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古語拾遺

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2807[1]1

成立

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280721380680625518

810810

選者

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斎部広成の伝記は『日本後紀』の大同3年(808年)11月17日の条に「正六位上」から「従五位下」に昇ったとあるのみで、ほかのことはわからない。ちなみに、この昇階は平城天皇の大嘗祭の功によるものだろうという。ところが、本書の跋には「従五位下」とあり、大同2年(807年)当時は「正六位上」だったはずである。これは後世の改変だと考えられている。

編纂目的

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「愁訴陳情書説」が古くから唱えられていた。現在では、朝廷が行った法制整備(式)のための事前調査()に対する忌部氏(斎部氏)の報告書であるという説が有力である。

愁訴陳情書説

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[1][ 1][1]

調査報告書説

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使8102213

14118204調調沿

内容

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  • 本文
    • 神代古伝承
    • 神武天皇以降の古伝承
    • 古伝承に抜けた11カ条
    • 御歳神祭祀の古伝承

729 - 749

[ 2]沿[2]殿殿

研究・受容の沿革

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影響

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先代旧事本紀』『本朝月令』『政事要略』『長寛勘文』『年中行事秘抄』『釈日本紀』や伊勢神道の文献などに利用・引用されており、神典として重視されてきたことがわかる。

研究

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21773[3][4]

31928[5]


刊行本

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1890
 1891

3 1925

1929[6]

︿1929https://dl.ndl.go.jp/pid/3457563 

︿41976


西︿1985ISBN 4-00-300351-9


︿51986


2004 ISBN 4-8421-0039-7

脚注

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注釈

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  1. ^ 藤原姓を与えられたが、後に別流は中臣姓に戻された。
  2. ^ 例えば岩戸隠れの場面において、記紀では天児屋命が重要な役割を果たしているが、『古語拾遺』では天太玉命が中心的役割を果たしている。

出典

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(一)^ abc   1002007925p. 13ISBN 9784312700230 

(二)^ 西p.59

(三)^ 西p.195

(四)^ 西p.197

(五)^ 39910111225︿1950238︿1963

(六)^  1929129https://dl.ndl.go.jp/pid/1148294/1/70 

関連書籍

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関連項目

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外部リンク

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