山陽・東海道殺人ルート
表示
山陽・東海道殺人ルート | ||
---|---|---|
著者 | 西村京太郎 | |
発行日 | 1989年7月 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 |
![]() | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 312 | |
コード |
ISBN 4334738249 ISBN 978-4334738242(文庫本) | |
![]() | ||
|
『山陽・東海道殺人ルート』(さんようとうかいどうさつじんルート)は、西村京太郎の推理小説。1989年7月に講談社から出版された。
ストーリー[編集]
上り特急「さくら」(リメイク版では「はやぶさ」)の個室寝台カルテットで、5千万円を持った男女2人が銃殺された。捜査を進める中、彼等の持っていた5千万円は、未解決となっていた4年前の身代金誘拐事件に使われた物と判明する。被害者の父親、及川俊郎が有力容疑者として捜査線上に浮上した。しかし、彼には同じ日に後から博多を出る特急「あさかぜ82号」(リメイク版では後から山陽本線に合流する「サンライズ出雲」)に乗っていたという決定的なアリバイが発覚した。十津川捜査班が山陽・東海道を走る列車を使ったトリック解明に挑む。
登場人物[編集]
警視庁[編集]
「十津川警部シリーズ#登場人物」も参照
●久保 - 警視庁科学研究所の技師。札束に特殊インクが塗られていると突き止めた。
その他[編集]
●及川俊郎 - 4年前の少女誘拐事件で娘を殺害され、身代金を奪われた父親。 ●杉浦明 - スーパーのチェーン店の社長で、国家公安委員も務める。 ●長山卓也 - ﹁さくら﹂で殺害された男。元レストランのオーナー。 ●小野内ゆう子︵リメイク版では小野内亜矢︶ - ﹁さくら﹂で殺害された女性。テレビドラマ[編集]
1990年版[編集]
﹃西村京太郎トラベルミステリー17・山陽・東海道殺人ルート﹄は、テレビ朝日系列の2時間ドラマ﹃土曜ワイド劇場﹄︵毎週土曜日21:02 - 22:51、JST︶で1990年1月13日に放送された。主演は三橋達也。
キャスト
●亀井定夫 - 愛川欽也
●岡林美津子︵及川の元妻︶ - 永島暎子
●小島︵小島探偵社 代表︶ - 沼田爆
●岡林美津子の叔母 - 松下砂稚子
●長山卓也の妻 - 麻志那恂子
●久保︵科学捜査研究所技官︶ - 岡野耕作
●小野ゆう子 - 栗原けいこ
●及川俊郎︵やよいの父︶ - 山本圭
●杉浦明︵スーパー経営︶ - 清水章吾
●山内文男︵元警部︶ - 左右田一平
●北条刑事 - 山村紅葉
●西本刑事 - 森本レオ
●十津川省三 - 三橋達也
その他
﹁さくら﹂﹁あさかぜ﹂が舞台。﹁みずほ﹂がアリバイトリックとして使われた。
1990年版では被害者の女性が事件に遭う前、車掌に食堂車について尋ねていたが、2008年時点では廃止となっていたため、2008年版では車掌が﹃名古屋から車内販売があります﹄と案内していた。