愛媛県道・高知県道383号四国カルスト公園縦断線
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愛媛県道・高知県道383号四国カルスト公園縦断線︵えひめけんどう・こうちけんどう383ごう しこくカルストこうえんじゅうだんせん︶は、高知県高岡郡津野町から愛媛県西予市に至る県道である[1]。
四国カルストを五段城より撮影。尾根沿いに延びる道路が、県道四国カ ルスト公園縦断線である。
道路は日本三大カルストのひとつ、四国カルストの中心尾根沿いに延び、全線にわたり四国の山並みを望むパノラマの絶景が広がる[3]。四国カルストとは、愛媛県と高知県の県境に東西約25 km、南北約3 kmの範囲にわたって広がるカルスト台地のことである[4]。道路東端の天狗高原では標高1400 mを越える[4]このため、北に四国最高峰の石鎚山をはじめとする四国山地の山々、南に太平洋を遠望することも出来る[4]。
沿道の草原原野に無数の石灰岩が立ち並ぶ独特の風景が広がっており、春から秋にかけては辺り一面の草原、秋はススキに変わり、冬季閉鎖される冬場を除いて、さまざまな景色の変化を見ることができる[4]。牧草地があるところでは4月下旬から10月上旬ごろまで牛の放牧も行われている[2]。標高は地芳峠付近が最も低く、ここでは地芳道路が開通する以前の国道440号旧道が、高知県と愛媛県の峠越えの道路として本路線と交差する。