辻久子
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辻 久子 | |
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『アサヒグラフ』 1951年9月19日号表紙 | |
基本情報 | |
生誕 | 1926年3月16日 |
出身地 | 日本 大阪府大阪市 |
死没 |
2021年7月13日(95歳没) 日本 大阪府大阪市 |
学歴 | 相愛高等女学校 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ヴァイオリニスト |
担当楽器 | ヴァイオリン |
人物[編集]
●大阪府大阪市出身[2]。相愛高等女学校卒業。 ●父はヴァイオリニストの辻吉之助。 ●1935年にリサイタルデビュー。1938年11月、13歳の時に出場した第7回日本音楽コンクール弦楽部門で第1位および文部大臣音楽賞︵この年に創設︶を受賞する[3]。その後ヴァイオリニストとして長く第一線として活躍した。 ●1945年、甘粕正彦がハルビン交響楽団と新京交響楽団を合同し、周囲の音楽家も参加した全満合同交響楽団のソリストとして、満州各地で演奏旅行を行う。全満合同交響楽団は指揮に朝比奈隆、事務局員に加藤幸四郎︵加藤登紀子の父︶がいた。 ●1973年に、自宅を3500万円で売却し、3000万円の1703年製ストラディバリウス﹁ディクソン・ポインダー﹂を購入し、話題となる。 ●織田作之助の小説﹃道なき道﹄の主人公の少女・寿子のモデルとなった[4]。 ●1984年、父・吉之助との生活を題材にしたドラマ﹁弦鳴りやまず﹂が毎日放送によりテレビシリーズ化され、樋口可南子が主役の久子役を務め、自身も出演をした。 ●2021年7月13日、大阪府大阪市に於いて死去したことが発表された[1][2]。95歳没。受賞歴[編集]
●1949年‥神戸新聞文化賞 ●1955年‥毎日音楽賞 ●1956年‥兵庫県文化賞 ●1966年‥音楽クリッティック賞 ●1989年‥紫綬褒章役職[編集]
●日本演奏連盟関西委員会委員脚注[編集]
- ^ a b "辻久子さんが死去 バイオリニスト". 日経電子版. 日本経済新聞社. 13 July 2021. 2021年7月13日閲覧。
- ^ a b 「バイオリニストの辻久子さん死去、95歳」『産経新聞』、2021年7月13日。2021年7月23日閲覧。
- ^ 初の文部大臣賞に十三歳の辻久子『東京日日新聞』(昭和13年11月21日)『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p59 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 日本経済新聞(夕刊)2020年9月19日(土)・第8面。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 講師のご案内 - 辻久子弦楽塾 - ウェイバックマシン(2016年10月20日アーカイブ分)