皇慶
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皇慶︵こうけい、貞元2年︵977年︶- 永承4年7月26日︵1049年8月27日︶︶は、平安時代中期の天台宗の僧。祖父は橘広相。性空の甥にあたる。谷阿闍梨・丹波阿闍梨・池上阿闍梨とも称される。台密谷流の祖。
比叡山法興院静真に師事して天台教学を学び、長徳年間︵995年 - 999年︶伊予国で国司藤原知章のために普賢延命法を修し、九州では景雲から東密の法を受けるなど諸国を遍歴した。1003年︵長保5年︶寂照とともに中国︵宋︶に渡ろうとしたが果たさず、その後丹波国桑田郡池上に隠棲した。万寿年間︵1024年 - 1028年︶に十臂毘沙門法を修して阿闍梨に任じられる。晩年は比叡山東塔南谷井ノ房に移りそこで没した。