薬祖神
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薬祖神︵やくそじん︶は、日本神話︵﹃古事記﹄・﹃日本書紀﹄など︶において、日本に医薬を広めたとされる二柱の神[1]。
●大己貴神︵おおなむちのかみ︶
●少彦名神︵すくなびこなのかみ︶
および、中国の信仰︵道教・儒教︶由来の神として、神農︵しんのう︶が祀られることもある[2]。特異な例では、﹁西洋医学の祖﹂たる古代ギリシアのヒポクラテスも加えられることがある︵京都市二条通の薬祖神祠︶[3]。
別名
[編集]- 医薬祖神(いやくそじん)
- 医祖神(いそしん)[4]
主な神社
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●五條天神社︵京都府京都市下京区︶ - ﹁皇國醫祖神五條天神宮﹂・﹁醫祖神之碣︵いそしんのけつ︶﹂という石碑が立つ[4]。
●五條天神社︵東京都台東区上野公園︶[1] - 上記からの勧請。
●薬祖神社︵大阪府堺市堺区・菅原神社摂社︶ - 少彦名命とともに神農大神を祀る。﹁日本最古の薬祖神社﹂と称し、日本における神農信仰としては最古級に類する[5]。
●少彦名神社︵大阪府大阪市中央区道修町︶ - ﹁道修町の神農さん﹂として知られる。少彦名命とともに神農炎帝を祀る。
●薬祖神社︵東京都中央区日本橋室町︶ - 日本橋室町東地区開発により、日本橋にあった薬祖神社を移転勧進した[6]。
●生根神社︵大阪府大阪市住吉区住吉︶ - 少彦名命を単独かつ主祭神として祀る神社としては最古級[7]。
●生根神社︵大阪府大阪市西成区玉出︶ - 上記からの勧請。
●大洗磯前神社︵茨城県東茨城郡大洗町︶[1]
●酒列磯前神社︵茨城県ひたちなか市磯崎町︶[1]
●狭井神社・磐座神社︵奈良県桜井市三輪・大神神社摂社︶ - 当社の前には﹁くすり道﹂がある[8]。
●鴨都波神社摂社神農社︵奈良県御所市宮前町︶ - 近隣に生薬栽培所[9]や製薬業者が多く、関係者に信仰されている[10][11]。
●湯島聖堂境内神農廟︵東京都文京区湯島︶[12]
脚注
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(一)^ abcd“薬祖神の由来”. 東京薬事協会. 2019年10月12日閲覧。
(二)^ “道修町 少彦名神社 公式ホームページ”. 2019年10月12日閲覧。
(三)^ 京都ゆうゆう倶楽部﹃京都人が書いた﹁京都﹂の本 名所・旧跡からお土産・風習まで﹄, p. 22, - Google ブックス PHP文庫、2008年8月1日。
(四)^ abフィールドミュージアム京都. “SI062 医祖神碣”. 2019年10月12日閲覧。
(五)^ “えべっさんと神農さん|堺戎神社・堺薬祖神社|菅原神社”. 2019年10月12日閲覧。
(六)^ “人々が集い日本の自然と日本橋の歴史と伝統を再現した憩いの空間 ﹃福徳の森﹄9月28日(水)誕生”. 三井不動産. 2019年10月12日閲覧。
(七)^ 奥野茂寿 著﹁生根神社﹂、式内社研究会編 編﹃式内社調査報告 第5巻﹄皇學館大学出版部、1977年。
(八)^ “くすり道|大神神社︵おおみわじんじゃ︶”. 2019年10月12日閲覧。
(九)^ “田村薬草園”. 2019年10月12日閲覧。
(十)^ “神農社が鎮まる鴨都波神社”. 大神神社御用達の大正楼. 2019年10月12日閲覧。
(11)^ “御所市宮前町神農社の薬祖神祭 - マネジャーの休日余暇︵ブログ版︶”. 2019年10月12日閲覧。
(12)^ “神農祭|伝統行事|史跡湯島聖堂|公益財団法人斯文会”. 2019年10月12日閲覧。