36.5℃
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『36.5℃』 | ||||
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中島みゆき の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
ニューミュージック シンセポップ ロック[1] | |||
時間 | ||||
レーベル |
キャニオン・レコード AARD-VARK | |||
プロデュース | 甲斐よしひろ・miss M. | |||
チャート最高順位 | ||||
中島みゆき アルバム 年表 | ||||
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『36.5℃』収録のシングル | ||||
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『36.5℃』(さんじゅうろくてんごどシー)は、1986年11月12日に発売された中島みゆきの14作目のオリジナルアルバムである。
キャッチコピーは『愛が、あぶない』。
制作
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甲斐バンドの甲斐よしひろをプロデューサーに迎えて制作され、レコーディングにスティーヴィー・ワンダーや、久石譲が参加している。
先行シングルである﹁あたいの夏休み﹂にスティーヴィーが参加した以外は、基本的に国内でレコーディングされたが、アルバムのミキシングとマスタリングは海外で行われた。マスタリングを手掛けたのはニューヨーク、スターリング・サウンド・スタジオのエンジニアであるテッド・ジェンセン。ミキシングは同じくニューヨークのパワー・ステーション・スタジオにて、ラリー・アレキサンダーの手によって行われている。
アルバムジャケット
[編集]ジャケットの手は甲斐よしひろと中島みゆき本人である。
リリース
[編集]
1986年11月12日にキャニオン・レコードのAARD-VARKレーベルから、LPとCT、CDの3形態でリリースされた。
現行盤のCDは2018年にヤマハミュージックコミュニケーションズから発売された。
2013年、Tom Bakerにより新たにデジタルリマスタリングされたCDがクリスタルディスクにて発売された︵規格品番‥YMPCD-10023︶。
収録曲
[編集]LPレコード
[編集]全作詞・作曲: 中島みゆき。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「あたいの夏休み」 | 後藤次利 | |
2. | 「最悪」 | 久石譲 | |
3. | 「F.O.」 | 椎名和夫 | |
4. | 「毒をんな」 | 椎名和夫 | |
合計時間: |
全作詞・作曲: 中島みゆき。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「シーサイド・コーポラス」 | ||
2. | 「やまねこ」 | 船山基紀 | |
3. | 「HALF」 | 椎名和夫 | |
4. | 「見返り美人」 | 萩田光雄 | |
5. | 「白鳥の歌が聴こえる」 | 久石譲 | |
合計時間: |
CD
[編集]全作詞・作曲: 中島みゆき。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「あたいの夏休み」 | 後藤次利 | |
2. | 「最悪」 | 久石譲 | |
3. | 「F.O.」 | 椎名和夫 | |
4. | 「毒をんな」 | 椎名和夫 | |
5. | 「シーサイド・コーポラス」 | ||
6. | 「やまねこ」 | 船山基紀 | |
7. | 「HALF」 | 椎名和夫 | |
8. | 「見返り美人」 | 萩田光雄 | |
9. | 「白鳥の歌が聴こえる」 | 久石譲 | |
合計時間: |
楽曲解説
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(一)あたいの夏休み
●1986年6月にシングルとして発売され、オリコンのシングルチャートで最高14位を記録した作品。アルバムに収録されているのはミックス違いのアルバム・バージョン。イントロがシングル・ミックスよりも長く、ゲスト参加したスティーヴィー・ワンダーの弾くシンセサイザーのサンプリングの音色がより強調されている。
(二)最悪
(三)F.O.
(四)毒をんな
(五)シーサイド・コーポラス
●中島みゆき自身が弾くアコースティック・ギターに乗せて唄われるシンプルな小品。それ故に本作中唯一編曲者が存在しない作品でもある。
●タイトルは、過去に実在した同名のアパートから拝借したもので、中島は﹁取り壊しが決まったので、早く発表したかった﹂と語っている[2]。
●アルバムに収録されているのは1コーラスだけで終わる1分半のエディット・バージョンだが、シングル﹃やまねこ﹄のカップリングには2番目まで演奏されているフル・バージョンが収録されている。なお、シングル盤のこの曲の最後には、﹁中島﹃こんなもんでどうかな?﹄、男性﹃うん!﹄、中島﹃うん!﹄﹂という会話が入っている。
(六)やまねこ
●アルバムの発表直後にシングルカットされ、オリコンチャートで最高43位を記録した。
(七)HALF
(八)見返り美人
●1986年9月にシングルとして発売され、オリコンのシングルチャートで最高18位を記録した作品。アルバムに収録されているのはシングルとは違うアルバムバージョン。当初は中森明菜に提供される予定だったが、その計画は頓挫したという。最初は﹁見返し美人﹂というタイトルにするつもりだったが、誤字と思われないようにとの配慮から、﹁見返り美人﹂のタイトルになったという経緯がある[3]。1991年発売のシングル﹁トーキョー迷子﹂のカップリングには瀬尾一三のアレンジによるリメイク・バージョンが収録されている。
(九)白鳥の歌が聴こえる
●1987年8月21日に発売されたCDV﹃中島みゆき CDV GOLD﹄には、ミックス違いのanother Mix versionが収録されている。このバージョンは、中島がパーソナリティを務めたラジオ番組﹃中島みゆきのオールナイトニッポン﹄最終回のエンディングにて使用された。
演奏者
[編集]- Vocals:中島みゆき
あたいの夏休み
最悪
F.O.
毒をんな
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シーサイド・コーポラス
やまねこ
HALF
見返り美人
白鳥の歌が聴こえる
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脚注
[編集]外部リンク
[編集]- ヤマハミュージックコミュニケーションズによる紹介ページ