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航海術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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GPSGPS

船位測定

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自船の船位を把握していることは近代の航海術の基本のひとつである。

交差方位法

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 1. 2. 3.



2

航海計器

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航海に使用する測定器や計器類、航法装置は航海計器と呼ばれる。

船舶用レーダー等

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S3GHz10cmX9GHz3cm2

SX使



LNG



ARPA

ARPAAutomatic Radar Plotting Aids

AIS

ARPAAISAutomatic Identification System15-42nm2002AIS

GPS装置

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2008GPS GPS21使200141C201521使GPSDGPS

GPSECDIS

ECDIS

ECDISElectric chart display and information systemCD-ROMENCElectric navigational chartGPSCD-ROMCD-ROMICERCElectric reference chart[1]

IHOENC1995ENCECDIS

CD-ROMENC1CD-ROM1使ECDIS使[2]

ジャイロスコープおよびジャイロコンパス

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使


流圧式ログ・電磁式ログ

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ともに水に対する速度を測る装置である。流圧式ログはピトー管による圧力によって、電磁式ログでは水の電磁誘導によって速度を測る。GPSの利用が進んだ21世紀初頭現在では、大型船を中心に海流の影響を受け測定誤差も大きなこれらの測定器に代わって、GPS装置が描く自らの航跡に基づいた速度の利用が多くなっている。

ドップラーソナー

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航海計器としてのドップラーソナーは、船底から前後に向けて発射した水中超音波の反射波を測定し周波数のずれから、水底までが近ければ対地速度を、遠ければ対水速度を測る装置である。側方に発射・測定すれば港での岸壁までの距離が測れる。

音響測定器

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航海計器としての音響測定器は、船底から下に向けて発射した水中超音波の反射波を測定し、船底から水底(海底など)までの距離を測るものである。

自動操舵装置

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自動操舵装置(オートパイロット)はジャイロコンパスや航法支援装置からの情報によって設定した方位から針路がずれると、自動的に舵を操作することで針路を保持する。風や潮流によって横に流されるズレには対応できず、他船舶との回避運動も行なえないので、人間が常に船橋(ブリッジ)から見張り(Look out)をして適切に操船する必要がある[3]

関連項目

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脚注

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  1. ^ 仲之薗郁夫著 「海のパイロット物語」 成山堂書店 2002年1月28日初版発行 ISBN 4-425-94651-0
  2. ^ 満田豊他著 『海のなんでも小事典』 講談社ブルーバックス 2008年3月20日第1版発行 ISBN 9784062575935
  3. ^ 拓海広志著 「船と海運のはなし」 成山堂書店 平成19年11月8日改訂増補版発行 ISBN 978-4-425-911226