よく国際政治には永遠の敵も永遠の友邦もないという。 国益のためには悪魔との同盟も厭わないのが、冷徹な国際政治の現実であるからだ。 ヒトラーの侵攻を受けたチャーチルの絶叫がこれを語っている。 ﹁残忍非道な独裁者スターリン﹂との同盟を非難する英国議会にチャーチルが応酬した。 ﹁もしヒトラーが地獄を侵攻するなら、悪魔とも喜んで同盟を組む﹂と。 教科書にだけ出てくる話ではない。 独島︵ドクト、日本名・竹島︶と慰安婦問題をめぐっていま私たちが直面している北東アジアの国際政治の現実でもある。 韓日関係がいつ同志的関係から敵対的関係に変わるか分からない状況が展開されているからだ。 歴史的な敵対感を越えて、未来志向的な韓日関係に自信を表してきた政府だ。 中国の浮上と朝中同盟に対応するため、日本と軍事情報協力を貫こうとしていた政府だ。 また米国を中心に日本と事実上の“バーチャル同盟”を形成してきた政府だ。
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