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水引

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
水引で造られた盆栽

[1]使使使

歴史と起源

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貿使使 使

水引の贈答文化

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西使

水引素材

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 使使

技術

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使

日本各地の水引

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70



100




水引細工

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5(1916)
ブローチ

結び方

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水引で作られた細工

あわび結び(あわじ結び)

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古くからある水引の基本の結び方であり、慶事・弔事・神事・佛事全てに用いられる結び。贈答目的によって水引の色を使い分ける。 結び目の形が貝のアワビに似ているからという説もあるが、名前の由来は定かではない。

結び切り

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より返し(あわじ返し)

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使

引き結び(輪結び)

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「縁起を切らない」という事から余った水引を切る事をなるべく避けて輪にして結ぶ。すべて滞りなく丸く納まるようにという意味を持ち、特に婚礼に好んで用いられる。

リボン結び(蝶結び・花結び)

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開く事を目的としたリボン結びであり本来の水引の結びではない。結び直す事ができる形状から「何度あっても良い」という認識も見受けられる。

その他の結び方の例

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水引の色

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用途
赤白 祝い事全般に用いられる。紅白は下記の通り特殊な水引のため、一般的に紅白の水引と呼ばれているもののほとんどは赤白の水引の誤用である。
紅白 皇室の祝い事にのみ用いられる。用途の特性上、販路も限られるため、一般に目にすることはほとんどない。紅色の水引は赤い染料を使用して染めてはいるが、染め上がった水引は玉虫色と言われる濃い緑色をしておりと見間違いやすい。
金銀 結婚祝い・結納などに用いられる。長寿祝いや褒章受章祝いなど結婚以外でも一生に一度のようなお祝い事には使われることもある。また、地域によっては赤白同様に一般のお祝い事に使われることもある。
金赤 神札門松飾りなど、特殊な用途にのみ使われる。
黒白 香典やお供えなど、主に仏事に用いられる。欧化政策により黒がの色とされた明治以降から使用されている。京都や、京都の文化の影響を受けた地域では皇室で使われる紅白の水引と見間違えやすいことから使用しなかったが、現在では徐々に広まっている。
黒銀 黒白に同じ。
黄白 香典やお供えなど。主に上記の理由で黒が忌避される関西・北陸地方の法要で用いられる。黒の次に尊い色が黄色である事から。
双銀 香典など。主に仏事で用いられる。(女性が香典を出すときやキリスト教形式の場合にも用いられる)(総銀は誤用)
双白 香典など。主に神事で用いられる
青白 昔は仏事に用いられていたが、近年はほとんど用いられない

備考

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[2]
加賀水引の結納品

出典

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  1. ^ 意匠分類記号 F3-13181(水引、のし等)” (PDF). 意匠分類定義カード (F3). 特許庁. p. 31. 2014年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月4日閲覧。
  2. ^ 『祀典』大谷書舎2006年9月27日発行全762頁中324頁

関連項目

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外部リンク

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