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八木 亀三郎︵やぎ かめさぶろう、1863年︵文久3年)12月[1] - 1938年7月[2]︶は日本の実業家で八木商店[3]の経営者である。
伊予松山藩︵現在の愛媛県今治市︶生まれ[1]。1887年︵明治20年︶3月にキリスト教の洗礼を受けてプロテスタントになる。
蟹缶詰の製造量日本一を誇った蟹工船のオーナーとして知られ、愛媛県で一番の高額納税者になったこともあり、自宅は蟹御殿と呼ばれていた。
1938年︵昭和13年︶7月に東京渋谷の自宅で享年74歳で亡くなる[4]。
八木商店本店資料館[編集]
蟹御殿と呼ばれた八木亀三郎の邸宅は死後昭和14年に合資会社藤高商店の藤高豊作に売却され、現在は藤高興産株式会社が所有し、平成30年4月に八木商店本店資料館としてオープンした。
蟹工船で儲けた金で建てたから蟹御殿と呼ばれていたがこの家が建てられた当時は八木亀三郎はまだ蟹工船から利益を得ておらず、建築費用はサケ漁や海運業によって得た物である[5]。