前回のエントリで予告した﹃帝国の慰安婦﹄への感想エントリを書く前に、前から書いておきたかったことがいくつかある。その一つが﹁慰安婦﹂問題の話題の際に時折耳にする﹁当時は貧しかったから身売りは仕方がなかった﹂という言葉についてだ。以下の動画でも西岡力氏が何度も口にしており、ずっと引っかかっていた。 *1 動画中で西岡力氏は、﹁当時は日本も韓国も貧しかったので身売りは仕方がなかった。自分も解決すべき問題だったと思うが、戦後の高度経済成長を経て社会が豊かになることで克服された﹂という主旨の発言をしている。 だがこのような人に問いたい。現在、貧しい人が身売りを強いられるのも仕方がないと言うのか?と。 実際に昨年話題になった生活保護申請の女性に﹁ソープで働け!﹂という対応 大阪市だけでなく﹁氷山の一角﹂という記事でも見られるように、貧しければ身売りもやむなしというのは決して過去の話ではない。しかし、