鉤
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鉤・鈎︵かぎ、こ、こう、はり、ち、はぜ、つる[1]︶は、先が曲がった棒状の、もっぱら金属製の器具である。曲がった部分を何かに引っ掛けて使う。フック︵英語: hook︶。もっぱら﹁かぎ﹂と読むが、分野によっては他の読みをする。
鉤の例[編集]
●﹁かぎ﹂と読むもの ●手術用器具。組織を引っかけて牽引するのに用いられる。 ●漁具。魚類や貝類などを捕獲するのに用いられる。 ●武器の種類。長い柄の先が曲がっており、敵に引っ掛けることができる。 ●鉤縄 - 先に鉤を結わった縄。 ●鉤針 - 先が曲がった編み物用の針。 ●鉤爪 - 道具ではないが、細長く湾曲した、肉食獣などの爪。 ●﹁はり﹂と読むもの ●釣り針。古語では﹁ち﹂と読む。 ●﹁つる﹂と読むもの ●丸太を移動させるための道具[1]。 ●その他 ●簾を巻き上げ、掛けて置くための道具。﹁こ﹂と読む。 ●はぜ。板金を接続するときに折り曲げる部分。﹁はぜ﹂と読み、馳とも書く。 ●鈎。﹁こう﹂、またはピン音読みで﹁ゴウ︵Gou︶﹂。中国武術の武器。鉤形にちなんだ名称[編集]
●鉤十字 - 四方の先が曲がった十字型。ナチ党のシンボルマークハーケンクロイツとして知られる。 ●鉤括弧 - “﹁□□□□﹂” 形の括弧。日本語の引用符などに使う。 ●亅 - 漢字の筆画の種類。鉤と書いた場合は﹁こう﹂と読む。部首としては亅部。 ●海馬鉤 - 大脳の一部。﹁かいばこう﹂と読む。海馬傍回の前端のかぎ状に湾曲した部分。 ●鋳造鉤 - 義歯の維持装置で鋳造にて製作された物。ワイヤー屈曲て製作された物を﹁線鉤﹂という。歯科技工脚注[編集]
(一)^ ab“山で働く”. 熊本県総合博物館ネットワーク・ポータルサイト. 2019年11月2日閲覧。関連項目[編集]
- 「鉤」で始まるページの一覧
- 鳶口(英語:Pickaroon、Pike pole) - 鉤が付いた棒。消防の破壊消火、水面に浮いたボートや木材の誘導、氷の下の魚をひっかける漁など様々に利用された。