西東三鬼とは? わかりやすく解説

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さいとう‐さんき【西東三鬼】




19001962

西東三鬼

  

371962歿62 

西東三鬼

西東三鬼の俳句

うつくしき眼と会ふ次の雷待つ間
おそるべき君等の乳房夏来る
くらやみに蝌蚪の手足が生えつつあり
ひげを剃り百虫足を殺し外出す
みどり子の頬突く五月の波止場にて
みな大き袋を負へり雁渡る
中年や独語おどろく夜の秋
中年や遠くみのれる夜の桃
九十九里浜に白靴提げて立つ
倒れたる案山子の顔の上に天
僧を乗せしづかに黒い艦が出る
元日を白く寒しと昼寝たり
冬に生ればつた遅すぎる早すぎる
冬浜に老婆ちぢまりゆきて消ゆ
切り捨てし胃の腑かわいや秋の暮
占領地区の牡蠣を将軍に奉る
右の眼に大河左の眼に騎兵
哭く女窓の寒潮縞をなし
垂れ髪に雪をちりばめ卒業す
夕焼へ群集だまり走り出す
夜の桜満ちて暗くて犬噛合ふ
大寒の街に無数の拳ゆく
大寒や転びて諸手つく悲しさ
大旱の赤牛となり声となる
寒夜明け赤い造花が又も在る
寒燈の一つ一つや国敗れ
広島や卵食ふ時口ひらく
恋猫と語る女は憎むべし
昇降機しづかに雷の夜を昇る
春ゆふべあまたのびつこ跳ねゆけり
春を病み松の根つ子も見あきたり
暗く暑く大群集と花火待つ
木瓜の朱へ這いつつ寄れば家人泣く
杖上げて枯野の雲を縦に裂く
枯蓮のうごく時きてみなうごく
梅雨はげし百虫足殺せし女と寝る
梅雨富士の黒い三角兄死ぬか
水枕ガバリと寒い海がある
沖に船氷菓舐め取る舌の先
海から誕生光る水着に肉つまり
湖畔亭にヘヤピンこぼれ雷匂ふ
滅びつつピアノ鳴る家蟹赤し
炎天の坂や怒を力とし
炎天の岩にまたがり待ちに待つ
炎天の犬捕り低く唄ひだす
犬の蚤寒き砂丘に跳び出せり
白馬を少女瀆れて下りにけむ
百舌に顔切られて今日が始るか
秋の暮大魚の骨を海が引く
穀象の一匹だにもふりむかず
 

西東三鬼


: Wikipedia (2023/07/17 14:48 UTC )

西  190033515 - 19623741  30 


(一)^  1936149  
(二)^   西 西 16-17 
(三)^ 西  348-349 
(四)^  1946111 
(五)^  350 
(六)^ 西  358 
(七)^ 西.  . 2015210 
(八)^ ab西  346-347 
(九)^  438-440 
(十)^ 10158 
(11)^  238-240 
(12)^  442-443 
(13)^  201 
(14)^ 西  348 


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