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第53回オールスター競輪(だいごじゅうさんかいオールスターけいりん)は、2010年9月1日から5日まで、いわき平競輪場にて開催された、競輪のGI競走である。
2008年度まではポイント制の勝ち上がり方式であったが、2009年度よりポイント制を廃止し、トーナメント制度を復活させた。6日間開催時に行われていた敗者復活戦を再び採用し、さらにドリームレース・オリオン賞レースの成績上位者を集めた﹁シャイニングスター賞﹂の1着選手には、準決勝免除で決勝進出権が与えられる[1]。これにより、2002年の日本選手権競輪で採用された6日間トーナメントを5日間に短縮する形での勝ち上がりに変更された。
以下は勝ち上がり組のみを対象に記す。5日間とも11レース。
●初日
﹁一次予選﹂ 合計10レース行われ、各レース1着10名が﹁二次予選﹂、2着10名のうち平均競走得点上位8名が﹁二次予選﹂、2着10名のうち平均競走得点下位2名と3着から4着20名、5着のうち平均競走得点上位5名が﹁敗者復活I﹂進出。
﹁ドリームレース﹂ 最上位の特別選抜予選、という位置づけで、最終レースに行われ、1着から4着4名が無条件で3日目の﹁シャイニングスター賞﹂と、4日目の﹁準決勝﹂進出の権利が同時に得られる。5着から9着5名は﹁二次予選﹂進出。
●2日目
﹁敗者復活I﹂ 合計3レース行われ、各レース1着から3着9名が﹁敗者復活II﹂進出。
﹁特別選抜予選﹂ 合計3レース行われ、各レース1着3名が無条件で3日目の﹁シャイニングスター賞﹂と、4日目の﹁準決勝﹂進出権利が同時に得られる。2着から9着24名は﹁二次予選﹂進出。
﹁オリオン賞レース﹂ 上位の特別選抜予選、という位置づけで、最終レースに行われ、1着から2着2名が無条件で3日目の﹁シャイニングスター賞﹂と、4日目の﹁準決勝﹂進出権利が同時に得られる。3着から9着7名は﹁二次予選﹂進出。
●3日目
﹁敗者復活II﹂1レース行われ、1着1名が﹁準決勝﹂進出。
﹁二次予選﹂ 合計6レース行われ、各レース1着から4着24名と5着のうち平均競走得点上位3名が﹁準決勝﹂進出。
﹁シャイニングスター賞﹂ 二次特別選抜予選として、最終レースに行われる。1着1名が無条件で最終日の﹁決勝﹂進出権利が得られる。2着から9着8名は﹁準決勝﹂進出。
●4日目
﹁準決勝﹂ 合計4レース行われ、各レース1着から2着8名が﹁決勝﹂進出。
●5日目
﹁決勝﹂ 最終レース。上位3着までは表彰式で表彰台に上がることができる。また、優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。
﹁特別優秀﹂ ﹁決勝﹂の2つ前の合計2レース。﹁準決勝﹂各レース3着から5着12名と、4日目﹁優秀﹂各レース1着から2着6名により行われる。
7番手からの大捲りを決めた山崎は、オールスター競輪としては初優勝。GI優勝は通算7度目[2]。この結果、ダービーのみを残してグランドスラム達成に王手をかけた。
・各項目について
着 |
番 |
選手名 |
年齢 |
府県 |
期別 |
級班 |
着差 |
上り |
決まり手 |
H/B |
個人状況 |
1 |
9 |
山崎芳仁 |
31 |
福島 |
88 |
SS |
|
10.9 |
捲り |
|
|
2 |
2 |
佐藤慎太郎 |
33 |
福島 |
78 |
S1 |
3/4車身 |
10.9 |
マーク |
|
|
3 |
1 |
海老根恵太 |
33 |
千葉 |
86 |
SS |
3車身 |
11.3 |
|
|
|
4 |
5 |
神山雄一郎 |
42 |
栃木 |
61 |
SS |
1/8車輪 |
11.5 |
|
|
|
5 |
6 |
佐々木雄一 |
30 |
福島 |
83 |
S1 |
3/4車身 |
11.1 |
|
|
|
6 |
8 |
石毛克幸 |
33 |
千葉 |
84 |
S1 |
1/2車輪 |
11.3 |
|
|
|
7 |
7 |
大塚健一郎 |
32 |
大分 |
82 |
S1 |
1/4車輪 |
11.7 |
|
|
|
8 |
3 |
武田豊樹 |
36 |
茨城 |
88 |
SS |
2車身 |
11.9 |
|
|
|
9 |
4 |
吉田敏洋 |
30 |
愛知 |
85 |
S1 |
1車身 |
12.1 |
|
HB |
|
・各項目について
2枠複
|
|
3連複
|
|
2枠単
|
|
3連単
|
|
2車複
|
|
ワイド
|
2=9
|
290円
|
(1)
|
1=9
|
380円
|
(4)
|
1=2
|
660円
|
(10)
|
|
2車単
|
|
●いわき平競輪場でのオールスター競輪開催は、出口眞浩が制覇した1994年以来16年ぶり5度目。
●決勝戦の地上波中継は、一部放送局[3]でCS放送の同時ネットを行った。
●五日間の総売上は127億9716万9800円で、目標額の140億円には届かなかった。