複数個の小惑星や彗星を探査機で巡る軌道を見つけるには膨大な計算量が必要だが、専門家の「経験」をモデル化した機械学習で計算を大幅に短縮する手法が考案された。 【2022年7月28日 JAXA宇宙科学研究所】 太陽系内ではこれまでに100万個以上の小天体が発見されている。それに対し、探査機が直接探査した天体はイトカワ、リュウグウなど約20個しかなく、得られている知見に大きな偏りがある。 こうした状況のなか、1機の探査機で複数天体をフライバイする「マルチフライバイ方式」による探査が注目されている。とくに効率的とされるのが、小惑星をフライバイしては地球に戻ってフライバイし、また別の小惑星をフライバイすることを繰り返す「小天体フライバイサイクラー軌道」だ。地球に戻るたびにスイングバイによって軌道を効果的に曲げることで、燃料を大幅に削減できる。昨年10月に打ち上げられた、木星のトロヤ群小惑星を探査する
グーグルで「世界一危険なおもちゃ」と検索すると、スクリーンには「The Gilbert U-238 Atomic Energy Lab」と出てくることだろう。 これは、アメリカで1950年に発売された「子供用原子力研究セット」だ。A.C ギルバート(A.C Gilbert)というアメリカ人元アスリートの玩具開発者により発明されたこのおもちゃは、現在シカゴの科学産業博物館に展示されている。 名前からして危険な匂いのするこのセットの中には、放射線ウランが入っており、このキットで遊ぶ子供たちが核分裂を体験できるようになっている。 結果としては、あまり売れず数年後には発売停止になったが、どのようなものだったのか、危険性はなかったのかなど詳しく見ていこう。
──進化の過程をツリー状にまとめた「進化系統樹」。英研究チームは、過去100年以上にわたり作成されてきたこうした図に多くの誤りが含まれていると指摘している 現在地球上にあるあらゆる生命は、共通の祖先をもつと考えられている。太古の昔に生命が誕生した時点では単一の種の菌が存在したのみだったが、時代が下るとともに分岐を繰り返し、現在のような多様な生命が育まれるようになった。 180キロ以上に広がる世界最大の植物が発見される こうした進化上の分岐のようすを図にまとめたものが、「進化系統樹」と呼ばれる図表だ。まるで生物の家系図のように、近縁関係を表している。系統樹はさまざまなスケールで作成されており、生物全体を扱う包括的なものもあれば、鳥類に限定したものや、より小さなグループに特化したものもある。いずれも類似する生物同士を樹形樹状に整理することで、進化の過程でどのように枝分かれしてきたのかを推定した
ジョウビタキの繁殖調査を続ける中高生姉妹 鳥取・大山を舞台に つがい外父性、さえずり……新しいテーマへも挑戦 米山正寛 ナチュラリスト 「冬鳥」のジョウビタキが国内で子育てを始めている――。論座にそんな報告を掲載する中で、中国山地における繁殖地のひとつ、鳥取県の大山(だいせん)で中高生の姉妹が調査に取り組み、日本鳥学会大会でも発表をしていることを知った。同県米子市在住の楠(くすのき)ゆずはさん=県立米子東高校2年=と楠なづなさん=市立福米中学校2年=だ。未解明のことが多いジョウビタキの繁殖生態を明らかにしようと、足しげく繁殖地へ通って観察を続けてきた2人にオンラインで話を聞いてみた。ご両親をはじめ、さまざまな関係者のサポートを受けながら鳥類への関心を育んだ2人が、地道に集めたデータをもとに科学的な視線で調査の対象と向き合っている姿は、とても印象的だった。 ゆずは(以下、ゆ) もともと生きも
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