Bセグメント
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ヨーロッパのベストセラー(2020年)
ルノー・クリオ 5代目 (2019年–)
プジョー・208 2代目 (2019年–)
オペル・コルサ 6代目 (2019年–)
トヨタ・ヤリス 4代目 (2020年–)
フォルクスワーゲン・ポロ 6代目 (2017年-)
Bセグメント(B-Segment, Subcompact car, Supermini)とは、主に欧州で利用されている乗用車分類方法であるセグメントの1カテゴリーであり、AセグメントとCセグメントの中間に位置付けられる車格である。同一セグメントにセダン、ステーションワゴン、クーペ、ハッチバックなどのボディスタイルを包括する。
調査会社であるグローバルインサイト社の分類では、スポーツ・クーペ、マルチパーパスビークル︵MPV︶、スポーツ・ユーティリティ・ビークル︵SUV︶、クロスオーバーSUV︵CUV︶を含むとしている。
欧州で﹁以前に使用されていた最も狭義の分類﹂[1]においては、スポーツ・クーペ、MPV、SUV、CUVは別のセグメントに分類される。
概要
車両の寸法と排気量は、衝突安全性、排出ガス規制、燃費などの基準や要求と共に変化しているが、2019年現在の基準ではおおむね全長が3,800 mmから4,200 mmまで、全幅が1,695 mmから1,750 mmまでの車種であり、排気量が1 Lから1.5 Lのガソリンエンジンを搭載することが多いが、車両サイズ、全長、価格、車両の装備や車両の持ち合わせるイメージなどの複数要件に因る分類のために、明確な数値基準はない。また、セダン、およびクーペ、ステーションワゴンの全長がおおむね4,300 mmから4,500 mmまであるものはフルBセグメントもしくはBCセグメントという場合︵ただし、日本メーカー製の一部の国内専用車種として開発された小型セダンや小型ステーションワゴンの場合は日本国内の道路・交通環境等の関係上、Cセグメント扱いになる場合[2]も決して少なくない︶もある。 なおピックアップトラックやバン/ライトバンなどのいわゆる商用車は、乗用車のセグメント分類には属さないとされている。 アメリカにおける分類のサブコンパクトカーや、イギリスにおける分類のスーパーミニ・カー、日本でいうところのコンパクトカーがBセグメントに、フルBセグメント︵BCセグメント、主に旧来Cセグメントにカテゴライズされていた車種︶が上級コンパクトカーに近似する。ただし2021年4月現在、国内市場で販売されているコンパクトカーのうちダイハツ・ブーン/トヨタ・パッソ、日産・マーチ、スズキ・ソリオ/三菱・デリカD:2、スズキ・イグニス、ダイハツ・トール/トヨタ・ルーミー/スバル・ジャスティなどのエントリークラス、および全ての軽乗用車はAセグメントに分類され、これより1ランク上の車格に当たるトヨタ・ヤリスや日産・ノート、ホンダ・フィット、マツダ・MAZDA2、スズキ・スイフトなどの全長の短いモデルがBセグメントに、トヨタ・カローラアクシオ/カローラフィールダーやシャトルなどの全長の長いモデルがフルBセグメント︵BCセグメント︶にそれぞれ分類される。脚注
(一)^ http://ec.europa.eu/competition/mergers/cases/decisions/m1406_en.pdf
(二)^ 2019年12月現在の例・E210型カローラセダン/E210W型カローラツーリング等