太田じろう
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経歴
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東京市京橋区八丁堀にて製本職人の家庭に生まれる。早稲田実業学校卒業後、新潮社や東宝美術部に勤務。日本画を学び、野口昂明たちの勧めで﹃日の出﹄誌にカットを寄稿、1941年、﹃イソップまんが﹄で漫画家としてデビューした。
1943年に徴兵され、大刀洗飛行場で従軍にあたった。1945年に復員した後、帷子進や芳谷勝に師事する。1950年、﹃少年クラブ﹄に﹃お山のクロちゃん﹄を連載。1952年、島田啓三の長女と結婚した。1960年、﹃こりすのぽっこちゃん﹄で第5回小学館漫画賞を受賞する。
1965年、心臓発作を機に漫画の仕事を減らし、絵本作家として活動した。晩年は学習研究社の﹁図解まんが日本史﹂シリーズの伝記漫画﹃徳川吉宗﹄﹃西郷隆盛﹄﹃福沢諭吉﹄を描いたが第4作目を執筆中、1982年に心筋梗塞のため59歳で急死した。
遺族が保存していた原画により初の原画展が2020年2月に開かれた.
- 「まんが家 太田じろう 原画展 太田じろうの世界展」(2020年2月8日から2月11日まで,会場:秋葉原 フォーラム・ダンク)。※初の原画展。
- 「太田じろうの世界展」(2022年8月6日から8月14日、会場:秋葉原 フォーラム・ダンク)
作品リスト
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●魔法太郎の冒険︵ひばり書房、1948年︶[1]
●げんこつ漫遊記︵桜書房、1948年︶[2]
●曽呂利新左エ門︵ひばり書房、1949年︶[3]
●豆ちゃん探偵手帖︵鶴書房、1949年︶[4]
●漫画の玉手箱︵ひばり書房、1950年︶[5]
●少年打撃王︵ひばり書房、1950年︶[6]
●お山のくろちゃん︵少年クラブ 1950年︶
●火の用心︵少年少女譚海 1950年︶[7]
●フラフラ︵少年少女譚海 1950年︶[8]
●ぼくのこいのぼり︵少年少女譚海 1950年︶[9]
●時の記念日︵少年少女譚海 1950年︶[10]
●甘栗太郎︵少年少女譚海 1951年︶[11]
●どうぶつ︵ひばり書房、1951年︶[12]
●たあちやんとすいか︵大日本雄弁会講談社こどもクラブ、1954年8月号︶[13]
●イダテン記者︵小学館小学四年生、1954年-1955年[14][15]、小学五年生1955年-1956年[16][17]︶
●少年谷風︵学習研究社4年の学習、1954年7月号[18]-1955年3月号[19]、5年の学習、1955年4月号[20]-1956年3月号[21]︶
●スーパーゴンちゃん︵学習研究社4年の学習1958年10月号[22]-1959年3月号[23]︶
●おてがら道中︵まんが王︶
●がんばれ!ガン太︵少年 1955年︶
●げんこつ漫遊記︵まんが王︶
●みいこちゃんたっちゃん︵大日本雄弁会講談社こどもクラブ、1955年1月号[24]-1955年12月号[25]︶
●ちびどんとしろ︵大日本雄弁会講談社講談社の1年生文庫、1957年︶[26]
●こりすのぽっこちゃん
●ロボッタン ︵TBS、1961年︶ - 人形デザイン[27]
●テレビ人形劇﹁こりすのぽっこちゃん﹂︵放送期間‥1959/03/30 ~ 1961/07/15の月曜から土曜、キー局KR︶※﹁テレビ幼稚園﹂の1コーナーで放送された人形劇。
●クッピーラムネのマスコットキャラクター︵ウサギとリス︶︵1963年︶[28]
●快獣ブースカ︵めばえ、よいこ、幼稚園、小学一年生 1966年︶
●おらぁグズラだど︵よいこ、幼稚園 1968年︶
●ハクション大魔王︵たのしい幼稚園 1970年︶
●チビラくん︵幼稚園、小学一年生 1970年︶
●みなしごハッチ︵小学二年生 1971年︶
●西郷隆盛 : 官軍の総大将︵監修: 樋口清之、図解まんが日本史 1979年︶[29]
●徳川吉宗 : 世直し将軍︵監修: 樋口清之、図解まんが日本史 1979年︶[30]
●福沢諭吉 : 新しい文化と学問︵監修: 樋口清之、図解まんが日本史 1980年︶[31]
●太田じろう全集︵曙出版 1969年 - 1970年?︶[32]
●1曽呂利新左ヱ門
●2げんこつ和尚
●3猿飛佐助
●4塚原卜伝
●5弁慶
●6太閤記
脚注
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(一)^ じろう, 太田 (1948). 魔法太郎の冒険 : たんていぼうけんまんが. 東京: ひばり書房
(二)^ じろう, 太田 (1948). げんこつ漫遊記. 東京: 桜書房
(三)^ じろう, 太田 (1949). 曽呂利新左エ門. 東京: ひばり書房
(四)^ じろう, 太田 (1949). 豆ちゃん探偵手帖. 東京: 鶴書房
(五)^ じろう, 太田 (1950). 漫画の玉手箱. 東京: ひばり書房
(六)^ じろう, 太田 (1950). 少年打撃王. 東京: ひばり書房
(七)^ 文京出版 (1950-03). 少年少女譚海. 東京: 文京出版
(八)^ 文京出版 (1950-04). 少年少女譚海. 東京: 文京出版
(九)^ 文京出版 (1950-05). 少年少女譚海. 東京: 文京出版
(十)^ 文京出版 (1950-06). 少年少女譚海. 東京: 文京出版
(11)^ 文京出版 (1951-06). 少年少女譚海. 東京: 文京出版
(12)^ じろう, 太田 (1951). どうぶつ. 東京: ひばり書房
(13)^ 大日本雄弁会講談社 (1954-08). こどもクラブ. 東京: 大日本雄弁会講談社
(14)^ 小学館 (1954-09). 小学四年生. 東京: 小学館
(15)^ 小学館 (1955-03). 小学四年生. 東京: 小学館
(16)^ 小学館 (1955-04). 小学五年生. 東京: 小学館
(17)^ 小学館 (1956-03). 小学五年生. 東京: 小学館
(18)^ 学習研究社 (1954-07). 4年の学習. 東京: 学習研究社
(19)^ 学習研究社 (1955-03). 4年の学習. 東京: 学習研究社
(20)^ 学習研究社 (1955-04). 5年の学習. 東京: 学習研究社
(21)^ 学習研究社 (1956-03). 5年の学習. 東京: 学習研究社
(22)^ 学習研究社 (1958-10). 4年の学習. 東京: 学習研究社
(23)^ 学習研究社 (1959-03). 4年の学習. 東京: 学習研究社
(24)^ 大日本雄弁会講談社 (1955-01). こどもクラブ. 東京: 大日本雄弁会講談社
(25)^ 大日本雄弁会講談社 (1955-12). こどもクラブ. 東京: 大日本雄弁会講談社
(26)^ 太田じろう (1957). ちびどんとしろ. 東京: 大日本雄弁会講談社
(27)^ ﹁まんが&デザイン――デザイン部門に進出した児童まんが家太田じろう﹂﹃若人芸術﹄3月号、芸術学院出版部、1961年、9頁。
(28)^ 小松万希子. “﹁クッピーラムネ﹂のキャラ﹁魚﹂だった過去 伝説の駄菓子の半生”. withnews.jp. 2023年7月21日閲覧。
(29)^ じろう, 太田 (1979). 西郷隆盛 : 官軍の総大将. 東京: 学習研究社
(30)^ 樋口‖清之; 太田‖じろう (1979). 徳川吉宗 : 世直し将軍. 東京: 学研
(31)^ 樋口‖清之; 太田‖じろう (1980). 福沢諭吉 : 新しい文化と学問. 東京: 学研
(32)^ “簡易検索結果|﹁太田じろう全集﹂に一致する資料‥16件中1から5件目|国立国会図書館サーチ”. iss.ndl.go.jp. 2023年7月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 太田じろうの世界(twitter)
- 太田じろうの世界
- こりすのぽっこちゃん!全部かわいい!『太田じろうの世界展』を4日間秋葉原で開催!(アニメージュ プラス 2020年1月22日記事)
- 太田じろう原作のテレビ番組『人形劇 こりすのぽっこちゃん』の幻のフィルムが見つかりました!(NEWSCAST 2023年4月26日記事)