宮城県への転戦指示を受け、移動の計画を練る兵庫県隊=3月13日午前、福島県郡山市、西宮市消防局提供兵庫県隊第一次派遣隊の動き 東日本大震災の直後、第一陣としては全国最大規模の緊急消防援助隊を出動させた兵庫県隊が、生き埋めになった人の生存の目安とされる「72時間」のうち90分間しか活動できていなかったことが明らかになった。情報が混乱するなか、総務省消防庁から転戦指示と待機が繰り返されたためだ。隊員たちは今も無念さにさいなまれている。 ■隊長「もっと何かできたのでは」 神戸市消防局によると、兵庫県の第1次派遣隊は、地震発生から約9時間後の3月11日午後11時30分に出発した。総務省消防庁が12日未明までに出動指示した24都道府県の中で、最大規模の252人が64台の車両で東京方面に向かった。 長野県付近を走行中の12日午前3時59分、同県栄村で震度6強の地震が発生。消防庁の転戦指示を受け、
住基ネットはなぜ『悪者』となったのか (共通番号[国民ID]を失敗させないために) ―住基ネット報道におけるセンセーショナル・バイアスと外部世論の形成に関する研究―主席研究員 榎並 利博 2011年3月 要旨共通番号(国民ID)の実現へ向けた議論が活発になっているが、この番号制度とは、これまで曖昧であった国民の受益と負担の関係を明確にし、国民が納得して新たな社会制度を構築していくための重要基盤として期待されている。しかし、10年前に同様な期待を担って構築された住基ネットは、共通番号になることを閉ざされてしまった。今回の共通番号が住基ネットの二の舞にならないようにするために、我々(政府・自治体、国民、マスコミ)はどうすれば良いのかという疑問が本論文の問題意識である。 住基ネットがこのような経過を辿った理由として、新聞の住基ネット報道においてセンセーショナル・バイアス(読者に衝撃を与えるような
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く