出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
各話内容[編集]
陽炎の章[編集]
別フレDXザ・別フレ2006年3月号掲載
口減らしのために女衒の竜次に売られた少女。竜次に淡い恋心を抱いたまま、遊女・陽炎として妖艶に成長していく。
水揚げは竜次に……と願っていた陽炎だが、竜次の稼ぎでは到底手が出ない。やがて、水揚げの時が訪れる。
稲妻の章[編集]
別冊フレンド8月号増刊 別フレ2006掲載
何人もの男を手玉にする遊女・若菜。絶好のカモ旗本の若侍・佐山光則にも多くの貢ぎ物をさせていた。
貢ぐばかりで決して若菜を抱こうとしないうぶな光則に、若菜の想いも次第に変化していく。
水の月の章[編集]
別冊フレンド2006年4月号掲載
遊女・水月は、未だに遊郭での暮らしに慣れずにいた。そんな時、客として訪れたのは、いとこの和馬だった。
一緒に吉原を出たい……そう願ったのも束の間、水月は病に冒されていた。
宿世の糸[編集]
別冊フレンド8月号増刊 別フレ2006掲載
吉原の最高位、太夫・朱音。誰もが羨むこの地位、美貌。馴染みの大名・岡部の従者・忠晃に、とある秘密を知られ、口止めに誘惑してやろうと企むが、思うようになびかないことに苛立っていた。
別冊フレンド12月号増刊 別フレ2006掲載
貧しい御家人の娘・美幸は、病弱な妹・幸恵のために、吉原で身を売ることを決意した。
幸恵のため、ただただそれだけを思い、必死に仕事を続ける美幸。そんなある日、幸恵から﹁嫁ぐことが決まった﹂と文が届く。一目でいい、幸恵の晴れ姿を見たい、そんな思いから足抜けを画策する……。
書誌情報[編集]
●陽炎 稲妻 水の月
●収録作品:﹁陽炎の章﹂﹁稲妻の章﹂﹁水の月の章﹂﹁長崎慕情﹂
﹁長崎慕情﹂は実在の人物であるシーボルトと、のちに妻となる遊女・お滝の恋を描いた作品。
●ひらひら〜吉原花魁恋草紙〜
●収録作品:﹁宿世の糸﹂﹁夢鏡﹂﹁翡翠の鳥﹂﹁花灯籠﹂
最初の2作は﹁陽炎 稲妻 水の月﹂シリーズ。残りの2作も吉原の花魁が題材の作品。
|
---|
遊女(花魁) |
|
---|
関連人物 |
|
---|
関連用語 |
|
---|
関連作品 |
|
---|
関連施設 |
|
---|
カテゴリ |