その友はもだえのはてに歌を見ぬわれを召す神きぬ薄黒き
そのなさけかけますな君罪の子が狂ひのはてを見むと云ひたまへ
賀頌
東の空、
見よ、この日の、
かがやく、
いみじき光を。
めでたきかなや、
世の星なる、
麗はし、
良き姫めとらす。
雄雄しくいます、
日嗣の皇子、
げに、人皆、
とこしへ、
たのまん
ならびて
天つ
そのみなさけ、
優しく、
みけしき気高し。
咲きつぐ花、
此の白菊、
いざ、いざ、