北走新選組
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﹃北走新選組﹄︵ほくそうしんせんぐみ︶は、菅野文による新撰組を題材にした漫画作品﹁碧に還る﹂﹁散る緋﹂﹁殉白﹂3作の総称。単行本もこの名で発行されている。
大政奉還を是としない旧幕府の強硬派の中に、かつて京で名を馳せた新撰組の姿があった。戦い続ける彼らは北へと転戦し、やがて蝦夷地函館へ至る…。義を信じ、義に殉じた新撰組隊士達の姿を描いている。
あらすじ[編集]
碧に還る[編集]
﹃別冊花とゆめ﹄2003年7月号掲載。 隊士野村利三郎は、自らの理想の武士の姿と、内部抗争と粛清の嵐という組の実情に絶望し、組を抜け、懇意にしていた島原の遊女と一緒になろうと決意。しかし、女に裏切られ借金だけが残る。どうせ隊規違反で切腹なら、と潔くその場で腹を切ろうとしたところ、土方歳三の計らいで命を取り留める。 以来、土方に傾倒し、闘いの中で土方に﹁真の武士﹂の姿を見出す。近藤勇の死後も、土方がいれば新選組は生き続けると信じ、戦い続ける・・・。散る緋[編集]
﹃別冊花とゆめ﹄2004年5月号掲載。 新選組最後の隊長・相馬主計。殉白[編集]
﹃別冊花とゆめ﹄2004年7月号掲載。 土方歳三を主役とし、大鳥圭介とのからみを描く。書誌情報[編集]
- 菅野文 『北走新選組』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、2004年9月17日発売、ISBN 4-592-18810-1