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立呼出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

立呼出(たてよびだし)は、大相撲呼出の階級である。現在の立呼出は、7代目の次郎である。

概要

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19947

1退

[1]

退 - 

1退 - 

 - 

退

1

20199退2024120231225[2]4

歴代立呼出一覧

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呼出名 在位期間 備考
(非公式) 多賀之丞   番付制導入以前にも昭和中期より結びの一番を呼び上げる呼出を非公式に立呼出と呼んでいた。
小鉄  
安次郎  
初代 寛吉 1994年7月場所 - 1995年11月場所(停年退職) 番付制導入以前の1967年3月から非公式に立呼出と呼ばれていた。
2代目 兼三 1996年1月場所 - 1999年7月場所(停年退職) 副立呼出を経験せず立呼出に昇格。
3代目 米吉 1999年9月場所 - 2002年7月場所(停年退職)
4代目 康夫 2002年9月場所 - 2003年7月場所(停年退職) 停年退職後、2007年11月場所まで立呼出空位。
5代目 秀男 2008年1月場所 - 2014年11月場所(停年退職) 停年退職後、2015年9月場所まで立呼出空位。
6代目 拓郎 2015年11月場所 - 2019年11月場所(中途退職) 出場場所としては2019年9月場所まで。退職後、2023年11月場所まで立呼出空位。
7代目 次郎 2024年1月場所 - 副立呼出を経験せず立呼出に昇格。

立呼出の記録

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代・呼出名 記録
初代寛吉 歴史上でも特に優れた美声で知られる。
3代米吉 美声と粋なことで大相撲ファンから評判が良かった。
4代康夫 停年退職までの在位6場所は立呼出としては史上最短。
5代秀男 2003年9月場所から2007年11月場所までは副立呼出ながら呼出のトップ(立呼出空位)。呼び上げの美声で相撲ファンから愛され、「土俵上の妖精」の異名を持つ。
6代拓郎 2019年10月に起こした不祥事により、同年10月25日付で退職、同年11月場所は番付記載のみ。
7代次郎 角界関係者から「音痴」との指摘があった影響で、立呼出・副立呼出が空位になっても停年間近の2023年11月場所まで三役呼出のまま据え置かれていた。土俵作りはうまく、「土俵作りの名人」の異名を持つ。

脚注

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  1. ^ 行司の木村庄之助と式守伊之助でこれらに相当するパターンが発生した場合は、庄之助への昇格には伊之助の経験が必要なため、下位2名の(三役格)行司に昇格を留め置く理由が特になかったとしても、翌場所に次の格の行司がいきなり庄之助になるのではなく一旦伊之助となり、翌々場所に伊之助→庄之助、三役格→伊之助という昇格パターンとなる。
  2. ^ "次郎が立呼び出しに昇進 呼び出し最高位が約4年ぶりに復活、12月25日付". 日刊スポーツNEWS. 日刊スポーツ新聞社. 28 September 2023. 2023年9月28日閲覧

関連項目

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外部リンク

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