

出典

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(一)^ 

(二)^ 
. 20136212013627 

[1] p.2

(三)^ 17943

(四)^ 18

(五)^ ab. 

(六)^ . 

(七)^ .   (2017721). 2017725

(八)^ 
2006

2009 (PDF)

2010 (PDF)

2011 (PDF)

2012 (PDF)

2013 (PDF)

2014 (PDF)

2015 (PDF)

2016 (PDF)

2017 (PDF)

2018 (PDF)

2019 (PDF)

2022 (PDF) 

(九)^  .  . 202239

(十)^  

(11)^   Komao Hayashi

(12)^  

(13)^ 20227 (PDF) 

参考文献

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  • 『無形文化財要覧』(芸艸堂、1978年)

関連項目

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外部リンク

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