摩周駅
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摩周駅[* 1] | |
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駅舎(2018年5月) | |
ましゅう Mashū | |
◄B62 磯分内 (14.7 km) (8.7 km) 美留和 B65► | |
所在地 |
北海道川上郡弟子屈町朝日1丁目7-26 北緯43度29分14.46秒 東経144度27分50.57秒 / 北緯43.4873500度 東経144.4640472度座標: 北緯43度29分14.46秒 東経144度27分50.57秒 / 北緯43.4873500度 東経144.4640472度 |
駅番号 | ○B64 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■釧網本線 |
キロ程 | 70.5 km(東釧路起点) |
電報略号 | マユ[1] |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗降人員 -統計年度- |
102人/日 -2018年- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)8月15日[2] |
備考 | |
歴史[編集]
●1929年︵昭和4年︶8月15日‥鉄道省釧網本線標茶駅 - 弟子屈駅︵→摩周駅︶間開業にともない弟子屈駅として開業[4][5]。一般駅[2]。浜釧路機関庫弟子屈駐泊所及び人力転車台設置[6]。 ●1936年︵昭和11年︶9月‥駅舎改築[7]。 ●1937年︵昭和12年︶10月30日‥弟子屈駐泊所が釧路機関区標茶支区扱いとなる[7]。 ●1968年︵昭和43年︶4月1日‥業務委託化[8]。直営駅に戻った時期は不明。 ●1982年︵昭和57年︶9月10日‥貨物取扱い廃止[9]。 ●1984年︵昭和59年︶2月1日‥荷物取扱い廃止[10]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化によりJR北海道に継承[2]。 ●1990年︵平成2年︶11月20日‥摩周駅に改称。駅舎改築[11][12][5][13][1]。駅名の由来[編集]
旧駅名については「弟子屈町#町名の由来」を、現駅名「摩周」の語義については「摩周湖」を参照
旧駅名は所在自治体名から名づけられていたが、﹁全国的に知名度の高い﹃摩周湖﹄を生かしたネーミングにしたい[5]﹂﹁知名度の高い町内の摩周湖から名を取り観光客増を[12]﹂との目論見から弟子屈町がJR北海道に要望し[12]、現駅名に改称された。
駅構造[編集]
2面3線の単式ホーム・島式ホームがある地上駅。かつては貨物ホームや多くの側線を有していた[14]。ホーム間の移動は跨線橋で連絡する。 現駅舎は1990年︵平成2年︶に現駅名への改称と同時に改築されたもので、木造平屋建てである[12]。総工費は8,300万円であり、うち4,500万円は弟子屈町が負担した[12]。外観は﹁北欧風[12]﹂であり、三角屋根で摩周岳の山並みを模している[5]。 社員配置駅、みどりの窓口設置。釧網本線の運行管理も当駅で行っており、夜間滞泊も設定されている。駅舎内には地域の商店がキヨスクの代わりとして出店し、観光案内所も設けられている[5]。のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■釧網本線 | 上り | 網走方面 |
2・3 | 下り | 釧路方面 |
-
改札口(2018年5月)
-
ホーム(2018年5月)
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跨線橋(2018年5月)
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駅名標(2018年5月)
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駅横の足湯(2004年9月)
駅弁[編集]
- 摩周の豚丼
- 摩周の牛丼
- 摩周のジンギスカン丼
- 冬期は注文販売となり、5分程度待つこととなる。
1983年頃まではしいたけを使った駅弁が販売されていた[15]。
利用状況[編集]
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。 また、﹁JR調査﹂については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
2016年(平成28年) | 28.0 | [JR北 1] | |||
2017年(平成29年) | 26.4 | [JR北 2] | |||
2018年(平成30年) | 31.6 | [JR北 3] | |||
2019年(令和元年) | 35.8 | [JR北 4] | |||
2020年(令和 | 2年)37.8 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)42.8 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)49.8 | [JR北 7] |
駅周辺[編集]
弟子屈町の中心駅になっており街なみがつづく。商店街には土産物店も並んでいる。駅前広場中央には摩周湖をイメージしたモニュメントが設置されており、夏期夜間は﹁摩周湖ブルー﹂にライトアップされる[16]。駅横には源泉掛け流しの足湯﹁ぽっぽゆ﹂があるほか、駅舎内には飲用の温泉が引かれている[16]。
●北海道道717号札友内弟子屈停車場線、北海道道53号釧路鶴居弟子屈線
●国道243号・国道241号・国道391号
●道の駅摩周温泉
●弟子屈町役場
●弟子屈警察署
●弟子屈郵便局
●釧路信用金庫弟子屈支店
●北洋銀行弟子屈支店
●摩周湖農業協同組合︵JA摩周湖︶
●摩周温泉
●阿寒バス﹁摩周駅前﹂バス停[17]
その他[編集]
映画﹃遥かなる山の呼び声﹄︵主演 高倉健 倍賞千恵子 山田洋次監督 1980年3月15日公開︶のクライマックスシーンで、網走刑務所に送られる前の田島耕作︵高倉︶に逢いに来た、風見民子︵倍賞︶と虻田太郎︵ハナ肇︶が乗り込んだ列車の車窓から見える駅でもある。隣の駅[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ ab宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編﹃北海道630駅﹄小学館︿JR・私鉄各駅停車﹀、1993年6月20日、149頁。ISBN 4-09-395401-1。
(二)^ abc石野哲 編﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編II﹄︵初版︶JTB、1998年10月1日、924頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(三)^ 日本国有鉄道営業局総務課 編﹃停車場一覧 昭和41年3月現在﹄日本国有鉄道、1966年、246頁。doi:10.11501/1873236。2023年4月2日閲覧。
(四)^ 大蔵省印刷局︵編︶﹁鉄道省告示 第149号﹂﹃官報﹄第783号、国立国会図書館デジタルコレクション、1929年8月8日。
(五)^ abcde太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. pp. 129-130. ISBN 4-89391-549-5
(六)^ ﹃鉄道百年の歩み﹄ p. 85
(七)^ ab﹃鉄道百年の歩み﹄ p. 87
(八)^ ﹃鉄道百年の歩み﹄ p. 101
(九)^ ﹃鉄道百年の歩み﹄ pp. 111 - 112
(十)^ ﹃鉄道百年の歩み﹄ p. 113
(11)^ “﹁摩周駅﹂よろしく 旧名﹁弟子屈﹂改め”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1990年11月21日)
(12)^ abcdef﹁﹁摩周駅﹂で観光客増へ﹂﹃地方議会人 : 議員研修誌﹄第21巻第8号、中央文化社、1991年1月、68頁、doi:10.11501/2764390、2023年1月18日閲覧。
(13)^ ﹃鉄道百年の歩み﹄ p. 125
(14)^ ﹃北海道 釧網本線﹄ p. 84
(15)^ 相賀徹夫 編著,宮脇俊三・原田勝正 共編︵1983︶﹃国鉄全線 各駅停車 - 1 北海道690駅﹄小学館
(16)^ ab﹃北海道鉄道駅大図鑑﹄ p. 301
(17)^ “摩周駅前”. NAVITIME. 2019年11月14日閲覧。
(18)^ 下り順に記載。路線は磯分内駅方の東釧路駅が起点。
JR北海道[編集]
(一)^ ﹁釧網線︵東釧路・網走間︶﹂︵PDF︶﹃線区データ︵当社単独では維持することが困難な線区︶﹄、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ。2017年12月10日閲覧。
(二)^ ﹁釧網線︵東釧路・網走間︶﹂︵PDF︶﹃線区データ︵当社単独では維持することが困難な線区︶(地域交通を持続的に維持するために)﹄、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月19日時点におけるアーカイブ。2018年8月19日閲覧。
(三)^ “釧網線︵東釧路・網走間︶” (PDF). 線区データ︵当社単独では維持することが困難な線区︶(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
(四)^ “釧網線︵東釧路・網走間︶” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区︵﹁黄色﹂8線区︶. 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月2日閲覧。
(五)^ “駅別乗車人員 特定日調査︵平日︶に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
(六)^ “駅別乗車人員 特定日調査︵平日︶に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
(七)^ “駅別乗車人員 特定日調査︵平日︶に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
参考文献[編集]
- グループ169.1『北海道 釧網本線』(1999年)
- 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)
- 本久公洋『北海道鉄道駅大図鑑』 北海道新聞社(2008年) ISBN 978-4-89453-464-3
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 摩周|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company