その日、あたいがゲイ風俗の控え室に帰ると見慣れない顔の子が二人ほどいた。 ゲイ風俗には絶えず新人ボーイが入店してくる。 そして自分が出勤していない間に新人が店に馴染んでいて、長い間挨拶できていないことなどもしばしばある。 早速いい機会だと思って、あたいは二人に名前(源氏名)を名乗った。 「あたいもちぎ。二人とも新人くんでしょ? 何かわからないことがあったら、すぐにあたいか店長に聞いてね」 そう言うと二人は顔を見合わせてクスクスと笑っていた。 「俺たち、他店からの渡り鳥なんで、ゲイ業界長いっすよ。別にわからないこととか無いですから」 渡り鳥とは、ゲイ風俗の移籍経験があるーーつまり複数の店の在籍経歴を持つ男の子のことだ。 あたいが働いていた新宿には大手だけでも当時4店、他にもウリセンバーやマンション型のウリセン、マッサージ店も含めればたくさんのゲイ性産業が存在していた。従事する人間の数も地方の
性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センターの運営費につき、国が半額補助する「性犯罪・性暴力被害者支援交付金」が、①平成31年度、この交付金が8000万円削減されていたというニュースが入ってきた。しかも、②その積算根拠が、1日8時間・支援員2人・時給1000円を基準としていることが明らかになった。 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-10-27/2019102701_04_1.html 非常に情報量の多いニュースなので、①の意味から、整理していこう。 内閣府が平成24年3月作成した「性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター開設・運営の手引」によれば、性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センターとは、「性犯罪・性暴力被害者に、被害直後からの総合的 な支援(産婦人科医療、相談・カウンセリング等の心理的支援、捜査関連 の支援、法的支援等)を可能な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く