薩摩秀登

薩摩 秀登︵さつま ひでと、1959年 - ︶は、日本の歴史学者、明治大学大学院教養デザイン研究科および経営学部教授。専攻は西洋史、東欧史で、とくに中近世ボヘミア︵現チェコスロバキア︶史が専門。東欧史研究会委員長を務めた。

来歴

東京都生まれ。1982年、一橋大学社会学部西洋史専攻卒業。1986年～88年、カレル大学︵チェコスロヴァキア︶留学を経て、1989年に一橋大学大学院社会学研究科︵歴史学専攻︶博士課程修了。

論文﹁中世チェコ王国の貴族と王権﹂で社会学博士。審査員は阿部謹也、中村喜和、土肥恒之。

1989年～91年、日本学術振興会特別研究員を経て、1991年～明治大学経営学部助手。その後教授職に就き、現在に至る。 2008年度～2011年度の4年間、東欧史研究会委員長を務めた。

著書

単著

●﹃王権と貴族‥中世チェコにみる中欧の国家﹄日本エディタースクール出版部、1991.5。ISBN 978-4-88888-175-3

●﹃プラハの異端者たち‥中世チェコのフス派にみる宗教改革﹄現代書館＜叢書 歴史学への招待＞、1998.8。ISBN 978-4-7684-6735-0

●﹃物語　チェコの歴史‥森と高原と古城の国﹄中央公論新社＜中公新書＞、2006.3。ISBN 978-4-12-101838-0

●﹃図説　チェコとスロヴァキア﹄河出書房新社＜ふくろうの本＞、2006.11。ISBN 978-4-309-76087-2

●﹃図説　チェコとスロヴァキアの歴史﹄河出書房新社＜ふくろうの本＞、2021.10。ISBN 978-4-309-76308-8

共著

●松本宣郎・前沢伸行・河原温︵共編︶、松本宣郎ほか︵共著︶﹃ヨーロッパの成立と発展‥文献解説﹄南窓社、2007.3。ISBN 978-4-8165-0352-8

●小澤実・薩摩秀登・林邦夫﹃辺境のダイナミズム﹄︵ヨーロッパの中世・3巻︶岩波書店、2009.3。ISBN 978-4-00-026325-2

編著

• 『チェコとスロヴァキアを知るための56章』明石書店＜エリア・スタディーズ＞、2003.4。ISBN 978-4-7503-1700-7
  • 『チェコとスロヴァキアを知るための56章』（第2版）明石書店＜エリア・スタディーズ＞、2009年。ISBN 978-4-7503-2910-9

参考

• J-GLOBAL[1]

脚注

(一)^ 明治大学公式サイト﹁教養デザイン専攻・教員一覧﹂2023年10月18日閲覧。

(二)^ 紀伊國屋書店﹃図説チェコとスロヴァキア﹄紹介

(三)^ 明治大学教員データベース﹁薩摩秀登﹂2021年11月2日最終更新

(四)^ ﹃王権と貴族‥中世チェコにみる中欧の国家﹄﹁あとがき﹂及び奥付より。

(五)^ ﹁論文題目　中世チェコ王国の貴族と王権﹂

(六)^ “委員会”.  東欧史研究会. 2023年10月18日閲覧。