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岳人列伝

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61982[1]

概要

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1982[2]  

各話あらすじ

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南西壁

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西

    


裸足の壁

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15

輿1000

西

北壁

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プチドリュ針峰 北壁と西壁

前後編。「PART1.遭難」「PART2.時よ止まれ」からなる。

1973年、プチドリュ針峰(fr:Les Drus)の北壁未踏ルートにドイツ山岳会に名前をとどろかすウェルナ・ユンゲンイエルク・ユンゲン親子が挑んだ。麓の村からはイエルクの弟フリッツが登攀ルートの指示を出す。しかし、北壁未踏ルートは難所続きであり落石もあって、ついにイエルクが滑落死する。イエルクの遺体は北壁半ばで凍り付いた。

8年後、イエルクの止まった時を動かすために、屈指のクライマーに成長したフリッツをパートナーとして、再びユンゲン親子は北壁に挑む。

遠い頂

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1930



19342

調13



19

1934

ザイル

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202


ヒマラヤの虎

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「南西壁」「裸足の壁」に登場したシェルパ族のアン・プルバの若き日を描く。「遠い頂」に登場したパデトが壮年の“タイガー”パデトとして登場する。

吹雪

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K2

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前後編。「PART1.最終キャンプ」「PART2.北西稜の5人」からなる。

アメリカ・ドイツ合同隊が、K2未踏の北西稜ルートに挑むが、天候が悪く死者2名、重傷者1名の惨事を引き起こす。登頂はおろか下山のチャンスさえ限られる状況下、ベースキャンプの隊長はついに撤退の指示を出すが、最終キャンプに残っていた5人はそれぞれの我儘から指示を無視して登頂に挑む。

なお、現実にK2北西稜の登攀が成功したのは、1991年である。

単行本

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マンガくんコミックス / 少年ビッグコミックス
  1. 岳人列伝 南西壁 ISBN 978-4091502612 1981年5月
  2. 岳人列伝 ザイル ISBN 978-4091502629 1982年11月
『マンガくん』は『少年ビッグコミック』の前身。単行本のレーベル名として継続していたが、誌名の変更の後追いで改名された(単行本の内容やデザインなどはそのまま)。
小学館叢書
文春文庫 ビジュアル版 (文藝春秋
アイランドコミックスPRIMO (嶋中書店
ガンボコミックス
表紙は横に「岳人列伝」、縦に「クライマー列伝」と「列」の字で十字になるように表題がレイアウトされている。
小学館文庫
My First Big SPECIAL

脚注・出典

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  1. ^ ガンボコミックス版下巻ののキャッチコピーより。
  2. ^ 講談社掲載漫画以外では二度目の受賞。