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全農林警職法事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
最高裁判所判例
事件名 国家公務員法違反被告事件
事件番号  昭和43(あ)2780
1973年(昭和48年)4月25日
判例集 刑集27巻4号547頁
裁判要旨

 
 
 

四 私企業の労働者であると、公務員を含むその他の勤労者であるとを問わず、使用者に対する経済的地位の向上の要請とは直接関係のない警察官職務執行法の改正に対する反対のような政治的目的のために争議行為を行なうことは、憲法二八条とは無関係なものである。
大法廷
裁判長 石田和外
陪席裁判官 大隅健一郎 村上朝一 関根小郷 藤林益三 岡原昌男 小川信雄 下田武三 岸盛一 天野武一 坂本吉勝 田中二郎 岩田誠 下村三郎 色川幸太郎
意見
多数意見 石田和外 村上朝一 藤林益三 岡原昌男 下田武三 岸盛一 天野武一 下村三郎
意見 岩田誠 田中二郎 大隅健一郎 関根小郷 小川信雄 坂本吉勝
反対意見 色川幸太郎
参照法条
憲法28条、国家公務員法98条5項、110条1項17号
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1963419611530005[1]

1968930655[2]

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19623 - 

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1828

使21

11011731

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調28








28調955

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19775[ 1]19765ILO

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脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1958年の春闘で、名古屋中央郵便局勤務の全逓の組合員達が3月20日に職場内集会を行なったことが国家公務員法・郵便法違反、建造物侵入に問われた。東京中央局・大阪中央局と共に全部で66人が逮捕された

出典[編集]

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31980ISBN 9784474121133 
  • 芦部信喜高橋和之補訂)『憲法 第4版』264頁
  • 室井力「国家公務員の労働基本権」芦部信喜・高橋和之・長谷部恭男編『憲法判例百選II 第4版』312頁(有斐閣、2000年)
  • 清水敏「労働基本権の制限─全農林警職法事件」菅野和夫西谷敏荒木尚志編『労働判例百選 第7版』12頁(有斐閣、2002年)
  • 横田耕一「国家公務員の労働基本権」高橋和之・長谷部恭男・石川健治編『憲法判例百選II 第5版』320頁(有斐閣、2007年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]