L96A1
![]() Arctic Warfare (L118A1) | |
L96A1 | |
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種類 | 軍用狙撃銃 |
製造国 |
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設計・製造 | アキュラシー・インターナショナル |
年代 | 1980年代 - 現代 |
仕様 | |
種別 | ボルトアクション方式狙撃銃 |
銃身長 | 660 mm |
ライフリング | 4条右回り |
使用弾薬 | |
装弾数 | 5 - 10発 |
作動方式 | ボルトアクション |
全長 | 1,180 mm |
重量 | 6,500 g |
銃口初速 | 850 m/s |
有効射程 |
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歴史 | |
設計年 | 1982年 |
バリエーション |
|
L96A1は、イギリス軍で制式採用されているボルトアクション方式の狙撃銃である。
概要
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画像 | ![]() |
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使用弾薬 | 7.62x54mmR弾 7.62x51mm弾 8.58×70mm弾 等 |
7.62x51mm弾 | 7.62x51mm弾 8.58×70mm弾 等 |
7.62x54mmR弾 | ||
装弾数 | 10発[注 1] | 5 - 20発[注 1] | 5発[注 2] / 10発[注 3] | 10発[注 3] | 5 - 10発[注 3] | 10発[注 1] |
銃身長 | 650 mm | 508 mm / 609 mm | 610 mm | 650 mm | 660 mm | 620 mm |
全長 | 1,270 mm | 1,118 mm | 1,092 mm | 1,200 mm | 1,180 mm | 1,225 mm |
重量 | 6,200 g | 4,810 g (競技仕様) | 4,400 g | 5,100 g | 6,500 g | 4,310 g |
射程 | 1,000 m | 600 m | 800 m[注 4] 1,500 m[注 5] |
800 m | 800 m[注 4] 1,500 m[注 5] |
800 m |
作動方式 | ボルトアクション方式 | 作動:ストーナー方式 閉鎖:ロータリーボルト式 |
ボルトアクション方式 | 作動:ショートストロークピストン式 閉鎖:ターンロックボルト式 |
特徴
[編集]バリエーション
[編集]アークティク・ウォーフェア(Arctic Warfare)ライフル
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e5/Accuracy_International_Arctic_Warfare_-_Psg_90_G24.png/250px-Accuracy_International_Arctic_Warfare_-_Psg_90_G24.png)
- 全長:1,180 mm
- 重量:6,500 g
- 装弾数:10発
AWF(Folding)
[編集]AWのストックを折りたたみ式ストックとしたモデル。イギリス軍がL118A2として、スウェーデン軍がPSG-90Bとして採用している。
AWS(Suppressed)
[編集]AWS Covert
[編集]専用のスーツケース内に秘匿できるようにしたAWS。デルタフォースやSASが導入している。
AWP(Police)
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ef/Arctic_Warfare_Police_Model.jpg/250px-Arctic_Warfare_Police_Model.jpg)
各国の法執行機関・警察用として24インチバレル(AWは26インチ)を取り付けたモデル。
- 全長:1,120 mm
- 重量:6,500 g
- 装弾数:10発
AWM(Magnum)
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/Royal_Marines_snipers_displaying_their_L115A1_rifles.jpg/250px-Royal_Marines_snipers_displaying_their_L115A1_rifles.jpg)
- 全長:1,23 0mm
- 重量:6,500 g/6,900 g
- 装弾数:5発
AWM-F
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/7f/G22_ohne_Schalldaempfer.jpg/250px-G22_ohne_Schalldaempfer.jpg)
AWMのストックを折りたたみ式ストックとしたモデル。.300Win Magモデルをドイツ連邦軍がG22として、338Lapuaモデルをイギリス軍がL115A2、A3として採用している。
AW50
[編集].50BMG弾対応としたアンチマテリアルライフル。フォールディングストックとしたAW50F、Navy SEALsの要望で作られたセミオート式AS50も存在する。通常モデルをドイツ連邦軍がG24の名で採用。
AICS シャーシシステム
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/ae/Mk.13_MOD_5_sniper_rifle.jpg/250px-Mk.13_MOD_5_sniper_rifle.jpg)
AT(Accuracy Tactical)シリーズ
[編集]AT(Accuracy Tactical)モデルは、軍事用途向けのより高価なAXシリーズよりも安価な代替品として2014年に導入された。ATは法執行機関および民間での使用を目的としている。AT狙撃銃はAW狙撃銃の遺産を引き継いでおり、AWシリーズの法執行機関向けモデルのAE(Accuracy Enforcement)狙撃銃の改良版である。
AT308
[編集]AT AICS シャーシシステム
[編集]ATシリーズのAccuracy International Chassis System(AICS)のシャーシ・銃床は、Remington 700のショートおよびロングボルトアクションベースの小銃、Savage M10ショートアクション、Tikka T3ショートアクションの小銃にも使用できる。
AXシリーズ
[編集]Accuracy International社のAX長射程狙撃銃シリーズは、全長の長い強力なスーパーマグナム弾用に設計され、2010年1月にSHOT Show トレードショーで発表された。これは、AWシリーズのAWMモデルに基づく主要な設計の進化であり、Accuracy International社によれば、その開発はUS Special Operations Command solicitation(USSCOM)が募集したPrecision Sniper Rifle(PSR)計画により促された部分もあるとされている。PSR契約は、レミントン・アームズ社のモジュラースナイパーライフルが2013年に契約を獲得した。
AXシリーズは、.338ラプアマグナム弾、.300ウィンチェスターマグナム弾、および7.62×51mm NATO弾/.308ウィンチェスター弾のいずれかを使用し、銃身、ボルト、弾倉/弾倉変更器具を交換するだけで数分で再構成できるマルチ口径の狙撃銃であるAXMCが主要製品である。更にAXシリーズは非マルチ口径の製品として、7.62×51mm NATO弾/.308ウィンチェスター弾を使用するAX308と、.50 BMG弾を使用するAX50で構成されている。
AXMC
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/40/High_Angle_shoot_training-4.jpg/250px-High_Angle_shoot_training-4.jpg)
AXMCマルチ口径狙撃銃は、.338ラプアマグナム弾、.300ウィンチェスターマグナム弾、7.62×51mm NATO弾/.308ウィンチェスター弾のいずれかを使用する。AW狙撃銃シリーズと互換性のない寸法の部品が特徴である。AXMC口径変換キットを使用すると、AXMCはボルト、弾倉、銃身を交換することにより、数分で使用弾薬を変更できる。7.62×51mm NATO弾に変換する場合、AX308用弾倉を使用できるように、追加の弾倉変更器具も弾倉装着口内に取付ける必要がある。各口径のシステムに対し単一の撃針とそれを格納する構成部品が用意されているため、変換手順の一部として、必要なボルト構成部品に撃針構成部品を取り付ける必要がある。
AWMと比較して、AXMCのボルト動作はより長くより幅広く、内部弾倉も長くされているため、CIP(Permanent International Commission for the Proof of Firearms Portable)に最長93.50mm(3.681インチ)と定義された.338ラプアマグナム弾を問題なく使用できる。
AXMCのボルトは直径22 mm(0.87インチ)で、ボルト、ボルトヘッド、ロッキングラグ、銃身側の結合部の構造は、非常に堅牢であり、AWMモデルと比較してより安全に、薬室の高い圧力と温度、ボルトへの高い後退圧力を扱えるように設計されている。ボルトの構造が大幅に変更され、ボルトを現場で手動で取外すことができるようになり、ボルト本体からボルトヘッドを取外すというより複雑な作業を単純な手動工具を使用して行うことができる。口径の変更は、ボルト構成部品全体または口径固有のボルトスリーブを変更することでも実現できるが、より大作業となる。ボルトの内部には、ボルトが部分的にしか閉じていない状態で発砲するのを防ぐ新しい安全機能が追加されている。改良された板バネ状のAW 7.62モデル型の抽出器は、一連のボルト動作の信頼性を向上させるはずである。この抽出器は、弾丸先端を使って着脱可能である。
銃身の取付用のねじ山の直径は大きくなり、AXMC専用のものである。本銃には、長さ27インチ(686mm)、.338インチ(8.6mm)口径のフローティング構造で溝付きの銃身が標準として取付けられている。AXMCの銃身には、従来型ではない238 mm(9.375インチ1回転)のツイストレートのライフリングがあり、21世紀に入りより一般的になった。これにより、より長く重い.338口径の極低抵抗力設計の弾丸を適切に安定させる。他の長さ、口径およびツイストレートの銃身はオプションとして利用できる。
2段トリガーには、0.5インチ(13mm)だけ前後に移動できる新しいトリガーシューがあり、15 - 20ニュートン(3.4-4.5 lbf)の範囲でトリガープルを調整可能である。AXMCは、変更された弾倉装着口に挿入される新しい.338ラプアマグナム弾用の10発ダブルカラム(2列重ね)鉄製弾倉を使用する。
さらにAXMCは、フリーフローティング銃身を包むように八角形状をした前部銃床を備えた改訂された外部シャーシストックシステムを備えている。前部銃床の4面にはMIL-STD 1913ピカティニーアクセサリーレールが装備されモジュール式取付けポイントを提供している。八角形状の前部銃床およびピカティニーアクセサリレールには幾つかの長さの選択肢が用意されている。レシーバーの上部には、照準光学系を取付けるためのMIL-STD 1913ピカティニーレールが装備されている。AXMCには、30 MOAの前方に傾斜した光学レールがあり、超長距離射撃に最適化されている。折り畳み式後部銃床には、オプションのバットスパイクを取り付けることができる。厚い衣類や防護服を着用する場合の使用を容易にするために、AICSの銃床と比べて銃床を更に短く調整するのを可能とした。後部銃床には、標準で左右と高さを調整可能なチークピースがあり、オプションでクイック調整可能なチークピースを取付けることもできる。チークピースには、様々な調整、取外し、および(再)取付け手順に使用される4mmの六角レンチが収納されている。ピストルグリップには様々なサイズのバックストラップを取付けることができ、またピストルグリップと可動式のトリガーシューと組み合わせると、引金を個々の射手に合わせて調整できる。
AX308
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2c/AXMC308_Malaysian_Army.jpg/250px-AXMC308_Malaysian_Army.jpg)
AX308は、7.62×51mm NATO弾だけを使用する独立モデル。7.62×51mm NATO弾/.308ウィンチェスター弾を使用し、20mm(0.79インチ)のボルト径を備えた、より短いボルトアクション(ショートアクション)機構を備えている。AX308には、長距離射撃用に最適化された20 MOAの前方傾斜光学レールがある。
AX50
[編集]AX50は、AW50を置き換える.50 BMG(12.7×99mm NATO)弾を使用する対物狙撃銃の独立モデル。ボルトの直径が30 mm(1.18インチ)で、大きく長いボルトアクション機構を備えている。
AX AICS シャーシシステム
[編集]AXシリーズのAccuracy International Chassis System(AICS)のシャーシ・銃床は、Remington 700のショートおよびロングボルトアクションベースの小銃にも使用できる。
使用国
[編集]オーストラリア - SR98
ベルギー
バングラデシュ
チェコ - AWF
ドイツ - G22
スペイン
イギリス - L96A1、L115A3、L118A1、AWC SAS
インドネシア - AWとAWP
イタリア
アイルランド
オランダ - コマンドー
ノルウェー - AWM
ニュージーランド
スウェーデン - PSG90
スリランカ
ポルトガル
マレーシア
ラトビア
大韓民国 - AWMとAW50
日本 - 特殊急襲部隊が導入[3]
登場作品
[編集]L96A1の登場作品を表示するには右の [表示] をクリックしてください。
映画・テレビドラマ
[編集]オリジナルビデオ作品
[編集]- 『仮面ライダーアマゾンズ』
- シーズン1にて、ノザマペストンサービス駆除班の福田耕太が使用。弾は通常のライフル弾ではなく、アマゾンの弱点である電流を帯びた特殊弾が使用されている。