LEON・LOLA
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開発元 | ZERO-G |
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初版 | NAMM 2004 Winter(2004年1月15 - 18日)にてリリース |
使用エンジン | VOCALOID |
対応OS | Windows XP/2000(XPを推奨) |
種別 |
音声合成、DTM ボーカルシンセサイザー(歌唱合成) |
公式サイト | クリプトン | LEON(音楽ソフトウエア) |
開発元 | ZERO-G |
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初版 | NAMM 2004 Winter(2004年1月15 - 18日)にてリリース |
使用エンジン | VOCALOID |
対応OS | Windows XP/2000(XPを推奨) |
種別 |
音声合成、DTM ボーカルシンセサイザー(歌唱合成) |
公式サイト | クリプトン | LOLA(音楽ソフトウエア) |
LEON︵レオン︶およびLOLA︵ローラ︶は、イギリスのZERO-Gから発売されている英語用の音声合成・デスクトップミュージック︵DTM︶ソフトウェアである。メロディと歌詞を入力することでパソコン上で歌声を合成することが出来る。ヤマハの開発した音声合成システムVOCALOIDを採用した最初の製品としてNAMM 2004 Winter︵2004年1月15 - 18日︶にて同時発売された[1]。日本国内の販売はクリプトン・フューチャー・メディアが行っており、2004年3月3日に発売された[2]。
製品[編集]
「VOCALOID」も参照
LEONとLOLAは、ヤマハの開発したリアルな歌声を合成するための音声合成システムVOCALOIDを使用した初めての製品として発売された。LEONは男声の、LOLAは女声のソウルシンガーの歌声をサンプリングして作られた歌手ライブラリを収録しており[3]﹁VOCALOIDのアダムとイヴ﹂とも称される[4]。Zero-Gから最初に発売されるライブラリについては当初男性と女性の声を同梱した﹁Soul Vocalist﹂という名前の製品が発売予定とアナウンスされていた[5]。
両製品ともスタンダードなボーカルとされ、適する音楽ジャンルなども特に明示されておらず様々なジャンルを歌いこなすとされている[4]。リアルな歌唱が合成できるとは言え性能上メインボーカルを務めさせることは容易ではなく[6]、用途としてはバックコーラスへの利用が想定されていた[7]。サンプリング音声を提供した歌手についてはイギリスのプロのセッション・シンガーとされるが[4]、歌手の名前は明らかにされていない。その理由については、VOCALOIDの値段がコーラスに歌手を雇うよりはるかに安くそれらの脅威となる懸念が影響したのではないかとも言われる[6]。
両製品のパッケージにはそれぞれ横から見た男性と女性の口の画像が使用されており、後に他社から発売されたVOCALOID製品や同社が2009年に発売したSONIKAなどとは異なり歌っている人格を想起させることの無いデザインとなっている[8]。製品名のロゴでは男性女性を表す学術記号がそれぞれのアルファベット﹁O﹂の部分に当てられている(LE♂N・L♀LA)。2013年12月末をもって同社VOCALOID製品であるMIRIAMと共に販売を終了した。
反響[編集]
最初のVOCALOID製品として登場したLEONとLOLAはそれまでに無いリアルな歌声を再現できる特筆すべき製品として迎えられたが[9][6]、しかし十分な売り上げを得ることは出来なかった。日本国内での販売を行っているクリプトン・フューチャー・メディアは両製品の不振の理由について肉声に比べれば歌声に不自然さのある中で音にこだわりを持つコアユーザーをターゲットとして売り出したこと、イギリス英語であるためアメリカ人に受けなかったこと、パッケージのデザインなどが考えられるとしている[10]。脚注[編集]
(一)^ “ZERO-G ANNOUNCE FIRST 3 VOCALOID TITLES” (英語). ZERO-G. 2009年11月19日閲覧。
(二)^ “2004年3月2日”. DTM magazine (寺島情報企画). (2004年3月2日) 2009年11月19日閲覧。
(三)^ “ZERO-G YAMAHA﹁VOCALOID﹂対応製品3タイトルを発表~世界初のバーチャル・ボーカリスト”. DTM magazine (寺島情報企画). (2003年11月19日) 2009年11月19日閲覧。
(四)^ abc“クリプトン | LEON︵音楽ソフトウエア︶”. クリプトン・フューチャー・メディア. 2009年11月19日閲覧。
“クリプトン | LOLA︵音楽ソフトウエア︶”. クリプトン・フューチャー・メディア. 2009年11月19日閲覧。
(五)^ “Zero-G ﹁Soul Vocalist﹂発表~YAMAHAのVOCALOID技術を採用したボーカル・ライブラリ~”. DTM magazine (寺島情報企画). (2003年3月25日) 2009年11月19日閲覧。
(六)^ abcRubens, Paul (2004年2月19日). “Virtual voices” (英語). The Guardian. p. 23 2009年12月6日閲覧。
(七)^ Biever, Celeste (2003年11月25日). “Software puts world-class soul singers on tap” (英語). NEW SCIENTIST 2009年11月19日閲覧。
(八)^ 増田聡 著﹁データベース、パクリ、初音ミク﹂、東浩紀・北田暁大編 編﹃思想地図. v.1﹄ 特集・日本、日本放送出版協会、2008年、172頁頁。ISBN 978-4-14-009340-5。
(九)^ Werde, Bill (2003年11月23日). “Could I Get That Song in Elvis, Please?” (英語). New York Times 2009年11月19日閲覧。
(十)^ 岡田有花 (2008年2月22日). “クリプトン・フューチャー・メディアに聞く︵2︶‥﹁初音ミク﹂ができるまで”. ITmedia News (ITmedia) 2009年11月19日閲覧。