Adium
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開発元 | Adiumチーム (Evan Schoenberg、Eric Richie、Adam Iser) |
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最新版 |
1.5.10.2 / 2016年3月9日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | Cocoa (API) |
対応OS | macOS |
種別 | インスタントメッセンジャー |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | www.adium.im |
Adiumは、macOSで動作するフリーなインスタントメッセンジャーであり、libezv (Bonjour)、MGTwitterEngine (Twitter)、libpurple︵他の全プロトコル︶といったライブラリを使って各種プロトコルをサポートしている。macOSのCocoa (API) APIを使って書かれており、GNU General Public Licenseでライセンスされている。ただしAdiumに付属している各コンポーネントのライセンスは様々である。
歴史[編集]
最初の "Adium 1.0" は2001年9月にリリースされた。これは当時大学生だったAdam Iserが開発したもので、AIMだけをサポートしていた。その後のバージョン番号の付け方は少し変わっている。Adium 1.0に対するアップグレードがいくつかあり、最終的にはAdium 1.6.2cとなった[1]。 この時点でAdiumチームはマルチプロトコル対応を実現するため、完全な書き換えを開始した。Pidgin︵当時はGaim︶のlibpurple︵当時はlibgaim︶ライブラリが実装され、AIM以外のIMプロトコルをサポートするようになった。その後、AdiumチームはGUIの改善に注力するようになった。Adiumチームはこれらの修正をしたバージョンを Adium 2.0 としてリリースする予定だった。しかし、実際には "Adium X" と改名した上で、バージョン0.50とし、﹁1.0の半分ぐらいの完成度﹂ということを表した[2]。 インテルベースのMacで動作するよう Universal Binaryでコンパイルされた最初のバージョンはAdium X 0.88だった。Adium X 0.89.1までリリースすると、今度は名前を再びAdiumに戻し、2007年2月2日にAdium 1.0がリリースされた。その後も頻繁にバージョンアップを繰り返している。 AppleはXcodeによるAdiumのビルドをベンチマークに使い、Macの性能比較を行っている[3]。プロトコル[編集]
Adiumは以下のようなプロトコルをサポートしている。 ●OSCAR - AIM、MobileMe、ICQ ●XMPP (Jabber) - Google Talk、LiveJournal ●Windows Live メッセンジャー ●Yahoo! MessengerとYahoo!メッセンジャー ●Bonjour ●MySpaceIM ●Gadu-Gadu ●GroupWise ●Lotus Sametime ●Facebookのチャット ●MeBeam ︵pluginが必要︶ ●Tlen ︵pluginが必要︶ ●Xfire ︵XBlaze pluginが必要︶ ●Skype ︵pluginが必要︶ ●IRC ︵β版のみ︶ ●Twitter ︵β版のみ︶ ●NateOn ︵pluginが必要︶ ●StudiVZ-Plauderkasten via Nimbuzz ︵pluginが必要︶プラグインとカスタマイズ[編集]
Adiumはプラグインアーキテクチャを採用している。基本的な機能の多くがプラグインとして提供されている。例えば、ファイル転送、Growlサポート、Sparkleサポート、Off-the-Record Messagingライブラリなどがある。 Adiumはまた、高度なカスタマイズが可能で、開発者が "Xtras" と呼ぶリソースを使ってカスタマイズする。サードパーティーのXtrasは数百あり、顔文字の見た目、Dockアイコン、コンタクトリストのスタイル、メッセージのスタイルなどを変更できる。また、サウンドセットも複数用意されている。イベントをトリガーとした自動的な動作の変更にはAppleScriptが使える。関連項目[編集]
脚注[編集]
(一)^ “Adium1xChangelog”. The Adium Project. 2009年3月14日閲覧。
(二)^ “History Of Adium”. The Adium Project. 2009年1月31日閲覧。
(三)^ “Mac Pro - Performance: Science and technical computing”. Apple. 2008年5月10日閲覧。
外部リンク[編集]
- Adium — 公式サイト
- Portable Adium — ポータブルアプリケーションとしてパッケージ化されたもの
- Evan Schoenberg of AdiumX, DrunkenBlog, 2004年7月15日
- Interview with Chris Forsythe of Adium and Growl, OSNews, 2006年8月9日
- Chris Forsythe talks up Adium, CocoaRadio, 2006年5月23日