寺西貝塚
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寺西貝塚︵てらにしかいづか︶は、群馬県板倉町大字海老瀬にある縄文時代の貝塚である。旧・渡良瀬川左岸、現・渡良瀬川右岸、渡良瀬遊水池の西側に位置し、東武鉄道日光線の西側にある。西側に広がる水田から見ると5m以上の崖の上にあり、台地︵海老瀬台地︶に構成されていることが分かる。
座標: 北緯36度13分57.2秒 東経139度38分45.4秒 / 北緯36.232556度 東経139.645944度
概要[編集]
貝塚は、地点貝塚で、1 - 3m規模の貝塚が数カ所あり、それを総称して寺西貝塚としている。発掘は1946年︵昭和21年︶、1963年︵昭和38年︶、1986年︵昭和61年︶に行われているが、地点を全て行ったものではない。1986年︵昭和61年︶に行われた発掘で9箇所の炉址が発見されたが、住居跡は未だに見つかっていない。貝種は、ヤマトシジミが多く、次いでマガキ︵マガキのみの地点もあった︶、ハイガイ他となっている。他には、縄文時代早期︵茅山式他︶の土器片、ニホンシカの骨、魚骨、貝輪が出土している。時期は今から約7000 - 8000年前にあたる。周辺には、南側の板倉町大字海老瀬にある権現沼貝塚群、栃木市藤岡町藤岡にある篠山貝塚、渡瀬遊水池の対岸にある、野木町大字野渡にある野渡貝塚、古河市にある西貝塚などがある。海老瀬台地上にある他の貝塚を全て含み、海老瀬貝塚群とも呼ばれる。
現況[編集]
畑地の中に貝が散見している。地点貝塚であることから、小規模である。関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 寺西貝塚 - 群馬県生涯学習センター
- 陸平貝塚をたずねて (PDF) - 岩宿博物館
- 文化財巡り(東コース) - 板倉町商工会