コロナ禍によって新撮が困難になったテレビ業界において、いち早く積極果敢に、自局のドラマ・アーカイブ︵過去作品︶を活用し、話題を呼んだ局がある。それがTBSだ。4月以降、TBSの再放送ドラマが軒並み話題となったのだ。﹃恋はつづくよどこまでも﹄﹃下町ロケット﹄﹃ノーサイド・ゲーム﹄﹃逃げるは恥だが役に立つ﹄など、最近のヒットドラマの再編集版を次々と放送︵以下、関東地区での放送に基づく︶。 特に﹁恋つづ﹂こと﹃恋はつづくよどこまでも﹄の再編集版﹃恋はつづくよどこまでも胸キュン!ダイジェスト﹄の平均視聴率は10.6%︵ビデオリサーチ、関東地区︶と二桁を記録したという。TBSのドラマ・アーカイブ活用はさらに過去にさかのぼり、2009年、2011年放送の﹃仁-Jin-﹄や、1995年の﹃愛していると言ってくれ﹄の再放送を展開。リアルタイム層を懐かしがらせつつ、新規層も取り込んでいるようだ。 これらの再
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