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連珠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
15道盤
15道盤

連珠(れんじゅ)は、五目並べを競技として成立するようにルールを整えたボードゲームの一種である。

概要

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5

#


用具

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 - 使使

 - 

 - 使1921515使

使15152251963151919使151515[1]





使使

2

12112-9



15

歴史

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1700[2]調[2]

18563[2]

189932[2]126[2][2]

193115

19661[3]

1988

1989

2014[3]

現行の用語と基本ルール

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21121323264
連珠の用語とその定義
用語 定義
縦・横・斜めのいずれかの隣接する交点に同色の石が空間なく一直線上につらなるもの。ルール用語としての連というのは五連と長連のみに用い、四連・三連などとはいわない。単に四・三ということはあるが、こちらはただ単につらなっている同色の石の数で定義しているわけではないため、つらなっててもいわなかったり、つらなってなくてもいうこともある。
五連 ちょうど5個の石の連。黒白問わずこれを作ったら勝ちとなる。黒の場合反則となる石団を同時に作っていても五連が優先され反則負けとはならず勝ちとなる。
長連 6個以上の石の連。黒の場合は反則負け、白の場合は勝ちとなる。
同種の石を1個加えると五連になるもの。珠法の差があるので、白の場合は1個石を加えると長連になるものも四とみなし黒の場合はみなさない(達四の場合も同様である)が、白には禁手がないため白の場合も黒の場合と同じように定義(1個石を加えると長連になるものは四とみなさない)しても特に問題はない。
達四 四の一種。同種の石を1個加えると五連になる点が2カ所あるもの。また、棒四ともいう。
同種の石を1個加えると達四になるもの。
四四 同一衝点に四(達四も含む)が2個以上同時にできるもの。一直線状に四四ができる場合もある。黒が作ったら反則負けとなる。
三三 同一衝点に三が2個以上同時にできるもの。黒が作ったら反則負けとなる。
四三 同一衝点に四(達四も含む)と三が同時にできるもの。黒が勝つためにはこれを作るしかないが、四(達四も含む)と三のどちらかが2個以上できていると四四もしくは三三が優先されるため反則負けとなる。
眠三 剣先ともいう。片側が相手の石で止まっているか盤の端に当たっている3連のこと。三とはみなされないため、黒が眠三を2個、もしくは眠三と三を同時に作っても三三とはならず反則にはならない。






珠型

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211



1321

直接打ち

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直接1号「寒星
直接2号「渓月
直接3号「疎星
直接4号「花月
直接5号「残月
直接6号「雨月
直接7号「金星
直接8号「松月
直接9号「丘月
直接10号「新月
直接11号「瑞星
直接12号「山月
直接13号「遊星
   

間接打ち

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間接1号「長星
間接2号「峡月
間接3号「恒星
間接4号「水月
間接5号「流星
間接6号「雲月
間接7号「浦月
間接8号「嵐月
間接9号「銀月
間接10号「明星
間接11号「斜月
間接12号「名月
間接13号「彗星
   

開局規定

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開局規定(オープニングルール)とは、その名の通り開局を行うための規定である。単に交互に打ち進めていくだけでは多くの珠型で必ず先手が勝ってしまうため、先手後手の均等を取るために開局規定が考案された。

珠型交替・五珠二ヶ所打ち

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RIF

(一)

(二)

(三)使

(四)261

(五)

(六)4

(七)522

(八)215

(九)6

珠型五珠題数提示選択打ち

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(一)11

(二)2
α

β5

(三)

(四)4

(五)5

(六)51

(七)6

均衡打ち

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(一)1

(二)2

(三)326

(四)4

(五)5

(六)使

(七)

五回交代打ち

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五回交代打ちとは、ロシアのユーリー・タラニコフが提唱したルール。

二回交代打ち

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二回交代打ちとは、スウェーデンのピーター・ヨンソンが提唱したルール。

必勝定石

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類似のゲーム

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 - 

6 - 612

 - 

 - 23510

 - 

 - 

 - 

脚注

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  1. ^ 囲碁の日本棋院”. 囲碁の日本棋院. 2023年4月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 連珠…その起源
  3. ^ a b 日本連珠社

関連項目

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参考文献

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外部リンク

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