新仏教同志会
新仏教同志会︵しんぶっきょうどうしかい︶は、哲学館を基点に展開された仏教清徒同志会を前身として、境野哲、渡辺海旭、加藤玄智、道融玄、田中治六、安藤弘、高嶋米峰、杉村縦横によって創立された団体。
禁酒・禁煙・廃娼運動などを展開。機関雑誌として明治33年7月に﹃新仏教﹄を創刊した。
綱領は以下の通り[1]。
(一)我徒は仏教の健全なる信仰を根本義とす。
(二)我徒は健全なる信仰智識及び道義を振作して、社会の根本的な改善を力む。
(三)我徒は仏教及び其の他宗教の自由討究を主張す。
(四)我徒は迷信の勦絶を期す。
(五)我徒は従来の宗教的制度及び儀式を保持するの必要を認めず。
(六)我徒は宗教に対する政治上の保護干渉を斥く。