ビギナーズ、第7回のテーマは﹁“もの”に語りかける﹂。“もの”から俳句を作るための第一歩を体験してもらう。 前回の俳句基礎講座では、“何気ない日常”を素材にして、俳句を作ることを学んだ。今回は、倉田主宰の実践例をまじえながら、身近な“もの”に語りかけ、俳句を作ることに挑戦する。 倉田主宰は、﹁“もの”に語りかける﹂とき、まず“あいさつ”からはじめる。“あいさつ”することで、“もの”と自分の間に会話が生まれ、その会話を素材に俳句を作ることができるという。下の写真は、実際に倉田主宰がある春の日、雨にぬれている石とした会話のやりとり。倉田主宰は、まず石に﹁こんにちは﹂とあいさつした。すると、石は弱々しい声で﹁こんにちは・・・﹂と返事をした。